好きな小説

書籍名 「天城峠殺人事件」 出版社 光文社
この作品は、“錯覚”をうまく利用したストーリーでした。内田先生の書かれる
作品としては、珍しく芸能界に身を置く、女の子が被害者となる作品です。
私が、先生の作品を好きなのは、その犯罪の動機にいつも、気持が動いて
しまうからです。共感といったら、まるで私が犯罪を犯すみたいだけど。。(笑)
なるほど、そういう理由だったら、やむをえないなと思わせてしまう、動機が
多いからです。だけど、この作品に関しては、どちらかと言うと、動機は許せ
ない。私が、この作品を好きなのは、多分。。その“錯覚”を利用したトリックに
に惹かれているからだと思うのです。なるほど、それだったら私も錯覚してしま
う。そんな作品です。あとは、私は頭悪いので。。(笑)あんまり動機とか、その
背景とかが複雑な作品は、記憶しきれない。。のだけど、この作品は比較的
判りやすい作品なのです。どうしてだか、そういったものをはっきり記憶してい
る作品です。
書籍名 「白鳥殺人事件」 出版社 光文社
この作品が出版された頃丁度世間を「グリコ・森永事件」が騒がしていた頃で
この作品のモチーフは、この事件であったと思います。私が、この作品を読ん
だのは、出版されて大分経った後で、読んだときに世相と違うので、もっとタイ
ムリーに読んでいたら、きっと感想も違っただろうなと思いました。お菓子の業
界で起きた事件が、実はその業界の人間の犯行だと結びつける辺り、さすが
だと思った記憶があります。同じ業界であるがために、起きる軋轢とでも言うか
、そういったものが動機としてあったとしても、おかしくはないと思いました。動
機としては、もっと別の理由が絡んでいたと記憶してるけど、何分、本を誰か
に貸したまま。。戻ってないので^_^;再読するために、本屋でも行くか(笑)
ただ、私の中であの事件は、スーパーに並んでいる、食べ物にも危険なも
のがあるという衝撃を与えた事件だっただけに、それをモチーフにしたこの
作品は読み応えがあるものでした。