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一眼はなぜ大きい

一眼レフカメラでは、撮影レンズを通った光をファインダーに分岐するためにレンズとフィルムの間にミラーが配置されています。このため、マウントからフィルムまでの距離はどのメーカーのカメラでも30mm〜40mm程度あります。

一方交換レンズには、どこのメーカーでも焦点距離が20mm程度の超広角レンズがラインナップされています。

焦点距離が20mmということは、マウントからめりこませて装着しないといけないことになりますが、そんなことはできません。そこで、最後尾のレンズとフィルムとの距離(バックフォーカスと言います)が焦点距離よりも長くなるような設計をします。このように設計されたレンズをレトロフォーカスタイプと呼びます。言ってみれば「光学的に無理をした設計」になっているわけです。無理をしていますから描写性能が悪くなりがちなのですが、一眼レフカメラの描写性能が悪くては困りますから、設計をがんばらないといけません。一眼レフカメラの交換レンズが高価で大きい理由のひとつがこのレトロフォーカス設計にあります。当然広角から始まるズームレンズも高価で大きくなりがちです。

昔のズームじゃないコンパクトカメラの写りが安価な一眼レフよりも良かったりする理由もこのあたりにあると思われます。

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