Sphaerexochus ( Onukia ) sugiyamai | |
オヌキア スギヤマイ |
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高橋完治氏が知人を樋口沢に案内したとき転石から発見したもの。露頭は確認されていない。 産出した個数は不明だが、かなりの密集塊だったようだ。氏を伴って再調査し、私も幾つかの頭・尾部標本を得たが、 その後の追加標本は得られていない。 シルル紀の直角石 もう時効だから?白状するが、当時の私達「気仙沼高校地学部地質班」はしばらくの間 Onukiaの露頭探しをしていた。 その際保存の良い珊瑚化石とともに風化面に細かい化石が露出する石灰岩を見つけた。 それは割って化石を取り出せるような岩ではなかったので、酸処理を試みることにした。 私達は部室でもある地学準備室にあった塩酸を始め、酢酸.希硫酸に至るまで無断で使い果たし 甲斐あって幾つかの化石を取り出したのである。 その中に長さ3cmほどの直角石があった。縦割りの状態で取り出され、隔壁がきれいに残っていた。 シルル紀の頭足類は貴重なものだと思うが、文化祭で展示した時残念ながら紛失してしまった。 |
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