am7:00
血まみれの長男。飛び上がる一同。
顔と、服と、ベッドと枕が、べっとりと大量に、血塗られている!
「どした!!」
壁際に、忍者の様に貼り付いた<じじじそ>。
恐る恐る、ケンタに聞く。
「へ? なにが〜?」
長男、寝惚けている。
「顔! 顔顔っ!!」
ケンタ、洗面所に入って行く。
「うわ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」
鼻血だ。大量の。
昨日、興奮しすぎて出ちゃったのだろう。
長男は、真っ青な顔で、右往左往している。
「だいじょぶだよ。疲れただけ。顔洗って、これに着替えな」
みんな、一発で目が覚めた。