しその草いきれ 「トイレリフォーム」
トイレの壁にペンキを塗っても、
1年もしないうちに剥がれてしまう。
表面がツルツルの合板なので、ペンキをはじいてしまうし、湿気が酷いので、それも仕方がないのかもしれない。
しかし、築30年超の古家で、
トイレがボロボロだと、悲壮感がキツ過ぎるので、今まで何度か塗り直したが、ビリビリに剥がれて、余計におどろおどろしくなっていた。
そこで、トイレの壁のリフォームを決行。
まず、トイレタンク周辺に、テレビコマーシャルでおなじみの「機能性壁紙」を張ることにした。
ここは、7人家族のうち5人いる男性による尿の飛び散りが付着する部分で、しょっちゅう拭き掃除をする必要があるので、水ぶき可能で抗菌加工、防臭機能もある機能性壁紙を使う。
まずは、壁に防かび剤入りのボンドを塗る。
さらに、裏紙に水を塗り、ビニール袋に入れてしっとりさせた壁紙を張る。
同じくタンクの後ろ側にも、機能性壁紙を張る。
空気が入ったり、端がうまく加工できなかったが、この素人工事っぽさが、温かみのある味になったりする。(ホントか?)
次に、幅15センチにカットしたベニヤ板を腰板風に壁に打ち付ける。
この際、最初に防かびボンドで壁に貼ってから釘を打った方がやりやすかった。
トイレの奥は、狭くて釘が打ちにくいので、スリムな四男(中2)が担当。
同様に、手前部分にも腰板風の板を取り付け、ミルキーホワイトのペンキを塗る。
色は、最初、濃い茶色にしようと思ったのだが、狭いトイレで多くの面積を濃い色で囲むと、より狭く感じてしまうので、明るくて、次の塗り直しに響かない白系にした。
写真は、一度塗りの状態。
壁と天井は、前回塗った水色の状態。
このままでも明るくていいのだが、
細部のペンキの剥がれがあるので、やはり、あれを塗るしかない!
オレンジの珪藻土を壁と天井に塗る。
珪藻土は、湿気を吸ったり吐いたりして、丁度いい状態に調湿してくれるし、
アンモニア臭を吸い取り、環境ホルモンなども吸着、分解してくれるので、おしっこ臭いトイレにもってこい。
ついでに、腰板に使ったベニヤ板の接着剤やペンキの匂いや有害物質を吸い取ってくれるので、言うことなしだ。
まだ施工が途中なので、床に新聞紙を敷いたままだが、外から見ると、こんな感じ。
この後、木で棚やトイレットペーパーホルダーを取り付け、植物などを飾る予定。
トイレのドアの内側の上部は、
盲点だし、多少スペースがあるので、
予備のトイレットペーパーなどを収納する棚を取り付けようと思っている。
工事は、まだまだ続く。
今回掛かった材料費は、1万円強。
トイレの直しが終わったら、次は、台所の床を張る工事が待っている。
古家に住むと、毎日がリノベーションである。
(しその草いきれ)2013.5.7.あかじそ作