宮沢賢治の詩碑 山の晨明に関する 童話風の構想」

(碑の背面には「下背に日の 出を持つ山に関する童話風の構想」よりと、下書稿(二)の題名が使われている。)の末尾の六行
おお青く展がるイーハトーボのこどもたち
グリムやアンデルセンを読んでしまったら
じぶんでがまのはむばきを編み
経木の白い帽子を買って
この底なしの蒼い 空気の淵に立つ
巨きな菓子の塔を攀ぢよう

と彫られている。大迫町が、昭和47年10月16日、「早池峰を愛した賢治を顕彰すると共に岩手国体の開催を記念し建立した」 もの。