私は 何人もの人間を 殺めてきた
罪もない 女子供
家族を護ろうとする 男達
どんな 人間でも殺してきた
その度に 返り血を浴びて
金髪が 真っ赤に染まっていく
でも あの頃の私は それを止めようとはしなかった
自分を 自分自身を 護りたかった・・・
そうでなければ 皆 私を見てくれないから
しかし 私は 人を殺めることを やめた
帝国を・・・・ うらぎったのだ
体中が 傷だらけだ
自分の 血の匂いがする
帝国の 兵士達は 私が 女将軍だったころとは
違う顔で 私を殴り続ける
もう ここで死んでもいい
今までの 罪が 償えるなら・・・
バタン
『大丈夫か』
飛びこんできたのは 一筋の光・・・
その光が 私を変えていくなど
この時は まだ気づかない・・・
運命の出逢い