CIGVI 地球村研究所
Creative Institute for Global Village

◆ 複眼で見る中東報道 ◆
中東地域の報道を通し、国際社会の現状を複眼的に考えよう


*日本のマスメディアであまり取り上げられなかったニュース(英語・電子版)を中心に拾っています。
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2008年1月〜
☆随時更新します。
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中東和平関連new!その他の地中海地域関連new!イラク関連new!
イラン関連アラビア半島関連北アフリカ関連トルコ関連その他


◆ 中東和平関連

《2008年4月》
  • パレスチナ自治政府のアッバス大統領は4月24日のパレスチナ人捕虜の日に際し、訪問先のモスクワ大学で演説を行った(テレビ放映された)。その中で、同大統領はイスラエルとの和平交渉にはパレスチナ人捕虜の釈放が含まれなければならないと述べた。(4/17ハーレツ) new!
    http://www.haaretz.com/hasen/spages/975992.html
  • ヒズボラが運営するテレビ局アル・マナールは4月17日、シリアのバッシャール・アサド大統領が、現実に起こりうることとしてイスラエルとの戦争に備えていると話したと報じた。その一方、同大統領はダマスカスで開かれたある会議において、現状ではイスラエルとの間の戦闘は起こらないと見ていると語っている。また同大統領は、イスラエルのリブニ外相が4月14日にカタルで行ったスピーチ(穏健派と過激派の間での戦いが行われて織、過激派がイスラエル・パレスチナ間の和平交渉の阻害を試みている旨の内容)を非難した。アサド大統領は、米国とイスラエルがイランをアラブの敵に仕立てようとしている、イランの政策と利益に対する誤解が作り出されていると見ている。(4/17ハーレツ) new!
    http://www.haaretz.com/hasen/spages/975950.html
  • ヨルダンのアブドラ国王は4月16日リヤドを訪問し、アブドゥラ・サウジ国王と二国間関係の強化、および中東和平プロセスを中心とした地域情勢などについて協議した。両首脳は地域が直面している脅威の増加に鑑みれば、アラブ人が直面している危機と取り組み、その利益を守る最善の方法は継続的な協調と協議、協力の活発化である、と強調した。また中東和平については、パレスチナ人とイスラエル人が、アラブおよび国際社会がパレスチナ問題と最終地位問題について公平で包括的な解決に向けて行っている努力を活用することが必要だと述べた。さらに、中東和平プロセスにおける真剣かつ真の進展に向けての作業の遅れは、この地域にさらなる暴力と不安定性をもたらすことになると述べた。(4/17ヨルダン・タイムズ)
    http://www.jordantimes.com/?news=7239
  • ヨルダンのアブドラ国王は4月15日、同国を訪問したパレスチナ自治政府のアッバス大統領と、パレスチナ・イスラエル間の和平協議の進展状況について会談を持った。会談の中で、アッバス大統領はアブドラ国王に4月13日のオルメルト・イスラエル首相との会談について報告した。同大統領は記者会見で、今後ロシアで開催予定の国際会議のアジェンダの協議のためにワシントンとモスクワを訪問することになっていると述べた。また、同国王は、エジプトのムバーラク大統領に、パレスチナ・イスラエル問題を中心とする地域情勢と中東地域の問題に関する二国間およびアラブ間の協調に関する内容の書簡を送った(Bassem Awadallahヨルダン王室長官がムバーラク大統領に渡した)。(4/16ヨルダン・タイムズ
    http://www.jordantimes.com/index.php?news=7204
  • ハマスの政治部門指導者のメシャル氏は、4月3日付パレスチナ紙Al-Ayamの特別インタビューで、1967年の国境、エルサレム、難民帰還権を有する、完全な主権国家としてのパレスチナ国家樹立という立場は、2006年の国民合意でパレスチナとして一致を見ているとし、こうしたパレスチナの立場は多くのアラブ世界でも受け入れ可能だろうと述べた。(4/3ハーレツ)
    http://www.haaretz.com/hasen/spages/970759.html
  • ヨルダンのアブドラ国王、エジプトのムバーラク大統領は4月2日、カイロで会談を持ち、アラブの共同行動と結束を強めることの必要性を強調した。またイスラエル・パレスチナ間の和平交渉、レバノンおよびイラク情勢などについても協議した。遅れてパレスチナ自治政府のアッバス大統領も加わった。彼らは、中東和平交渉への米国の一層の関与を訴えた。(4/3ヨルダン・タイムズ)
    http://www.jordantimes.com/index.php?news=6892


  • 《2008年3月》
  • イスラエルのバラク外相とパレスチナ自治政府のファイヤド首相が、3月30日のライス米国務長官との会談で、今年末の最終和平合意に向けての具体的ステップとして、イスラエル側が西岸地区の路上バリケードおよそ50を撤去し、パレスチナ側は西岸でのテロを防ぐ努力強化で合意したと、米国側よりの声明が発表された。また同声明によると、イスラエル・パレスチナ両者は西岸地区での経済開発を促進することでも合意した。同日、ライス国務長官はエルサレムでの記者会見で、米国はイスラエルによる50のバリケード除去の進捗を追跡調査するつもりだと述べた。(3/30ハーレツ)
    http://www.haaretz.com/hasen/spages/969618.html
  • パレスチナ自治政府のファイヤド首相は3月19日、米国が間もなく同自治政府に直接1億5000万ドルの支援金を供与してくれると発表した。2007年12月のパリでの国際会議で米国が公約した5億5000万ドル(3年間)の一部。(3/19イェデオト・アハロノト)
    http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-3521144,00.html
  • イスラエルに収監されているタンジームの指導者マルワン・バルグーティー氏は3月17日、2009年か2010年に実施されると見られるパレスチナ自治政府の大統領選挙への立候補を検討している旨、弁護士を通して述べた。一方、政治・世論調査パレスチナ・センターが東エルサレム、ガザ、西岸で1270人のパレスチナ人に、3月初旬にイスラエルのガザへの攻撃後すぐに実施した世論調査では、もしパレスチナ自治政府の大統領選挙が実施されたらとの問に対し、ハマスのハニヤ氏が47%、アッバス現大統領が46%を獲得するとの結果となった(2007年12月に行われた同様の世論調査では、ハニヤ氏38%、アッバス氏56%であった)。しかし、ハニヤ氏とバルグーティー氏が争う場合は、ハニヤ氏38%、バルグーティー氏57%を得票するとの結果となった。また、もし自治政府表議会選挙が実施されたらトの問には、ハマスに投票との回答が35%、ファタハに投票との回答が42%であった(2008年1月の調査ではハマス34%、ファタハ46%)。(3/18ハーレツ)
    http://www.haaretz.com/hasen/spages/965610.html
  • 3月14日付ドイツ紙Sueddeutsche Zeitungは、ドイツのメルケル首相と中東和平カルテットのブレア特使(前英首相)が共同で、6月はじめにベルリンにおいて中東和平会議を開催すると報じた。メルケル首相の報道官ウィルヘルム氏は同報道を認め、同首相は3月14日にパレスチナ自治政府のアッバス大統領と電話会談をしたと述べた。(3/15ハーレツ)
    http://www.haaretz.com/hasen/spages/964407.html
  • イスラエルおよび欧州の匿名の情報筋が3月14日に明かしたところによると、イスラエルは2月後半(ヒズボラのムグニエ軍事部門指導者が暗殺されて後、120人以上のパレスチナ人が死亡した5日間のイスラエルによるガザ攻撃以前の時期)に、シリア政府に対し第三者(欧州の仲介者)を通して、例えレバノンからであってもヒズボラによる攻撃があれば、イスラエルはシリアを標的とする可能性があるとの警告を伝えたという。(3/14ハーレツ)
    http://www.haaretz.com/hasen/spages/964411.html
  • パレスチナの関係筋からイェデオト・アハロノトが入手した情報によると、3月12日にベツレヘムでイスラエル国防軍によって殺害された4人のパレスチナ人の一人Muhammad Shahade氏(ファタハおよびイスラム聖戦に所属)の遺族が、3月14日にヒズボラのナスラッラー指導者の事務所から電話を受けたという。その電話で、同事務所は、Shahade氏の妻に、ナスラッラー師がShahade氏をヒズボラの殉教者に指定し、遺族に殉教者手当ての権利を与えると述べたという。また、この情報筋によると、Shahade氏はヒズボラと緊密な関係にあったとされ、先週のエルサレムの神学校への攻撃を計画したという。(3/14イェデオト・アハロノト)
    http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-3519164,00.html
  • 米国政府は3月10日、チェイニー米副大統領が3月16日より中東訪問に出発すると発表した。訪問先は、オマーン、サウジアラビア、イスラエル、パレスチナ西岸、トルコの予定。(3/10ハーレツ)
    http://www.haaretz.com/hasen/spages/962735.html
  • 3月8日付アルハイヤート紙は、エジプトのOmar Suleiman情報長官が3月6日、エジプトでのハマスとイスラム聖戦の指導者たちとの協議で、ガザからイスラエルへのロケット弾発射を中止すればガザへの攻撃停止にイスラエルが応じるとの提案をしたが、両組織とも提案を拒否した、と報じた。さらに同紙は、複数の匿名のエジプト情報関係高官の話として、現在ダマスカスにいるハマスおよびイスラム聖戦の指導者のみがイスラエルとの停戦を決定する権限をもっており、彼らの背後にはシリアの影響力があるだろう、そして、さまざまな証拠から見てシリアがレバノンから目をそらせる為にガザに注意を向けさせていると言えると報じた。(3/8ハーレツ)
    http://www.haaretz.com/hasen/spages/961985.html
  • 訪米中のヨルダンのアブドラ国王は、ワシントンのナショナル・パブリック・ラジオのインタビューで、イランはレバノンのヒズボラやガザのハマスを通してだけでなく、直接的な影響力を強めている旨警告した。同国王は、イラン政府の中でこうした政策を推し進めている人々は、パレスチナ人の部隊を乗っ取ったと述べ、和平プロセスの失敗は彼らのヤシンを助長させることになるだろう旨述べた。さらに、そのことが米国人、イスラエル人、パレスチナ人、アラブ人すべてにとって大変暗い未来をもたらすことになると語った。(3/8ハーレツ)
    http://www.haaretz.com/hasen/spages/961972.html
  • 3月7日付Al-Jazirah紙は、サウジアラビアのHamad Al-Manie保健相の発言として、アブドゥラ・サウジ国王が、イスラエルの攻撃により破壊されたガザのパレスチナ人の家屋の再建費用をサウジ政府が受け持つとの命令を発出した、と報じた。同保健相は6日、エジプトのシャルム・エル・シェイクでパレスチナ自治政府とエジプトの保健相との共同記者会見でも表明していた。(3/8アラブ・ニュース)
    http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=107629&d=8&m=3&y=2008


