然別湖でカヌー
  北海道を去る時が近づいた9月のある日、数年ぶりにカヌーを引っ張り出した。友人のぷうた君(仮名・笑)が私がいなくなる前に是非カヌーに乗せて欲しいと言ってきたからである。

私もジムニーの屋根に艇を載せて帰らなければならないし、その為には部屋から出して数年分の埃を洗い流してやる必要がある(笑)
いい機会だからホイホイと引き受けた。

 やって来たのは然別湖北岸野営場 である。某「水曜どうでしょう(笑)みたいにド素人をいきなりユーコン川に放り出すことは・・してみたいけど無理だったんだなあ(爆)

せめて釧路川・・ってのも考えたけど、一人乗り一艇ではぷうた君が沈して泡と散るのを見届けることも出来ないじゃないか!(爆々)  ・・ってことで、湖でパシャパシャやってお茶を濁すことにしたのだ。 
 私の艇は、正確にはカヤックである。ジムニーに載せても警察に呼び止められない長さで、初心者向けの艇だ。オールマイティで川でも海でも使える。安定性は抜群で、静水上なら自ら沈しようと思わない限り ひっくり返るものじゃない。残念だが安心しろ、ぷうた君。

 軽いレクチャーの後、先ず私が乗ってみせる。
う〜む、久々の感覚だ・・
湖畔の紅葉を見ながら漕ぐカヌーも悪くない。
でもやっぱり湖じゃ5分で飽きるな・・・・

 次はぷうた君だ。赤いスプレースカートを装着した姿が素敵だぞ(爆)
( 顔にもやが掛かっているのは、自主規制とか心霊写真とかじゃなく(笑)、
ウォータープルーフケースに入れたデジカメが曇ったため )
そ・その腹、カヌーに収まるのか ぷうた君 何を怖れるのか、岸からちっとも離れないぷうた君。
 艇が岸から離れた途端、ぷうた君の体が艇とともに左右にグラグラと揺れた。焦りまくるぷうた君に、私も焦る。まだカメラの準備が出来てないんだ!(爆)

とりあえず漕げ、漕げっ!」自転車と同じ、漕げば安定する。慌てふためくぷうた君も一漕ぎするごとに艇は安定し、平静を取り戻していった。さすが初心者用カヤックだ、あんなんでも沈しない(笑)

ぷうた君も すぐに慣れて湖上をスイスイ行けるようになった。こうなると、見てるほうはつまらない。

オーイ、もうカメラの準備は出来たから何時沈してもいいぞぉ〜
ちょっとシンドい距離だったが弁天島へ。
上陸するときコケてずぶ濡れになった(T-T)

北海道某ローカル局のバラエティ。道内での本放送は一応終了したが、
そのリメイク版「どうでしょうR( リターンズ )を放送する局が未だに増えつつある。
impress TV で「ユーコン川160キロ」シリーズを無料配信中。
因みに私のジムニーのスペアタイヤケースにも「水曜どうでしょう」のロゴが貼ってある。
見つけても石を投げないように(爆
)

update 2003.1.7