全てのはじまり −あとがき−


「全てのはじまり」は実はかなり前に書いてありました。といっても、宝条の研究ノートの部分だけですが。
研究ノートといっても、実際は日記みたいですね(^^;)
僕は科学者ではないので実際にこういう事を書くのかどうか分かりません。
ただ、僕が科学者なら研究過程の感想とか書くような気がします。それは僕が文系の人間だからでしょうけど。

ルクレツィアとヴィンセントがどういう関係だったのかはゲームでは余り良く分かりませんが、
僕は互いに惹かれていたとは思います。ただ、恋人という関係までは進んでいなかったと思います。
ルクレツィアは研究のため、ガスト博士のためにと自らの身を捧げたのでしょう。
確かに愚かだとは思います。でも、彼女にとってはとても大切な事だったのでしょう。
でも、僕には絶対出来ないですね、きっと。僕にとっては仕事は家族あってのものですから。

一人の人間が出来ることはとても小さい事のように見えますよね。
でも、チャンスさえ与えられれば多くの人を不幸にする事だって出来ます。宝条は正にそういう人間です。
自分では多くの人を不幸にしていると意識していなかった(意識していないのが最大の不幸かもしれません)筈です。
宝条にそういうチャンスさえ無ければ何も起きなかったでしょうね。
ある意味で最近起きている少年犯罪もそういう事の裏返しかもしれません。
自分がちっぽけな存在だから、誰にも注目されない存在だから・・・それで犯罪を犯し、自分の存在をアピールする。
本当は違うんですよね。
ちっぽけな自分でも多くの人に影響を与えているんですよね。もちろん、新聞ネタにはなりませんが。

話が逸れてしまいました(^^;)
ユフィの行く末が気になりますね〜。この小説でうまく決着がつくと良いのですが...。