「家電ひと口メモ」の巻


この4月から、(これを書いているのは13年1月です)家電が粗大ゴミで出せなくなり、
数千円払って、引き取ってもらう事になりますよね。
 ですから、我が家は、今のうち、4キロの洗濯機を8キロのに買い換える事にしたのです。
 もう、かなり古くて、ぼろぼろですが、がんばって働いてくれていたので、
買い替えには少し抵抗があったのですが、、洗濯機を一日中回していないと
追いつかない状態には、少し疲れました。
 それに、膨大な上下水道使用量!
今時の洗濯機は、バスポンプが標準仕様で、スイッチオン、で、勝手に風呂水を取り、
足りなくなると水道水を足す、など、ものすごく「省資源・省手間」らしいですね。
 もうすぐ末っ子が1歳になり、お勤め再開も近いので、こりゃ大助かり。
 そんなわけで、いざ、<○○○電気>へ!

まず、年配の店員に声を掛け、バスポンプの機能を聞くと、
「うーん、大丈夫だと思いますけど・・・」と、目が泳いでいる。
(何が大丈夫なんだよっ!)
 メーカーの違いを尋ねると、
「うーん、どこもおんなじようなもんですよ、センタッキなんて・・・」だって!
 わかんないなら、わかんないと言え!
彼は完全にどこかの会社をリストラされたオヤジだろう。
わからないなら、すぐ調べてくれよー。
 仕事に対して不誠実だからリストラされたんだろうが!・・・・・・と、
勝手にリストラオヤジと決め付けて、違う店員に声を掛けてみる。
 「メーカーの違いは?」
「A社とB社は、節水に命掛けてます。でも、水が少ないと汚れが落ちません。
だから、A社はあらかじめ塩を入れて、水をイオン化して、洗浄力を上げています」

 「でも、塩、入れなくても洗えるんでしょ」
「汚れ落ちは、旧式のものより、むしろ悪くなります。水、少ないですから」
 「B社は、粉石けんをあらかじめセットして、汚れや量に応じて溶かしてから、少ない水量で洗います」

「うち液体の洗濯石鹸使ってるんですよね。やっぱA社かなあ」
「A社は、自社製品用に、この液体洗剤を薦めています。でも、高いし、どこにも売っているという
わけでもないし、塩入れて普通の洗剤使う方が現実的だと思います」

「ほほー」
「でも、洗剤は少なめに入れてください」
「へ?」
「水、少ないですから。すすぎきれませんから。洗剤カスも残るし、肌にも良くないです」
「なるほど。そうそう、7キロと8キロ、ドラムの大きさ、あまり変わらないように見えるんですけど」
「パジャマ上下、それで500グラムから1キロの違いだそうです」
「ほっほー」

 下世話な質問にも即答なのです。
でも、オタクの人みたいに、知っている事をしゃべりまくるのではなく、
こちらが聞いた事に対して、的確な答えを、わかりやすく即答するのです。
 すごい! プロというのは、こういう人のことを言うのでしょう。
 ちなみに、ファンヒーターは意外に省電力な事(ビデオ程度)、また、
<5秒点火>の機能を使っていると、常に保温している状態なので、多少電力がかかる事なども
教えてくれました。(聞いたので)
 他にも、家電に関する素朴な疑問にも、やさしく教えてくれました。
 
 本当に、プロって、かっこいいです。
そぱにいた夫より、瞬間ラブ指数、上がりました。

 どんな仕事も、プロ意識を持って取り組もう、と、心に誓った一日でありました。