「あ、雪...」 ティファは日記を書き終えると、窓の外に映る雪の姿に気が付いた。 「え?雪?」 エアリスはティファの声に同じように窓の方を見た。そして窓に歩み寄った。 「ティファ、窓開けていい?」 「うん、いいよ」 エアリスは窓を大きく開け、雪を眺めた。 「綺麗...」 エアリスは腕を伸ばす。雪はエアリスの掌に触れた瞬間に消えてしまうような淡い雪だった。 残るのは冷たい感触だけ。それでもエアリスは雪に触れていたかった。 ティファも窓辺にやってきて、雪を眺め始めた。 「まさか此処で雪を見れるなんて思わなかったわ」 そうしてエアリスと同じように腕を伸ばした。 (「淡雪」より) |
作品名 : 淡雪 |
使用ソフト: MyShade, Photoshop 5.0 |
かなり前に霜月さんに「淡雪」という小説を贈りました。 その時そのイメージ画像を作りたいと思いながら、作れませんでした。 そして今になって3DCGのエアリスが完成したので思い立って作り、霜月さんに贈りました。 苦労したのはエアリスの口。いろいろ試行錯誤してなんとか作りました。 ここでは画像は1つですが、霜月さんのHPには2パターンあります。 (単に視点位置が違うだけですが...)。 是非、霜月さんのHPで見てくださいね! |