  • 《2008年2月》
  • UAEのマクトゥーム副大統領兼首相は27日、ドバイを訪問したパレスチナ自治政府のファイヤド首相よりパレスチナの現状についての説明を受けた。同副大統領兼首相は、パレスチナの治安強化とパレスチナの人々の生活状況改善、パレスチナ国家樹立の夢を達成することの必要性を強調した。(2/28ハリージュ・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/theuae/2008/February/theuae_February998.xml§ion=theuae&col=
  • パレスチナ自治政府のアッバス大統領は2月27日付アルハイヤート紙のインタビューで、アルカイダはガザに存在しており、(ハマス)はアルカイダの同盟者だと革新していると述べた。今年1月にはこれまで知られていなかったグループがガザ地区のアメリカン・インターナショナル・スクールを荒らした後に、「Army of Believers, Al-Qaeda in Palestine Organisation」の署名が残されていた。(2/27シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11916
  • レバノンのヒズボラ指導者ナスラッラー師は2月22日、ベイルートのモスクに集まった支持者たちに対しテレビ演説で、イスラエルの消滅は規定事実であり、ヒズボラ軍事部門のムグニエ指導者の殺害はレバノンとこの地域についてイスラエルが計画していることの準備段階を意味する旨語った。(2/22イェデオト・アハロノト)
    http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-3510003,00.html
  • マイク・マコネル米国情報長官は2月17日、いくつかの証拠から見てムグニエ・ヒズボラ軍事指導者の殺害(2月12日)はヒズボラ内部またはシリアによる犯行の可能性があると述べ、米国は引き続き調査していくとのべた。一方、イスラエルのバラク国防相は17日の閣議で、ムグニエ軍事指導者が殺害されたことにより、シリアとイランがヒズボラによるイスラエルを標的として攻撃への支援を行う可能性があると述べた。また、バラク国防相は、ヒズボラ、シリア、イランは誰が犯行を行ったのかは知らないが、ヒズボラはイスラエルを非難対象とすることに決めたのだろうと述べた。(2/17ハーレツ)
    http://www.haaretz.com/hasen/spages/954800.html
  • シリア国営通信は2月15日遅く、同国政府の見解として、イラン国営通信が15日に報じたAli Reza Sheil Attarイラン副外務大臣によるムグニエ・ヒズボラ軍事指導者殺害のイラン・シリア両国の共同捜査の発表を否定、と報じた。シリア政府が単独で捜査を行うとのこと。(2/16シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11796
  • 2月16日付レバノン紙A-Safirは、レバノンのヒズボラがイスラエルとの国境に沿って5万人の活動家を展開しており、南部レバノンにおける強力な警戒態勢を宣言した、と報じた。(2/16ハーレツ)
    http://www.haaretz.com/hasen/spages/954644.htm
  • パレスチナのガザ地区中心にあるイスラム聖戦幹部(Ayman Atallah Fayed)の自宅で2月15日、爆発が起こり同幹部の他に少なくとも7人が死亡した。イスラム聖戦側はイスラエルによる空爆だとしているが、イスラエル国防軍は攻撃を否定、ハマスの警察は原因は明らかではないとしている。(2/16ハーレツ)
    http://www.haaretz.com/hasen/spages/954716.html
  • イスラエルのバラク国防相は2月12日、クネセトの外交問題・国防委員会で、米国のイランに関する国家情報評価について説明し、米国がイランの核設備に対し軍事行動をとる可能性は少ないと述べた。(2/13ハーレツ)
    http://www.haaretz.com/hasen/spages/953278.htm
  • イスラエルのバラク国防相は2月12日、トルコを訪問した(2日間)。(2/12ハリージュ・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/middleeast/2008/February/middleeast_February128.xml§ion=middleeast&col
  • 複数のイスラエル国防軍高官がハーレツ紙に語ったところによると、ヒズボラは南レバノンに相当数のカチューシャ・ロケットおよび対戦車ミサイルを展開している。国連監視員はこれに気がついていないという。同高官らは、これらの武器はリタニ川の南から密輸されていると述べた。(2/10ハーレツ)
    http://www.haaretz.com/hasen/spages/952559.html
  •  
  • オーストラリア、ノルウェー、国連人口基金、オランダ、スイス、サウジアラビアが共同で出資し、実施され、2月9日発表された調査によると、西岸、ガザおよび東エルサレムにおけるパレスチナ人人口はこの10年間で30%増加(289万人から376万人へ増加)した。(2/10ヨルダン・タイムズ)
    http://www.jordantimes.com/?news=555
  • プライベートで米国のテキサス州のオースティンを訪問しているパレスチナ自治政府のファイヤド首相は2月7日、ロイターとノインタビューで、新たな外交努力が行わなければ2008年中にイスラエルとの恒久和平協定は望めないだろうと述べた。同首相は特に、中東和平ロードマップの主要な目標であるイスラエルの入植地と西岸への軍事介入問題の進展のなさを指摘した。(2/8ハーレツ)
    http://www.haaretz.com/hasen/spages/952490.html
  •  
  • パレスチナ自治区を訪問したブレア中東和平特使は2月7日、パレスチナ側は中東和平のロードマップの義務である治安能力の向上を大きく進展させており、明らかにアクセスと移動の自由に対する規制を緩める必要がある旨述べた。(2/7シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11704
  • UAEのシェイク・モハンマド副大統領兼首相は2月3日、ドバイを訪問したブレア中東和平特使と会談した。その中で、同特使は現状を説明し、同副大統領は問題解決のために力を尽くしてくれるよう述べた。(2/4ハリージュ・タイムズ)
    http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=106374&d=2&m=2&y=2008
  • サウジアラビアのメッカのグランド・モスクのイマームDr. Abdul Rahman Al-Sudaisは2月1日(金曜)、世界のイスラム教徒に対し、ガザのパレスチナ人は人道的危機に直面していると警告した。また、欧米諸国は占領しているパレスチナの土地でのイスラエルの非道な行為の継続を黙認するために人権、自由、民主化の価値について語っているのだと非難した。(2/2アラブ・ニュース)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/theuae/2008/February/theuae_February116.xml§ion=theuae&col=


  • 《2008年1月》
  • パレスチナ自治政府の治安部隊およそ700人が1月24日、初めて訓練のためにヨルダンに入国した。同訓練は米国のプログラムによるもので1年近く開始が遅れていた。(1/24シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11562
  • サウジアラビアのトルキ・アル・ファイサル前駐米大使(アブドゥラ国王顧問)はロイターとのインタビューで、もし中東和平の平和条約が署名され、イスラエルが全ての占領地から撤退すれば、イスラエルとアラブ諸国は水、農業、科学、教育など多くの分野で協力できるだろうと述べた。また、イスラエルの人々へのメッセージを求められると、トルキ氏は、アラブ世界は、アラブ和平イニシアチブを提案することで、イスラエルへの敵対からイスラエルとの平和というルビコン川を渡り、イスラエル側に平和の手を差し伸べていると述べ、さらにアラブはイスラエルがわれわれの手を握り、ともにイスラエルとアラブ世界が必然的に利益を得られる状況を作りたい旨を語った。このインタビューは、トルキ氏がドイツのシンクタンクGermany’s Bertelsmann Foundationによる中東地域とヨーロッパに関する会議に参加する中で行われた。(1/20ハーレツ)
    http://www.haaretz.com/hasen/spages/946355.html
  • イスラエルのリブニ外相は1月16日遅く、ロシア高官とイランおよび中東和平プロセスについて協議するためモスクワに到着した。ロシアの各通信社が報じたところによると、同外相は翌17日、ロシアによるイランへの核燃料の供給はイラン政府の核兵器開発を支援することになりかねないと述べた。(1/17ハーレツ)
    http://www.haaretz.com/hasen/spages/945682.html
  • イスラエルのYuval Diskinシンベト長官は1月13日、クネセトの外交問題・防衛委員会において、ここ数週間でハマスは1億ドルをガザに持ち込んだと述べ、同資金は、メッカ巡礼から帰ってきた数百人の巡礼者によって持ち込まれたと述べた。(1/14ハーレツ)
    http://www.haaretz.com/hasen/spages/944277.html
  • サウジアラビアのアブドゥラ国王は1月5日、リヤドを訪問したパレスチナ自治政府のアッバス大統領と、ブッシュ大統領の中東訪問を前に中東和平の進展について話し合った。(1/6シャルクル・アウサト) http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11362
  • ヨルダンのアブドラ国王は1月3日、アカバでイスラエルのオルメルト首相と会談し、同首相に対し、入植地問題、エルサレム問題、難民帰還権問題は明確に国際決議と協定に基づいて処理されるべきだと伝えた。(1/4ヨルダン・タイムズ)
    http://www.jordantimes.com/?news=4769
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    ◆ その他の地中海地域関連

    《2008年4月》
  • ライス米国務長官は4月17日、報道関係者の質問に対し、米国・北朝鮮間の協議について口を開き、北朝鮮とシリア関係についても、シリアはほとんど間違いなく濃縮問題と関係している旨述べた。一方、4月17日付クウェイトのアルワタン紙は、先端対空ミサイルシステムPantsyr-S1の受け取りのためにシリアの技術者の一団がロシアを訪問していると報じた。これはシリア軍に新型ミサイル防衛システムを供給するためにイランが代金を支払うことになっているシリア・ロシア間の大型案件である。(4/18ハーレツ) new!
    http://www.haaretz.com/hasen/spages/976166.html
  • 国連安保理は4月15日、全会一致で「安保理決議1701号(2006年8月、イスラエル・ヒズボラ紛争の終結に関する決議)のあらゆる条項の完全な達成に向けて」関与を継続するとの声明を出した。同声明には、潘国連事務総長が3月の決議1701の履行状況に関する報告書で表明した進展と懸念(永続的な停戦と長期的解決に必要な全ての主要問題の進展の必要性の強調など)が入れ込まれた。(4/17ヨルダン・タイムズ)
    http://www.jordantimes.com/?news=7231
  • ヨルダン政府は4月15日の定例閣議で、物価上昇緩和政策の1つとして、冷凍食肉や鶏肉などいくつかの必需品の関税と消費税の免除を決定した。一方、酒類とタバコなどに対する税金の引き上げを決めた。(4/16ヨルダン・タイムズ)
    http://www.jordantimes.com/index.php?news=7202
  • 4月12日付のレバノンのAl-Shiraa誌によると、2週間前にシリアの諜報部員がダマスカスの2人のシリア高官の自宅に押し入り、彼らを殺害した。同誌によると、ヒズボラのムグニエ軍事部門指導者殺害に彼らが関与していたためである。2人の高官の家族は事件に関する口止めをされたという。この報道に先立ち、最近、シリアの諜報機関トップのAssaf Shawkat氏(バッシャール・アサド大統領の義理の兄)の関与について取りざたされていた。ハッダーム元シリア副大統領は、Shawkat氏はムグニエ殺害の状況に関する情報が明らかになった後、自宅軟禁にあると述べた。Al-Shiraa誌はまた、今週、Shawkat氏の同僚が運転する車に対し、諜報部員が発砲したが、その同僚は無事であったと報じている。(4/12イェデオト・アハロノト)
    http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-3530818,00.html
  • 4月10日付クウェイト紙Al Siyassahが報じたところによると、2005年のレバノンのハリーリ前首相暗殺のカギを握る目撃者が4月9日に同紙に電話をかけてきて、自分は元気だが生命に危険が及ぶのを恐れてエジプトで身を隠している旨語ったという。同目撃者はシリア国籍のMohammad Zuhair Siddiq氏で、3月13日までフランスで自宅に潜んでいたが姿を消したことをフランス政府関係者が確認している。同氏はAl Siyassah紙との電話で、国連のハリーリ暗殺事件調査委員会が同氏と同師の家族の保護に失敗したとして非難し、国連に対して法的行動を起こすと述べたという。なお、Al Siyassah紙は反シリア的立場をとることで知られている。(4/11ヨルダン・タイムズ)
    http://www.jordantimes.com/index.php?news=7073
  • ハイレベルのフランス高官筋は、シリアのバッシャール・アサド大統領の姉でAsif Shawkat少将夫人のBushra al-Assadさんがフランスに滞在しており、フランスへの政治亡命を求めている、フランスがその申請を断ったなどの報道について、これを否定した。またシャルクル・アウサトに対し、同筋は、Bushra al-Assadさんはアラブのある国にいると語った。情報によると、Bushra al-Assadさんはしばしばパリやニースを訪問している。また夫のAsif Shawkat少将は何人かのフランス高官と仕事上の関係を持っており、その中には大統領府のClaude Gueant事務局長も含まれているという。(サルコジ内相当時の長官時代からの付き合い)(4/10シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=12378
  • レバノンのシニオラ首相は4月6日、カイロでムバーラク・エジプト大統領との会談後、メディア関係者に対し、自分はレバノン・シリア関係を兄弟のようなものだと考えている、兄弟関係であれば、兄弟を拉致し人質とすることはありえないと述べ、レバノンの大統領選出妨害のためにシリアがそうしたことを行っていると非難した。また、アラブ外相たちに対し、レバノン情勢の行き詰まりとシリア・レバノン間の緊張打開のために特別会合を開催して欲しいと訴えた。さらに同首相は、ミシェル・スレイマン司令官の大統領選手と、国民統一政府の形成、新選挙法を訴えたアラブ連盟のイニシアチブを実施するよう訴えた。(4/7シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=12336
  • シリア国営通信SANAが4月3日に報じたところによると、シリアと中国は4月2日、石油・天然ガス分野での協力強化の一環として、原油精製所の設立契約に署名した。報道によると石油精製所は1日に10万バーレルの原油精製能力を持ち、2011年までの完成を目指しており、設立場所はDeir Ezzorの東部の石油拠点Abu Khashab地域となる。同地域には昨年9月にイスラエル空軍が空爆した施設があった。今回の契約は、中国が一連の石油、遠距離通信、農業関係プロジェクトに対し、シリアに2000万元(300億ドル)を供与するとの合意に沿ったもの(4/3イェデオト・アハロノト)
    http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-3527387,00.html
  • レバノン軍司令官で大統領候補者のミシェル・スレイマン氏は4月3日付As-Safir紙のインタビューで、レバノンの政治危機が解決されることに懐疑的だと述べた。(左翼系)(4/3シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=12293


