1994年〜1996年が私の同人誌活動のピークだというのは、この本を作った事でもよく判ります。これは当時国内レースを頻繁に見に行った事も影響して作った「富士スピードウェイ」に関する本なんです。
あの頃はフォーミュラー・ニッポンが、まだ全日本F3000と呼ばれていた時代ですし(最後の年だった)、星野一義もまだフォーミュラーに乗ってました。30度バンクも閉鎖になってましたが健在でしたし、レース場には華やかになる前のオイルの匂いと男のロマンの雰囲気が残っていたのもまた事実でした。
私は当時、そんな雰囲気を本に残したくてこの同人誌を作りました。ただ、モータースポーツ系でない私が作った本ですから、元々そちらの系統の同人誌とは雰囲気が違ってましたので、売るのはとっても苦労した思い出がありますね。
ちなみに、この本は当時のレーシングオン誌上の同人誌コーナーにて応募して、その後紹介されたのは良い思い出です。
余談ですが、これを作ってから7年後、2003年に改修前の最後のイベントに行って、数々のイベントを楽しみ、そして終了後会場のピットレーンにて飯を食いながら花火を見た時に、私のレース観戦への「こだわり」は終わりを告げました。
楽しい日々だったよ...。
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