「めんどくさいヤツ」の巻

 学生時代の友人に、とてもめんどくさがりやの男がいる。
ルックスは悪くないと思う。その低くて甘い声はお世辞抜きでシビレル。
性格も良い。素直で愛すべき男である。

 ところが。
めちゃめちゃめんどくさがりで、しょっちゅう、
「めんどくせー」「めんどくせー」と言っている。
そのくせ、惚れる女はダントツにめんどくさい女ばかりときている。

「女はめんどくせー」と、語るが、それは違うよと私は言いたい。
「女がめんどくさいのではなく、めんどくさい女がめんどくさいのだ」と。

 それじゃ、気の利いた、
めんどくさい事を全部やってくれる相性のいい女とつきあえばいいのに、
そういう人には興味がないらしい。

・・・・・・うーむ。エンドレス。