  • 《2008年3月》
  • ヨルダンは、3月29〜30日のアラブ首脳会議の出席者を、アブドラ国王ではなく、オマル・リファイ(Omar Rifai)アラブ連盟大使とすると発表した。(3/28シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=12234
  • ヨルダンのアブドラ国王は3月27日、同国を訪問したアッバス・パレスチナ自治政府大統領と会談を持ち、パレスチナ内部問題、中東和平問題、29日からのアラブ首脳会議などについて協議した。同日、アブドラ国王はエジプトのムバーラク大統領とも電話会談を行った。アッバス大統領は、協議後、2002年のベイルート・サミットのアラブ和平イニシアチブは堅持すべき旨表明した。一方27日、ダマスカスで開催されたアラブ外相会議では、同イニチアチブを変更することなく、再度国際社会に提示することで合意した。またシリアのムアレム外相は、シリアがレバノン政府の袋小路状態を長引かせているとの外相たちの非難をはねつけた。外交筋によると、レバノン問題では、今年1月にサウド・サウジ外相が秘密裏にダマスカスを訪問し同問題の解決を図ったが失敗、その後、サウド外相は2月の欧米訪問の際にシリアに対する強硬姿勢を主張したという。イラク問題については、ジバリ・イラク外相が27日の外相会議で、イラクの安定化に対するアラブ諸国の協力を呼びかけた。マリキ・イラク首相は、現在イラク南部で掃討作戦実施中であることから、アラブ首脳会議を欠席することになった。(3/28ヨルダン・タイムズ)
    http://www.jordantimes.com/?news=6768
  • シリアのムアレム外相は3月26日、サウジアラビアとエジプトがアラブ首脳会議出席者のレベルを落とすとしたことに対し、主権国家の決定であり、シリアはどのような代表団でも歓迎すると述べた。一方、レバノンの同会議ボイコットの決定に対しては、レバノン国内の危機およびレバノン・シリア関係について協議する絶好の機会を逃したとのべた。また、同外相は米国が圧力をかけて今回の首脳会議を壊そうとしているとして非難した。さらに、同外相は同首脳会議では、中東和平問題について、アラブ・イニシアチブを再確認するのかイスラエルにより強い態度で臨むのかを話し合いたい旨述べた。(3/27ヨルダン・タイムズ) new!
    http://www.jordantimes.com/?news=6739
  • ヨルダンのアブドラ国王は3月22日、オマーンへの公式訪問を終えて帰国した。同国王はカブース・オマーン国王と二国間関係および地域情勢などについて協議した。(3/23ヨルダン・タイムズ)
    http://www.jordantimes.com/index.php?news=6616
  • シリア外務省は3月13日、レバノンのシニオラ首相宛のダマスカスでのアラブ首脳会議(3月29−30日)の招待状を、レバノン前外相のFawzi Salloukh氏(親シリア派、2006年11月に辞表を出したが政府は承諾していない)に届けた。(3/14ヨルダン・タイムズ)
    http://www.jordantimes.com/?news=6429
  • ヨルダンの複数の治安筋によると、同国政府は3月12日、元イラクのアルカイダ指導者ザルカウィなどにとっての精神的指導者とも言われているシェイク・アブ・モハンマド・アル・マクディシ(Sheikh Abu Mohammad al-Maqdisi)を釈放した。(3/12シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=12065
  • 3月11日に予定されていたレバノンの大統領選出は、3月25日に延期となった。ナビ・ベッリ国会議長が3月9日に表明した。これで16回目の延期となる。(3/10シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=12042
  • サウジアラビアの外交筋によると、シリアの外交官Bassan al-SabbaghおよびBasharal-Sho’arシリア赤十字担当国務相が3月9日、サウジのサウド外相にダマスカスでのアラブ首脳会議の招待状を手渡した。アラブ連盟のアブ・ムーサ事務局長は3月9日放映のアルアラビーヤ・テレビで、サウジは首脳会議に出席するだろうが、出席者のレベルはまだ決まっていないと述べた。(3/9シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=12037
  • 目撃者によると、イラン、オマーン、カタルおよびシリアの外相が3月8日、ダマスカス(国際空港近くのレストラン)で秘密裏の会合を持った。イランおよびカタルの外相は会合終了後に即刻、シリアを出国した。詳細は不明。(3/9ヨルダン・タイムズ)
    http://www.jordantimes.com/?news=6265
  • スエズ運河関係の高官が述べたところによると、レバノン沖に展開していた米国の駆逐艦コールはスエズ運河を通過し、湾岸へ向かっていると述べた。(3/6ガルフ・ニュース)
    http://www.gulf-times.com/site/topics/article.asp?cu_no=2&item_no=205551&version=1&template_id=37&parent_id=17


  • 《2008年2月》
  • シリアの外務省筋がシャルクル・アウサトに語ったところによると、シリアは予定通りダマスカスでのアラブ首脳会議の準備を続けていると断言する一方、ムアレム外相はUAE、オマーン、カタルに招待状を渡すために湾岸地域を訪問中だと述べた。また同筋は、サウジアラビアへの招待状を出す日程はまだ決まっていない旨述べた。既に、エジプト、チュニジア、リビア、アルジェリア、モロッコ、モーリタニア、スーダン、イエメン、イラク、ジブチ、ヨルダン、パレスチナ自治政府、クウェイトには招待状が届けられている。(2/27シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11922
  • ヨルダンのペトラ通信が報じたところによると、ダマスカスにおいて2月23日、地域のエネルギー協力について協議するためエネルギー相会議が開催された。ヨルダン、エジプト、レバノン、トルコのエネルギー相がシリアのオトリ首相と送電とエネルギー問題などについて協議した。エジプトの天然ガスパイプライン計画についても協議された。(2/24ヨルダン・タイムズ)
    http://www.jordantimes.com/?news=5917
  • サウジアラビア政府関係者が2月21日に匿名でAFPに語ったところによると、サウジ国内でレバノンの大統領選挙に非協力的なことが主な要因でシリア政府に対する批判が出ている。一方、サウジのサウド外相は同月20日、ブエノスアイレスにおいて、レバノンは内戦の危機にあり、影響力を持つ者全てに(レバノンに関する)アラブ・イニシアチブを成功させるよう協力を呼びかけると語った。また、サウジの諮問評議会メンバーのMohammed al-Zulfa氏は、サウジはシリアがレバノンの危機解決を妨害していると考えているため状況は悪化している、サウジはレバノンをはじめ中東地域でアラブの利益が損なわれる一方、シリアの助力でイランの影響力が増していくことに立腹している旨述べた。さらに、サウジの外交筋によると、シリアはサウジがハリーリ元レバノン大統領の暗殺に関する国際裁判実施を支援することでレバノンの危機を国際化しようとしていると非難しており、シリアは現在サウド外相がワシントンやパリなどの西側諸国を歴訪しているのは、国際裁判所の設置を急がせるためだと見ている、と述べた。(2/21ハリージュ・タイムズ)
    http://www.kh/aleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/middleeast/2008/February/middleeast_February242.xml§ion=middleeast&col=
  • ヨルダンのアブドラ国王と同国訪問中のポルトガルのAnibal Cavaco Silva大統領は2月17日、両国間の関係強化に関する協定(ツーリズム、経済、投資分野)に署名した。また、文化協力促進の覚書の署名も交わされた。(2/18ヨルダン・タイムズ
    http://www.jordantimes.com/?news=5777
  • ヨルダンのアブドラ国王は2月16日、エジプトのシャルム・エル・シェイクでムバーラク・エジプト大統領と会談し、両国間の関係強化、エジプトの天然ガスのヨルダンへの輸出、エジプト市場におけるヨルダン製薬剤の登録とかの問題などについて協議した。また、パレスチナ、レバノン、イラクなどの地域問題についても話し合われた。(2/17ヨルダン・タイムズ)
    http://www.jordantimes.com/index.php?news=5751
  • ヨルダンのEid Fayez内相は2月14日、ヨルダンは大量のイラク難民の流入を抑制するために、イラク人の入国に際してビザ申請を要求することにしたと述べた。(ハリージュ・タイムズ2/14)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/middleeast/2008/February/middleeast_February167.xml§ion=middleeast&col=
  • ヨルダンのアブドラ国王は2月14日、域内歴訪の中でアンマンを訪問したクウェイトのSheikh Nasser Al Migammad Al Ahmad Al Sabah首相と会談を持ち、二国間関係強化、中東和平、イラク、レバノン問題などについて協議した。(2/14ヨルダン・タイムズ)
    http://www.jordantimes.com/?news=5722
  • ブッシュ米大統領は2月13日、シリアの高官らに対する経済制裁を強化するよう大統領令を発出した。内容は、「イラクの安定化に向けての努力を妨害する」行為に関与していると思われる人物、またはシリアにおける公的汚職に関与している人物の米国資産の凍結を予定している。(2/14ハリージュ・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/middleeast/2008/February/middleeast_February155.xml§ion=middleeast&col=
  • ヨルダンのアブドラ国王は2月10日、モスクワを訪問した(2日間)。同国王は訪問前日(9日)、イタル・タス通信とのインタビューで、ヨルダンにとっての最優先課題は、パレスチナ国家の樹立をはじめとする中東和平であり、またイラクとレバノンの治安と安定、国民和解への支援も同様に重要だと語った。(2/11ヨルダン・タイムズ)
    http://www.jordantimes.com/?news=561およびhttp://www.jordantimes.com/?news=5617
  • レバノンのベッリ国会議長は2月9日、同国の大統領選挙が2月26日に延期されたと発表した。これで14回目の延期となる。(2/9ハーレツ)
    http://www.haaretz.com/hasen/spages/952539.html
  • ヨルダン政府による石油補助金廃止の決定は7日夜から実施される。これにより、石油関連商品は3〜110.9%値上がりする。一方、同政府は10日に44万人以上の市民(2006年の同様のプログラムの受益者が対象)への現金支援を開始すると表明した。また、ペトラ通信によると、これより先に閣議で表明されていた商品・サービス価格高騰の埋め合わせとしての公務員給与の1月の値上げ分が10日に銀行に振り込まれる。(2/8ヨルダン・タイムズ)
    http://www.jordantimes.com/?news=5552


