「アレルギー4兄弟! その親に熟睡という文字はない」の巻 


長男と3男は、アトピーと喘息持ちだ。
アトピーは、寝入りばな、めちゃくちゃ痒い。自立神経の関係でそういうことになるらしい。
毎晩毎晩、狂ったようにかきまくり、泣き叫び、暴れる。もう血だらけである。
喘息は明け方やってくる。季節の変わり目や、台風で気圧の変化とともに現れることが多い。
風邪をひいたり、疲れた時も危ない。
 親は・・・、一晩に何度も起こされて、やれ薬だ、吸入だ、夜間救急病院に行かねば、
などと、眠れぬ夜を繰り返す。
 4人ともアレルギーだが、幸い、次男は体力があるため、めったに喘息の発作はおこさない。
ただし、風邪をひくと必ず中耳炎になってしまう、耳鼻咽喉関係よわよわタイプだ。
 4男が生まれて1ヶ月して、アトピーの湿疹が出てきた時には、さすがにクラクラした。
どっちにしろ、私が産む子はみんなアレルギー持ちなのだ。
私自身、ひどいアレルギーなのだから。

 弟は喘息持ちで、私は鼻から息をしたことがない、味覚のわからない重症の鼻炎なのだ。
 眠れなーい。
アレルギーの子を持つと、一晩ぐっすり眠ること、それ自体が夢のようなことなのだ。
 さあ、今日もこれから布団に入るところだが・・・、4男が耳の周りをかきむしりながら泣き始めた。

やっぱり今夜も、ねっむれなーいのねーん。