  • 《2008年1月》
  • シリアのMohsen Bilal情報相は1月30日、記者会見でレバノンの大統領候補者のミシェル・スレイマン将軍が最近シリアのバッシャール・アサド大統領に電話をかけてきたと述べた。また、同情報相は、スレイマン将軍はシリア国防相(Hassan Turkmani)にも電話をかけてきた、われわれはこれを歓迎すると述べた。さらに、シリア政府は1月27日のカイロでのアラブ外相会議での3ポイント・プラン(スレイマン氏の次期大統領選出を要請、どの党も拒否権を持たないような国民統一政府の形成、新選挙法の成立)の提案を歓迎すると語った。AFPが報じた。(1/31イラン・デイリー)
    http://www.iran-daily.com/1386/3052/html/
  • 1月27日にカイロで開催されたアラブ外相会議の匿名の参加者(2人)によると、シリアのモアレム外相による、レバノンの次期内閣ではヒズボラから10の閣僚(これにより閣僚の3分の1を占めることになり拒否権が発動できるようになる)を出すようにとの提案は、多数により拒否された。リビアのAbdel Rahman Shalgam外相のみがシリアの提案を支援したという。(1/28シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11595
  • イスラエルのチャンネル2が27日に報じたところによると、イスラエルのバラク国防相が先週、秘密裏にパキスタンのムシャラフ大統領とパリ会談を持った(1回目は短時間、2回目は1時間程度)。バラク国防相はムシャラフ大統領に対し、パキスタンでのイスラム過激派の勢力伸張と同国の核兵器がこの過激派の手にわたる可能性への懸念を伝えた。これに対し、ムシャラフ大統領は、パキスタンの核兵器庫の防備は固いと語ったと報じられた。(1/27ハーレツ)
    http://www.haaretz.com/hasen/spages/948544.html
  • 米国のボードマン・エネルギー省長官は中東・欧州6カ国訪問(サウジ、UAE、カタル、エジプトなどを訪問し、ダボス会議に出席)の最初の訪問国ヨルダンで、同国政府関係者との3日間の協議後、17日に記者会見を開き、再生可能なエネルギー技術の開発および核エネルギーの平和利用による代替エネルギー分野でのグローバルな協力の必要性を訴えた。また、米国はヨルダンのこれらのエネルギー開発の努力を支援すると強調した。(1/18ヨルダン・タイムズ)
    http://www.jordantimes.com/index.php?news=5096
  • ヨルダンのアブドラ国王は1月13日モロッコを訪問し(3日間)、14日にモハンマド6世モロッコ国王と会談を持った。同会談で、両首脳は経済・投資・政治分野をはじめ二国間関係を強化することならびに、アラブおよびイスラム諸国のさまざまな問題で引き続き協力していくことを強調した。ヨルダンとモロッコは同日、競争、輸出促進、共同大規模プロジェクト建設の3分野における二国間関係の強化に関する協定書に署名した。(1/14ヨルダン・タイムズ)
    http://www.jordantimes.com/index.php?news=4988
  • イスラエルの治安関係の高官筋によると、米国はサウジアラビアに売却する予定の統合直接攻撃弾(JDAM)よりも、より高度な爆弾をイスラエルに売却することで基本合意に達した。(1/14ヨルダン・タイムズ)
    http://www.jordantimes.com/index.php?news=4975
  • ヨルダンのアブドラ国王は1月13日、中東訪問中のブッシュ大統領から電話を受け、オルメルト・イスラエル首相およびアッバス・パレスチナ自治政府大統領との会談についての報告を受け、中東和平問題について協議した。(1/14ヨルダン・タイムズ)
    http://www.jordantimes.com/index.php?news=4965
  • ファタハ・アル・イスラムのShaker Al Abssi指導者と見られる人物が1月7日、アルカイダなどのイスラム過激勢力が使用しているウェブサイトに58分間の音声によるメッセージを出し、レバノンの国軍を非難した。その中で、Abssi指導者は、米国は国軍のミシェル・スレイマン司令官(レバノン大統領候補者)に、ファタハ・アル・イスラムとの戦いに勝利できれば大統領になれると約束したと述べた。(1/8ハリージュ・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?section=middleeast&xfile=data/middleeast/2008/january/middleeast_january108.xml
  •  
  • 1月6日付英紙サンデー・タイムズは、元FBIの通訳者Sibel Edmonds氏の話として、FBIはトルコの外交官と捜査対象となっているパキスタン人、イスラエル人、米国人の関係を調べるため、密かに彼らの会話を10年間以上録音していたと報じた。Edmonds氏によると、国防総省の高官たちの中にイスラエルおよびトルコの組織に対する支援者がいたという。また、同氏は、スパイとなっている人物の多くは博士課程の学生で、国務省高官から機密性の高い核研究施設で仕事をするための秘密情報利用許可を与えられているなどの支援を受けていたと言う。(1/6ハーレツ)
    http://www.haaretz.com/hasen/spages/942027.html
  •  
  • ブッシュ米大統領は1月4日、国際メディアとのインタビューで、レバノンの大統領選出を妨害しているとシリアを非難した。そして、来週からの中東訪問では、レバノンで成功を収めることが以下に重要か、われわれ全てにとって外国の干渉なしに自由に政策を打てる政府が以下に重要かについて中東の指導者たちに思い起こしてもらえるようにしたいと述べた。(1/5シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11352
  • 2007年にヨルダンに対して行われた外国支援総額は6億8000万ドルであった(2006年は6億7500万ドル)。米、EU、ドイツ、カナダ、日本、中国、イタリア、韓国、世銀、国連からの合計は4億7000万ドルであった。(1/3ヨルダン・タイムズ)
    http://www.jordantimes.com/index.php?news=4731
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    ◆ イラク関連

    《2008年4月》
  • ダマスカスで開催されたイラクの治安への協力・協調に関する周辺国委員会の会議(2日間)において、参加国はイラクの国民融和の達成の重要性で合意し、アラブ連盟に対しイラク政府との協力・協調を継続することを要請した。イラクの内務次官アリ・フセイン・カーメル将官はシャルクル・アウサトに対し、同会議では最近のバスラでの出来事に焦点が当てられ、イラク側は同問題を前進させるために、そこで何が起きているかについてオープンに語ったと述べた。また、この会議は相互に率直かつ開示的に話し合う場であり友好外交をするための場ではない、イラク人の血は誰かが考えている程安価なものではないのだと述べた。さらに、名指しはしていないが、われわれはバスラに武器が流入しており、国境はきちんと管理されておらず、地域のある人々と協力しているグループがおり、その活動を支援する資金が流れていると述べた。一方、イラク外務次官のラビド・アッバウィ氏は、北イラクでのトルコ軍の活動について、基本的には軍事オプションを避け対話と外交活動を通じて解決したい旨語った。同外務次官およびイラン外務省側は、同会議でイラク側がバスラへのイランのネガティブな活動を非難したとの見方を否定した。会議のコミュニケでは、この地域全体のテロリスト・ネットワークの活動がイラクの治安の最大の脅威であり、それはすなわち地域全体の脅威だとしている。さらに武装グループから押収された武器が外国から流入したとの証拠があるとし、対応すべきと指摘している。そして、イラク政府の努力のみならず近隣諸国とイラクとの前向きな協力の重要性などが盛り込まれた。(4/17シャルクル・アウサト) new!
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=12455
  • ムクタダ・サドル氏の側近で義兄のリヤド・アル・ヌーリ氏が4月11日にナジャフの自宅近くで何者かに銃殺された2日前に、ムクタダ・サドル氏はイランの権威者たちの命令で、密かにイランのコムを離れ(6ヶ月間、コム郊外の家屋に隔離されていた)、ナジャフに到着した。コムおよびナジャフの信頼できるイラク人筋がシャルクル・アウサトに語った。同筋の人たちが言うには、ちょうど5年前にアル・ハイダリヤ廟の中でイマーム・ホイ基金の事務局長のアブドゥル・マジド・アル・ホイ師への急襲をアル・ヌーリ氏が先導した。そして、その攻撃で、ホイ師とイマーム・アリ廟の責任者のハイダル・アル・ルファイ師が殺害されたという。また、同筋の人たちによると、イランの権威者はサドル氏に対し、バスラやバグダードなどでのマフディー軍とイラク治安部隊間の武力衝突に続いてサドル氏が引き起こした治安問題によって、同氏はイランを出て行かねばならなくなったと告げた。イランの穏健派指導者たちからは、サドル氏がイランにいることでイラク政府との関係に問題が生じる可能性があるとの非難の声があったという。(4/13シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=12412
  • 4月11日付ニューヨーク・タイムズ紙が報じたところによると、ブッシュ米大統領は帰国中のペトレイアス駐留イラク軍司令官およびイラク駐在のクロッカー大使に、イラクに向かう途上サウジアラビアを訪問し、イラクへの全面的支援を行うようサウジ政府を説得するようと命じた。ブッシュ大統領は4月10日には、高位の外交官に対しクウェイト、ヨルダン、カタル、エジプト、UAEの指導者たちと会談し、バグダードの大使館の再開を要請するよう命じている。また、同大統領は、ライス米国務長官をクウェイトでのイラクに関する国際会議(4月22日)およびストックホルムで開催されるイラク経済再建支援会議(5月29日)に参加させる旨発表した。なお、4月21日にはバハレーンでイラク国際コンパクトの第1回フォローアップ会議が開催される。(4/12アラブ・ニュース)
    http://www.arabnews.com/?page=4§ion=0&article=108880&d=12&m=4&y=2008
  • イラクのマリキ首相は4月4日、イラク全土でシーア派民兵に対する手入れを凍結するとの命令を発出した。前日3日には取締りを拡大すると公言していた。同首相はまた、先週の戦闘で、自宅から避難せざるを得なかった人々の帰宅許可、死亡者や負傷者の家族への現金供与、財産の損害に対する保障などについて述べた。サドル派の国会議員の一人ハッサン・アル・ルバイエ氏はAPに対し、取締り凍結の決定は、サドル派代表者たちとマリキ首相の側近たちの間での3日の交渉の結果だと述べた。また、ルバイエ氏は、両者間の交渉はまだ続いており、罪のないサドル支持者の釈放、先週の戦闘中に脱走した兵士や警察の職務復帰、サドルシティをはじめとするシーア派地域の包囲解除などのサドル派の要求について協議していると述べた。軍および警察関係者らによると、3月25日の攻撃開始後、バスラにおいておよそ900人のイラク兵士や警官がシーア派民兵との戦闘を拒否し、マフディー軍に武器や車両を渡すなどして脱走した。(4/5ハリージュ・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/focusoniraq/2008/April/focusoniraq_April23.xml§ion=focusoniraq
  • イラク・イスラム最高会議(SIIC)のハーキム指導者の息子のモフセン・ハーキム氏のコメントを、4月4日付のイランのMehr通信社が報じた。その中で、モフセン・ハーキム氏は、イラン政府は、イラクでの積極的な影響力を使い、イラクが平和を回復する道筋をつけた、現在の状況はイランの努力のおかげだと述べた。米国のイラク駐在クロッカー大使は4月3日、外国報道陣に対し、イランがサドル氏の決定に何らかの役割を果たしたとしても、それがどのようなものか分からないと述べた。同大使はその代わり、今回の危機の間、グリーンゾーンへのロケット弾や迫撃砲の攻撃が多数あったことを強調し、イランの関与は終わったのではなく、おそらく始まったといえるだろう旨述べた。(4/4シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=12304
  • イラクのマリキ首相は4月3日、首相府での記者会見で、先週のバスラにおけるものと同様の取締りを今後も行う、無法者とは交渉しない旨述べた。また同首相は、民兵を掃討するとの自身の決断は、タラバーニ大統領やバルザーニ・クルド自治政府議長などイラクの指導者たち方評価を得ていると語った。(4/3ハリージュ・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/focusoniraq/2008/April/focusoniraq_April13.xml§ion=focusoniraq


  • 《2008年3月》
  • アル・イラキーヤ・テレビ(イラク政府系)が報じたところによると、イラクのムクタダ・サドル氏は3月30日、サドル支持者に全ての武装活動を中止するようメッセージを出した。また同氏は、国家の施設や各政党事務所への攻撃は正当性がない旨述べた。さらに、同氏は政府に対しては、不法な手入れと拘束を中止し、全ての無罪の拘束者、特にサドル派メンバーを釈放するよう求めた。(3/30ボイス・オブ・イラク)
    http://www.aswataliraq.info/look/english/article.tpl?IdLanguage=1&IdPublication=4&NrArticle=74748&NrIssue=2&NrSection=1
  • イラクのムクタダ・サドル氏のナジャフにおける報道官Salah al-Obeidi氏は3月30日、AFPに対し、サドル派とマリキ政権の代表者が現在の危機打開に向けて29日夜より交渉を開始したと述べた。(3/30ハリージュ・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/focusoniraq/2008/March/focusoniraq_March194.xml§ion=focusoniraq
  • アラブ首脳会議出席のためダマスカスを訪問中のイラクのジバリ外相はシャルクル・アウサトに対し、現在イラクで起きていることを前向きに捉えるべきだ、なぜならイラク政府はこれまで民兵に対し手ぬるい対応をとっており、政府内に民兵を浸透させ政策を麻痺させているとの非難を浴びていたのだから、と述べた。そして、そのためイラク政府は断固とした決定を行った、現在の戦闘は痛みをともなうものだが、イラク政府は現在の方法を取ることに全員が合意しており、無法者を掃討することで結束していると語った。また、これが成功すればイラク国内でのイラク政府の権威が高まることになる旨のべた。さらに、米政府が今回の作戦の実施を強要したとの見方を否定し、それは陰謀説だと述べた。そして、アラブ諸国がイラクに大使館を開設してくれることを望むと述べるとともに、2010年にはイラクでアラブ首脳会議を開催したい旨語った。(3/29シャルクル・アウサト) new!
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=12253
  • ブッシュ米大統領が3月28日にオーストリアのラッド首相との会談後、イランがイラクの民兵の背後にいる、イラクでの出来事はイランが中東諸国と同じ道を歩めないことをはっきり示したと述べたことに対し、イランはこれを否定するとホセイニ・イラン外務省報道官が述べた。3月29日、イランのファルス通信が報じた。同報道官はまた、米国はイラクで深刻な問題に直面すると根拠なく他国を非難する旨述べ、イランは湾岸地域全体の安全保障と平和にとって重要なイラク情勢を懸念していると語った。(3/29ハリージュ・タイムズ) new!
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/focusoniraq/2008/March/focusoniraq_March184.xml§ion=focusoniraq
  • シリアのバッシャール・アサド大統領は3月29日、ダマスカスでのアラブ首脳会議の開会にあたり、アラブ諸国はイラクの安定と統一を守るために協力しイラク政府と調和を図らねばならないと述べた。また、ムーサ・アラブ連盟事務局長は、イラクのアラブ・アイデンティティーは危機に瀕しており、アラブ諸国は、新生イラクが領土と市民の統一がないものとならぬよう、結束してことに当たるべき旨述べた。なお、イラクからはアデル・アブドルマフディ副大統領が出席した。(3/29ボイス・オブ・イラク) new!
    http://www.aswataliraq.info/look/english/article.tpl?IdLanguage=1&IdPublication=4&NrArticle=74640&NrIssue=2&NrSection=1
  • アルジャジーラテレビは、ムクタダ・サドル氏の短いインタビューを放映した。その中で、同氏はシリアでのアラブ首脳会議に出席しているアラブの指導者たちに対し、外国人占領者へのイラクの抵抗運動を支援するよう呼びかけた。サドル氏はイランにいると見られているが、アルジャジーラはインタビューが行われた場所を明らかにしなかった。(3/29シャルクル・アウサト) new!
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=12244
  • イラクの国家安全保障顧問のルバイエ氏はシャルクル・アウサトに対し、イラク政府は3月25日に同政府が拘束していた6人のサウジ人(うち1人は昨年サウジアラビアが最重要指名手配者のリストに挙げていた人物)をサウジに引き渡したと述べた。イラク側はこの6人が有罪であるとの証拠は見つけられなかったが、サウジ側への引渡しは義務だと考えたと述べた。同顧問とサウジ高官の25日の協議では、政治および治安上の協力、情報と拘束者の交換が主要テーマであった。同顧問は、イラク法務省が拘束している100人程度のサウジ人は裁判員かけられ刑が決定されつつある一方、60人程度の多国籍軍による拘束者はサウジに引き渡し始めているとした。そして、サウジとイラクはこれまでで最も強い協力関係にあり、両国にとっての敵はテロリストであり、共にテロと戦う必要性があるとの認識で一致していると語った。また、イラク政府はサウジアラビアをはじめアラブ諸国の大使館開設を待ち望んでおり、サウド・サウジ外相とも協議していると述べた。(3/27シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=12232
  • イラン外務省のホセイニ報道官は3月10日、イラクの治安に関する米国との協議について、同月6日に予定されていたバグダードでの会議を、イラク政府が招待状を出した後に米国政府側がキャンセルしたとして非難した。(3/10ハリージュ・タイムズ)一方、イラクのジバリ外相は3月10日、ドバイのシャルキーヤ・テレビのインタビューで、コミュニケーション上の誤解で日程調整ができなかった旨、述べた。そして、今後為すべきことは、イランおよび米国が参加できる日程を確認して新たな日時を決定することだと語った。また、イラク駐在のカゼミ・コミ・イラン大使は3月10日、ロイターに対し、3月6日の会議は 米国が提案したものだと主張しつつも、イランは協議にコミットし続けると述べた。同日、駐バグダード米軍報道官のグレッグ・スミス海軍少佐は記者会見で、米国は新ラウンドの協議を期待していると述べた。また、同少佐は、「イラン国内の分子」がイラクの武装勢力を現在も支援しているとの明らかな証拠があるとして、拘束した戦闘員の証言および、イラン製の武器が含まれる貯蔵所がしばしば発見されていると述べた。(3/10ヨルダン・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/March/middleeast_March148.xml§ion=middleeast&col=およびhttp://www.jordantimes.com/?news=6306
  • 米国防総省のGeoff Morrell報道官から、米・イラク間の今後の関係に関する高級協議が3月8日に開始されるとの発表があったが、在イラク米国大使館の報道官およびイラク政府報道官からは、8日には協議の予定はないとの発表がなされた。(3/9ヨルダン・タイムズ)
    http://www.jordantimes.com/?news=6287
  • イラク政府高官は3月6日、イラクの治安に関してのイラン、米国を交えての会議は延期されたと述べた。イラン国営通信(IRNA)は5日、6日に予定されている3者協議のためにイラン代表団がイラク入りしたと報じていた。しかし、米政府は5日、そのような協議の予定はないと表明していた。(3/6シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=12000
  • 複数のイランの通信社が報じたところによると、イラクの治安について米国と協議するためのイラン代表団が3月5日にバグダード入りした。イラン学生通信(ISNA)は、イラン側代表団長のReza Amiri-Moghadam氏の発言を引用して、イラク政府の見方によれば、おそらく協議は3月6日になるのではないかと報じた。一方、イラク政府報道官Ali al-Dabbagh氏はロイターに対し、日程はまだ決まっていないと述べた。(3/5シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11990
  • イラクのタラバーニ大統領は3月2日、イランのアハマディナジャド大統領とのバグダードでの記者会見で、(イランの反体制派武装勢力)ムジャヒディーン・ハルクをイラクから追放する努力を行っていると述べた。(3/2ハリージュ・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/focusoniraq/2008/March/focusoniraq_March16.xml§ion=focusoniraq
  • イラクの内務省、国防省、保健省によると、2008年2月のイラクでの攻撃によるイラク一般市民の死者数は633人に上り、1月(466人)に比して36%増加した。この6ヶ月間の減少傾向から、初めて増加に転じた。しかし、2007年2月の死者数1645人、負傷者数2700人(2008年2月の負傷者数は701人)と比較すれば、格段の現象となっている。(3/1シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11955


  • 《2008年2月》
  • イラク駐留米軍の報道官Brad Leighton少佐は25日AFPに対し、最近14人のイラン人を多国籍軍が拘留した、それぞれの拘束日時は現在のところ確かではないと述べた。また米中央軍のフロリダ本部から、国連安保理決議にしたがって、緊急の治安上の脅威によりイラン人たちを拘束したとの声明が出された。(2/25ハリージュ・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/focusoniraq/2008/February/focusoniraq_February97.xml§ion=focusoniraq
  • アル・イラキーヤ・テレビが報じたところによると、イラクのマリキ首相は24日、定期健診のためにロンドンに向け出発した。同首相は約2ヶ月前の2007年12月29日にも定期健診でロンドンを訪問している。(2/24ボイス・オブ・イラク)
    http://www.aswataliraq.info/look/english/article.tpl?IdLanguage=1&IdPublication=4&NrArticle=70706&NrIssue=2&NrSection=1
  • ムクタダ・サドル派のナジャフにおける報道官Sheik Salah al-Obeidi氏は2月20日、サドル氏が2月23日までに停戦を延期するとの発言を行わなければ、それは(2007年8月から開始された)現在の(マフディー軍が全土で取っている)停戦態勢の終わりを意味する、と述べた。(2/20シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11835
  • イラクのMuhammad al-Hadi外務次官は21日、ボイス・オブ・イラクに対し、テヘランにおいてイラン・イラク間の国境画定(シャトル・アラブ川も含む)に関する交渉の第1セッションが開始されたと述べた。(2/19ボイス・オブ・イラク)
    http://www.aswataliraq.info/look/english/article.tpl?IdLanguage=1&IdPublication=4&NrArticle=70168&NrIssue=2&NrSection=1&ALStart=80
  • ヨルダンのEid Fayez内相は2月14日、ヨルダンは大量のイラク難民の流入を抑制するために、イラク人の入国に際してビザ申請を要求することにしたと述べた。(ハリージュ・タイムズ2/14)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/middleeast/2008/February/middleeast_February167.xml§ion=middleeast&col=
  • イラク・イスラム国のアブー・オマル・アル・バグダディー指導者は2月14日、ウェブサイトに音声メッセージを投函し、イスラエルへの攻撃とパレスチナの解放を訴え、イラクの地をエルサレム奪還のための発射台とすることを提言した。(2/14シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11775
  • ロシアのインターファックス通信は2月11日、同日、アレクセイ・クドリン・ロシア財政相がロシアはイラクに対する129億ドルの再建の93%を回収不能とみなすと述べた旨報じた。モスクワを訪問しているイラクのジバリ外相は、ロシアとのこの債権放棄の協定書に署名できたことは、あらゆる面において両国間の協力の機会を作り出すことになるだろうと述べた。今回の署名は2004年のパリ・クラブ合意にそって行われた。また、ロシアのラブロフ外相は記者団に対し、ロシアのエネルギー専門家たちはこのイラクの困難な時期において特にバグダード、バスラ、ナシリーヤで業務をこなしてきたと述べた。(2/11ハリージュ・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/focusoniraq/2008/February/focusoniraq_February23.xml§ion=focusoniraq
  • 国連難民高等弁務官事務所UNHCRのシリア事務所が6日に報告したところによると、シリアに流入しているイラク人の数が帰国するイラク人よりも再び多くなっている。2008年1月後半にシリアに入国したイラク人は1日平均1200人で、帰国したイラク人は1日平均700人であったという。シリアから帰国するイラク人の大半は、イラクの状況改善が理由ではなく、シリアのビザの期限が切れたか、お金がなくなったことが帰国理由であるという。(2/6ハリージュ・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/middleeast/2008/February/middleeast_February66.xml§ion=middleeast&col=
  • ニューヨーク・タイムズ紙が報じたところによると、Wikileaksのウェブサイトが、イラク駐留米軍はイランおよびシリア国境を越えての元サッダーム・フセイン政権のメンバーおよびテロリストの追跡権が与えられていたとの2005年の機密文書を掲載した。同文書にはムクタダ・サドル氏の敵対者としての取り扱いを棚上げにする、また同氏と側近たちに対しては自衛以外の目的で攻撃しないようにとの指示も書かれていた。(2/4ボイス・オブ・イラク)
    http://www.aswataliraq.info/look/english/article.tpl?IdLanguage=1&IdPublication=4&NrArticle=68418&NrIssue=2&NrSection=1
  • イラクのJawad al-Bulani内相(アラブ内相会議のためチュニジア訪問中)はサウジアラビアのOkaz紙(ジェッダ)との電話インタビューで、イラクに侵入しているサウジ人武装勢力の数は著しく減少している旨述べた。また、サウジアラビアによる、イラクとの国境に治安緩衝地帯を設けるとの計画は重要な決定であり歓迎する旨述べた。さらにイラクは新たに583の国境監視所を建設したと述べた。(2/2ボイス・オブ・イラク)
    http://www.aswataliraq.info/look/english/article.tpl?IdLanguage=1&IdPublication=4&NrArticle=68128&NrIssue=2&NrSection=1


  • 《2008年1月》
  • アルカイダに関係しているイスラム武装勢力アンサール・イスラムは1月30日、同月28日にニナワ県で5人の米軍兵士が殺害された事件(道路脇爆弾などによる)の犯行声明をウェブサイトに出した。(1/30ボイス・オブ・イラク)
    http://www.aswataliraq.info/look/english/article.tpl?IdLanguage=1&IdPublication=4&NrArticle=67874&NrIssue=2&NrSection=1
  • イラク政府報道官は29日、イラク閣議が同日、配給カードの配布を2008年半ばまで延長することを決定したと表明した。通商省にそのために必要な経費が投入されることになる。(1/30ボイス・オブ・イラク)
    http://www.aswataliraq.info/look/english/article.tpl?IdLanguage=1&IdPublication=4&NrArticle=67745&NrIssue=2&NrSection=1
  • イラクのアブデル・カーデル・ジャシム・モハンマド国防相はモスル訪問後、27日遅くの記者会見で、モスルは思っていたよりも悪い状況にあると述べた。(1/28)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11603
  •  
  • スンニー派の部族の治安責任者でアンバル州の警官であるJubaie Rashid Naief氏は26日、AP通信に対し、アンバル覚醒委員会は米軍におよそ150人からなる外国人およびイラク人武装勢力the Seifaddin Regimentが2、3ヶ月程度前にシリア国境を越えてモスル市に入った可能性について注意を促していると述べた。同氏は、この外国人武装勢力にリビアのカッザーフィー指導者の息子のセイフルイスラム氏が資金援助をしている可能性があると述べた。同氏はそのように考えられる理由は述べず、昨年セイフルイスラム氏がオーストリア通信に、過激主義を抑制するための唯一の解決策はアフガンとイラクからの多国籍軍の撤退だと語った言葉を引用した。 (1/26シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11583
  • イラク国会は22日、暫定的な新国旗を承認した(出席者165人中110人が賛成)。国旗の変更は、バルザーニ・クルド自治政府議長をはじめクルドの人々からサッダーム政権時代を思い出させるとして、以前から要求が出ていた。今回の決定は、今年3月10日にクルド自治政府(2006年、同域内で公の建物にこれまでのイラク国旗を掲揚することが禁止された)の首都アルビルで予定されている汎アラブ会議(シリアに本部を置き、アラブ連盟加盟各国4人のメンバー、88人からなる議会。アラブ連盟評議会の諮問機関)の開催を前に行われた。新国旗では、これまであった3つの星(統一、自由、社会主義というバアス党のモットーを象徴)が削除される。1991年の湾岸戦争時に付加された「神は偉大なり」の文言は残る(オリジナルハサッダーム前大統領の自筆であったが非公式に別の書体に変更されている)。今後1年間をかけて正式な新国旗確定の議論が行われる予定。 (1/22シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11537
  • 米軍報道官のGreg Smith海軍少将は2月20日、バグダードで記者に対し、イラクの多国籍軍およびイラク治安部隊への攻撃に使用されるイラン製武器の数は減少しており、イランからの(武装勢力への)資金流入も減少していると見ているが、イランによる武装勢力の訓練レベルは落ちていないと見ている旨述べた。(1/21ハリージュ・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/middleeast/2008/January/middleeast_January319.xml§ion=middleeast&col=
  • 米軍報道官のグレゴリー・スミス海軍少将は20日、バグダードでの記者会見で、シリアとサウジアラビアによるイラクへの外国人武装勢力の流入阻止の努力は大きな新手を見ている旨、述べた。2007年初頭には毎月平均110人の外国人武装勢力がイラクに入ってきていたが、現在は40〜50人に減っていると述べた。(1/20ハリージュ・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/middleeast/2008/January/middleeast_January306.xml§ion=middleeast&col=
  • イラク・イスラム最高評議会(SIIC)のハーキム指導者は1月16日、イラクを訪問したライス米国務長官を同評議会事務所に迎え、最近のイラク治安情勢について協議した。(1/17ボイス・オブ・イラク)
    http://www.aswataliraq.info/look/english/article.tpl?IdLanguage=1&IdPublication=4&NrArticle=66366&NrIssue=2&NrSection=1&ALStart=200
  • イラク外務省によると、2日間の日程でクウェイトを訪問したイラクのジバリ外相は1月14日、クウェイトのサバーハ首長と会談し、二国間関係の強化について協議した。サバーハ首長は、イラクの治安と安定、国民和解の確立に向けての努力を支援すると述べた。ジバリ外相は、クウェイト側とイラクの債務、戦争賠償金、捕虜などを含む問題を協議するために同国を訪問した。(1/14ボイス・オブ・イラク)
    http://www.aswataliraq.info/look/english/article.tpl?IdLanguage=1&IdPublication=4&NrArticle=66009&NrIssue=2&NrSection=1&ALStart=280
  • 米財務省は9日、イランのイスラム革命防衛隊のAhmed Foruzandeh准将およびシリアのAl Zawraテレビに対し、経済制裁を課したと発表した。米高官はForuzandeh准将はイラクにおけるイラク政府関係者や米軍への攻撃を支援していると非難している。また、Al Zawraテレビに対しては、スンニー派武装勢力のイラクのイスラム軍を支援する歌を放映したことや、アルカイダから財政的支援を受けているとの非難がなされている。米財務省はさらに、3人のイラク人(イラン国内にいると見られているAbu Mustafa Al-Sheibani、Ismail Hafiz Al Lami:両者ともイラク駐留米軍やイラク政府関係者、市民への攻撃をしている別々の組織に所属。および、シリア国内にいると見られているMishan Al Jaburi:Al Zawraテレビの所有者)にも経済制裁を課した。同財務省によると、Foruzandeh准将および3人のイラク人は多数の偽名を持っているという。(1/11ヨルダン・タイムズ)
    http://www.jordantimes.com/index.php?news=4924
  • イラク駐留米軍のSteven Boylan報道官はワシントン・タイムズに対し、イラン政府は特別なイラクの武装勢力への資金供与、訓練、装備供与などを停止する約束を守っているようだと見ている旨述べた。(1/3ボイス・オブ・イラク)
    http://www.aswataliraq.info/look/english/article.tpl?IdLanguage=1&IdPublication=4&NrArticle=64854&NrIssue=2&NrSection=1
  • イラクの保健省関係者が匿名で1月1日にボイス・オブ・イラクに述べたところによると、2007年に派閥間抗争や爆弾などの攻撃等で死亡したイラク市民はおよそ1万6232人であった。(1/1ボイス・オブ・イラク)
    http://www.aswataliraq.info/look/english/article.tpl?IdLanguage=1&IdPublication=4&NrArticle=64708&NrIssue=2&NrSection=1&ALStart=40
  • イラク・イスラム最高評議会(SIIC)のハーキム指導者は12月31日、SIICの事務所でクロッカー駐イラク米国大使と、イラク近隣諸国のイラクの政治プロセスへの前向きな姿勢およびイラクとの二国間関係の伸展などについて協議した。(1/1ボイス・オブ・イラク)
    http://www.aswataliraq.info/look/english/article.tpl?IdLanguage=1&IdPublication=4&NrArticle=64649&NrIssue=2&NrSection=1&ALStart=40
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    ◆ イラン関連

    《2008年4月》
  • イランのハーメネイ最高指導者は4月16日、テランで17日の軍事記念日に先立ち、幹部司令官に対しイラン軍は国家を守る義務がある、そして最高レベルの戦闘準備を継続するよう述べた。(4/16イラン国営通信)
    http://www2.irna.ir/en/news/view/line-24/0804168476191043.htm
  • イランのホセイニ外務報道官は4月7日、イランは必要な時にはイラクの治安について米国との協議を継続するつもりが、米国は在テヘランのスイス大使館を通じて協議を申し入れてきた、と述べた。(4/7シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=12339


  • 《2008年3月》
  • イランの政府報道官Gholam-Hossein Elham氏は記者会見で、イラクの政府関係者がUAEによるペルシャ湾の3島(大小トンブ島、アブ・ムーサ島)の領有権を支持したことに対し、3島がイランに属していることは疑いようもないと述べた。また、イランとイラクの関係は良好であるとして、イラク政府は、真の問題はこの地域に外国軍が存在し占領を続けていることだということを思い出して欲しい旨語った。(3/15イラン国営通信)
    http://www2.irna.ir/en/news/view/line-203/0803154648143934.htm
  • イラン軍は3月13日、国境近くのイラク側の3つの町に砲弾を撃ち込んだ。住民に死傷者は出なかった。3つの町の1つZarawahの町長は、イランの攻撃はイラン反体制派武装勢力のPejak(クルディスタンの自由生活党)を狙ったものだと述べた。(3/13シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=12076
  • イランの国防省は3月7日、テヘランで、イランのMostafa Mohammad Najjar国防相とスーダンのAbdulrahman Mohammad Hussein国防相の間で防衛協力協定に署名が交わされたと発表した。協定内容は、技術、教育、科学、工業、専門家の交換などの分野での協力および、防衛協力委員会の設置など。(3/8イラン国営通信)
    http://www2.irna.ir/en/news/view/line-22/0803075881202324.htm
  • イランのAli Reza Sheikh Attar外務副大臣は2月29日、イラン国営通信(IRNA)に、イランはイラクに対し10億ドルの借款を供与した、それはイランの資材を用いてイランの建設業者によるインフラ整備に当てられることになる旨述べた。同副大臣の発言は3月2日からのアハマディネジャド大統領のイラク訪問を前にバグダードを訪れていた。(3/1シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11953


  • 《2008年2月》
  • 強硬派のウェブサイトNosaziを運営しているHassan Nobakhtianが、故ホメイニ最高指導者の孫への先例のない個人攻撃を行った廉で逮捕された。Faes通信が伝えた。(2/25ハリージュ・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/middleeast/2008/February/middleeast_February296.xml§ion=middleeast&col=
  • イラン国会は2月19日、Alireza Ali-Ahmadi氏を新教育相として承認した。Payam-e Nour大学の学長である同氏は、2007年12月3日に暫定教育相に指名されていた。イラン国営通信IRNAが報じた。(2/20イラン・デイリー)
    http://www.iran-daily.com/1386/3068/html/
  • イランのアヤトラ(ホジャトエイスラム)のMohammad Reza Tavassoli師(77歳)が17日、専門化評議会での演説中に心臓発作で死亡した。同師は故ホメイニ最高指導者のオフィスの元トップを務めた人物で、現専門家会議のメンバー。同師は、ホメイニ師の孫のHassan Khomeini師(改革派擁護と軍の政治介入を批判する発言を行っていた)に対する超保守派からの攻撃を非難する演説を行っている最中だった。イランのKargozaran紙は、「最後までイマームを守った」とのキャプションをつけて同師の死について報じた。(2/17シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11807
  • イランの憲法擁護評議会のAbbas Ali Kadkhodaie報道官は15日、来る3月14日の国会選挙の立候補者として、さらに300人(主に改革派)の資格を確認し登録したと発表した。イラン国営通信(IRNA)が報じた。12日に発表された候補者とあわせると、これで580人が立候補資格を回復したことになる。同報道官はまた、今後数日以内に資格が回復される立候補者がもう少し増えることを期待すると述べた。しかし、Abdolvahed Moussavi Lari元内相をはじめ改革派指導者の中には、資格を回復した立候補者が選挙運動を行える期間が短すぎるため(正式に最終リストが発表されるのは3月はじめ)、不利な状況であると述べている。(2/16ハリージュ・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/middleeast/2008/February/middleeast_February197.xml§ion=middleeast&col=
  • 駐イラク米国大使館の報道官は2月14日、イラク政府より、イラン側からイラクの治安に鑑み再び米・イラン・イラクの三者協議を延期するとの要請があったと伝えられたと発表した。また同報道官は、米国は話し合いの用意ができているとこの数週間述べてきたが、イラン側はその用意がないことが明らかになったと述べた。今回の協議は2月15日に実施されると、イラクのマリキ首相府からのみ公式な発表が13日になされていた。(2/14シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11774
  • 国民責任党(National Trust Party)のMehdi Karroubi事務局長は、先般の憲法擁護協議会のAhmed Jannati書記との3月14日の国会選挙についての協議は大変有意義なものであったと述べた。同事務局長はまた、協議内容は単に改革派の立候補者のことだけではないと述べ、憲法擁護評議会は改革派の審査について大変良い行動をとったと指摘した。さらに、Jannati師と協議したのは私だけではなく、ラフサンジャニ師やハタミ師など他の人々も参加したと語った。イラン学生通信(ISNA)が報じた。(2/14イラン・デイリー)
    http://www.iran-daily.com/1386/3063/html/national.htm
  • イランの憲法擁護評議会のAbbasali Kadkhodaei報道官は2月12日、3月に実施される国会選挙の立候補者280人を法的適格者として承認したと述べた。そして、それらの人物の中には同評議会の上院理事会で不適任とされていた者も含まれると述べた。また、Kadkhodaei報道官は、この結果を内相に報告した、新たなリストは2月22日までに公表されると述べた。イランの国会議員選挙(290議席)は3月14日に実施され、同時に専門家会議の中間選挙(テヘラン、Qazvin、Ilam、西アゼルバイジャンの各州)も行われる。選挙権は18歳以上。被選挙権は健康で、修士号以上を保有または同等の能力があり、犯罪歴がない、30〜75歳のイラン人に与えられる(2/13イラン・デイリー)。 13日付イランの新聞各紙などが立候補者としての資格を回復した人物名を報じているが、全ての報道で、故ホメイニ師の孫で改革派のAli Eshraghi氏の名前が挙がっている。イラン国営通信(IRNA)は現職の改革派国会議員5人が、またMehr通信は、ハタミ前大統領、Abdollah Nasseriイラン国営通信の元代表 、Morteza Haji元教育相も資格を回復したと報じた。(2/13シャルクル・アウサト)
    http://www.iran-daily.com/1386/3062/html/national.htmおよびhttp://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11764
  • イランの故ホメイニ革命指導者の孫Hassan Khomeini師は2月10日、Shahrvand weeklyとのインタビューで、ホメイニ指導者は軍関係者が政治に関与することを欲していなかった旨語った。Hassan Khomeini師はホメイニ廟の責任者。イラン国営通信が報じたところによると、同師は2月8日、改革派の指導者たちに、(2000人以上の改革派の立候補者たちが立候補資格を得られなかったことについて)これは改革派の人々だけでなく全ての市民グループに所属する多くの友の首をはねたことを意味する、誰もが自らの未来を決定することができるはずだとの旨述べたという。(2/10シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11732
  • イラン革命防衛隊のMohammad Ali Jafari司令官は公に、来る国会議員選挙で保守派を支持するよう国民に呼びかけた。イランのメディアが3月9日に報じた。(2/10ヨルダン・タイムズ)
    http://www.jordantimes.com/?news=5558
  • タジキスタンのEmomali Rakhmon大統領が2月9日、イランを訪問した(2日間)。(2/10イラン・デイリー)
    http://www.iran-daily.com/1386/3060/html/
  • イランのハーメネイ最高指導者は2月8日、イラン空軍の集会で、イスラムの政治指導者たちはガザの包囲を打ち破るべきであり、エジプト政府とその国民はそのことに対する大きな義務を負っている、イスラム教徒はすべてエジプト政府とその国民がその義務を果たせるよう支援すべきだと述べた。また、現在のパレスチナの問題は、米国とアナポリス会議での間違った中東政策の結果だとのべた。さらに、アラブ諸国は自らがガザの人々を傷つける道具として使われないように気をつけるべき旨語った。ファルス通信が報じた。(2/9イラン・デイリー)
    http://www.iran-daily.com/1386/3059/html/
  • イランのモッタキ外相は2つの命令を出し、Mohammad Ali Hosseini外務報道官兼外相特別補佐官(元外務省の評価・監督部責任者、地中海・ペルシャ湾・中央アジア部長)としてのポストを辞してアジア担当部長に指名し、Mehdi Safari氏(元アジア太平洋担当部長およびカスピ海問題外相特使)を欧州担当副外相に指名した。(2/9イラン・デイリー)
    http://www.iran-daily.com/1386/3059/html/national.htm
  • 国営イラン石油会社(NIOC)のHojatollah Ghanimi-Fard国際問題担当取締役は、MEEDに対し、同社の47のエネルギー部門(900億ドル相当)を民営化し、4つの国際株式市場に上場する計画だと述べた。また、同計画ではそうして民営化された石油と天然ガス企業をグループ企業とすることになり、企業は2014年までにテヘランでも上場されることになると述べた。(2/9シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=6&id=11720
  • イランの空軍司令官Ahmad Miqani准将は、イランは第5世代のレーダー回避システム搭載のジェット戦闘機の生産を開始したと述べた。(2/5イラン・デイリー)
    http://www.iran-daily.com/1386/3056/html/national.htm
  • イランの新北朝鮮駐在大使Mirteza Miradianは2月4日、北朝鮮最高人民議会議長のキム・ヨンナム氏から信任状を受け取り、両国関係の強化への期待の言葉を述べた。(2/5イラン・デイリー)
    http://www.iran-daily.com/1386/3056/html/national.htm


  • 《2008年1月》
  • イランのGholamali Haddad Adel国会議長はカイロを訪問し、1月30日にムバーラク・エジプト大統領と会談を持った。(1/31イラン・デイリー)
    http://www.iran-daily.com/1386/3052/html/
  • イラン国営通信(IRNA)が報じたところでは、バハレーンの駐イラン大使がイランのモッタキ外相に、ハリーファ国王からアハマディネジャド大統領宛のメッセージを渡した。(1/31イラン・デイリー)
    http://www.iran-daily.com/1386/3052/html/national.htm
  • イランのモッタキ外相は28日、記者会見で、イランはエジプトと公式な政治関係をまもなく再開するだろう旨述べた。(1/29イラン・デイリー)
    http://www.iran-daily.com/1386/3050/html/
  • エジプトの外務報道官は、アブルゲイト外相が27日にカイロを訪問したイラン外務省のアラブ・中東・北アフリカ問題担当長官を務めているAli Asghar Mohammadi氏と会談した際、イランがガザとの境界問題の混乱解決のためエジプトに協力できると申し出た、と述べた。詳細は公表されなかったが、同報道官は、エジプトは赤心月社部門を通して両国が協力することを歓迎すると述べた。 (1/28ハーレツ)
    http://www.haaretz.com/hasen/spages/948559.html
  • サウジアラビアのサウド外相は1月26日、Ali Riaz氏率いるイラン・サウジ友好議員連盟の外交団(26日にサウジ初訪問)との会談で、イラン政府とサウジ政府は両国関係を強化すべきだろう、議員外交や協議を増やすことが二国間の見方を近づけることになるだろうと述べた。イラン国営通信IRNAが報じた。サウジ側の友好議員連盟のKhalid bin Ebrahim Al-Avad会長もイランとの二国間関係の強化を強調した。 (1/28イラン・デイリー)
    http://www.iran-daily.com/1386/3049/html/national.htm
  • イランのアハマディナジャド大統領は21日、カタルのハマド大統領と電話会談し、イスラエルのガザ地区のパレスチナ人への人道上の暴力について協議した。イラン国営通信が報じた。 (1/22イラン・デイリー)
    http://www.iran-daily.com/1386/3044/html/national.htm
  • イランのアハマディネジャド大統領は21日遅く、エジプトのムバラク大統領に電話をかけ、最近のパレスチナ情勢とレバノンの政治危機について協議した、とエジプト国営通信MENAが報じた。1月はじめにはラリジャニ前核問題交渉担当者がエジプトを訪問している。 (1/22ハリージュ・タイムス)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/middleeast/2008/January/middleeast_January338.xml§ion=middleeast&col=
  • イラン国営通信(IRNA)は1月21日、同国のハーメネイ最高指導者がGholam Ali HadadAdel国会議長に宛てた手紙で、「全ての組織は憲法によって決められたプロセスを経て承認された法律を尊重しなければならない」と述べ、アハマディネジャド大統領と対立している国会への支持を表明した。同大統領は、通貨・預金委員会などいくつかの組織を解体することや夏時間の廃止など、自身が下した決定を国会が覆したことについて、国会を非難していた。(1/21シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11523
  • イランのハーメネイ最高指導者は1月9日、イラン国民は来る国会選挙に慎重さと決意をもって投票すべきだと述べた。同発言は、イスラム革命以前の30年前、国民の宗教アイデンティティを非難するエッテラート紙の記事に抗議してコムで行われた大規模デモ行進の記念日を祝って、コムから来た人々のグループとの会合の中で行われた。(1/12イラン・デイリー)
    http://www.iran-daily.com/1386/3036/html/index.htm
  •  
  • イランのハーメネイ最高指導者は訪問先のヤズドで1月3日、現在は米国との関係を持たないことがイランの主要な政策の一つであるが、永遠に関係を切るべきだと言ったことはない旨と述べた。(1/3ハリージュ・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/middleeast/2008/January/middleeast_January38.xml§ion=middleeast&col=
  • イランのハーメネイ最高指導者は1月2日、ヤズド市での集会で、イランの政治家たちは3月14日の国会議員選挙を前に、政敵に対する中傷は行わないようにと語った。(1/2ハリージュ・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/middleeast/2008/January/middleeast_January19.xml§ion=middleeast&col=
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  • イランのラリジャニ前最高安全保障委員会事務局長は1月1日、エジプトのアブルゲイト外相と、二国間関係、地域情勢、イランの平和的核開発などについて協議を持った。(1/2イラン・デイリー)
    http://www.iran-daily.com/1386/3031/html/index.htm
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    ◆ アラビア半島関連

    《2008年4月》
  • サウジアラビアのアブドゥラ国王は4月12日、国民退職者協会(National Society for Retirees、NSR、会長Dr. Abdul Rahman Al-Ansari、名誉会長はナイーフ内相)関係者との会談の中で、サウジ王国の天然資源を未来の世代のために残しておく必要があると強調し、石油がある限りサウジは経済的に困ることはないと語った。サウジ国営通信が報じた。一方、同会談においてアル・アンサリNSR会長(会員60万人以上)は、国王に対し、多くの退職者が月に1725サウジ・リヤルしか年金を受け取っておらず、問題を抱えていると訴えた。(4/13アラブ・ニュース)
    http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=108902&d=13&m=4&y=200
  • サウジアラビアのナイーフ内相は4月6日、国民人権協会(National Society for Human Rights)の会長とメンバーを自らのオフィスに招き、さまざまな政府機関が、シャリーアに従って、拘束、捜査、裁判、処罰の際、それらの対象者の人権に配慮していると語った。サウジ国営通信が報じた。(4/7アラブ・ニュース)
    http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=108692&d=7&m=4&y=2008
  • サウジアラビアのグランド・ムフティーSheikh Abdulaziz al Sheikh師は、キング・サウド大学での現代イスラム研究本部でのワークショップに続くメディアとの会合で、イスラムに備わっている穏健さについて強調し、過激派を非難した。同師はまた、穏健さはサウジの若者たちを守り、良い方向に導くと語った。さらに、同師は他者の改革に乗り出すより前に自らの改革を行うことが重要であるとした。そして、若い世代の教育において現代技術やメディアが果たす重大な役割を認めた。(4/3シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=12300
  • 4月1日付でサウジ国営通信は、CNNがサウジアラビアのアブドゥラ国王の宗教間対話の呼びかけについて報じ、同国王はこの重要なイニシアチブにより歴史を作る人物となるだろうと報じたことを伝えた。なお、グランド・ムフティーSheikh Abdulaziz al Sheikh師は、イスラエルの宗教家たちがリヤドでの和解会議に招待されたとの報道を否定した。(4/2アラブ・ニュース)
    http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=108500&d=2&m=4&y=2008


  • 《2008年3月》
  • UAEのハリーファ大統領は3月29日、アラブ首脳会議開催地のダマスカスで、リビアのカッザーフィー大佐と会談をもち、同会議の議題および二国間関係強化について協議した。ハリーファ大統領は、カッザーフィー大佐がスピーチで、UAEの3島をイランが占領している問題について触れ、国際司法裁判所(ICJ)に調停してもらうことが必要だと述べたことに対し、感謝の意を述べた。同大統領はまた、UAEはこの問題の解決は二国間の直接協議またはICJに委ねることを既に提言していると述べた。同大統領はまたイラクのアデル・アブドルマフディ副大統領とも会談を持ち、3島問題解決に向けてのUAEの努力への支持に感謝した。(ハリージュ・タイムズ3/30)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticle.asp?xfile=data/theuae/2008/March/theuae_March971.xml§ion=theuae
  • サウジアラビアの重要な石油および工業施設の警備のための特別訓練コースの最初の受講者1554人が3月29日、卒業した。同国は先に、重要施設の警備のため約3万5000人を展開する計画を発表している。(3/30アラブ・ニュース)
    http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=108379&d=30&m=3&y=2008
  • イエメンのサーレハ大統領は3月25日、リヤドを訪問し、サウジアラビアのアブドゥラ国王とパレスチナ、イラク、レバノンなどの問題、3月29〜30日に予定されているアラブ首脳会議、および二国間関係などについて協議した。サーレハ大統領は先般サナアにおける、ハマスとファタハ間の合意書への署名に尽力した。(3/26アラブ・ニュース)
    http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=108237&d=26&m=3&y=2008
  • イエメンのアルカイダ聖戦組織(Qaedat al-Jihad organization)の一部であると名乗るthe Jund al-Yaman Brigadesは3月21日付でインターネット上で、3月18日のイエメンでのテロ攻撃(13人の女子学生、5人の兵士が負傷)は、学校近くの米国大使館を狙った攻撃が失敗したものだったとの声明を発表した。Jund al-Yaman Brigadesは2月に起きたスペイン人とイギリス人旅行者へのテロ攻撃でも犯行声明を出している。(3/25シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=12210
  • バハレーンは米国と民生用原子力開発に関する協力協定に署名した。米国務省は同協定について、安全、安心、拡散防止という最大の標準を満たす方法で核の平和利用を望む中東諸国をはじめとする国々に対しては、米国は協力するという明確な意思表示である旨のべた。(3/25ガルフ・ニュース)
    http://www.gulfnews.com/news/gulf/bahrain/10200187.html
  • サウジアラビアの諮問評議会は、どの宗教(シンボルや指導者、預言者などを含め)に対しても中傷や侮辱を行うことを禁止する国際条約の制定(サウジ外務省が国連でアラブ、イスラム、その他の諸国と協力して)に関する決議を否決した(反対77、賛成33)。(3/19ガルフ・ニュース)
    http://www.gulfnews.com/news/gulf/saudi_arabia/10198648.html
  • カタル初の教会(カトリック)が3月14日にオープンし(外部に鐘や十字架は取り付けられていない)、15日の集会には数千人のキリスト教徒が集まった。インターネットでは協会のオープニングに関連したイスラム過激派の脅迫メッセージが流され、米英などはカタル在住の自国民に特別な警告を出していた。バハレーンには湾岸地域で初の教会(イギリス国教会、1906年)があり、クウェイトには約10の教会がある。UAEにも複数の教会があり、オマーンの教会はカブース国王が寄付をしてきた。サウジアラビアはイスラム教以外の宗教儀式を禁じているが、15日の集会に参加していた湾岸のローマカトリック大使は、サウジ側に教会建設を説得させるための協議が始まっていると述べた。(3/16クウェイト・タイムズ)
    http://www.kuwaittimes.net/read_news.php?newsid=NTY1NjQxNjA0
  • サウジアラビアのナイーフ内相は3月14日、メディナで行われた式典で、サウジアラビアはイスラム諸国会議機構(OIC)の貧困国に対し10億ドルの寄付を行ったと述べ、サウジはシャリーアをしっかりと遵守していく旨語った。(3/15アラブ・ニュース)
    http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=107874&d=15&m=3&y=2008
  • メッカのグランド・モスクのイマームSheikh Saud Al-Shuraim師は3月14日、イスラム共通市場をつくるよう呼びかけた。同師は、その市場ではシャリーアに従い、利子を得るための金融業務は行うべきではないと述べた。また同師は、国際的金融機関はイスラム金融システムが実質的利益を得ることに成功していることを示したため、同システムを採用し始めている、コーランとスンナに金融取引の原則が説明されている、と語った。(3/15アラブ・ニュース)
    http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=107871&d=15&m=3&y=2008
  • UAEのシェイク・ハリーファ大統領は3月11日、同国を訪問中のサウジアラビアの「忠誠委員会」(皇太子の任命、国王や皇太子が執務不能となった場合は職務を代行)の委員長Mishal bin Abdulaziz Al Saudと会談を持った。(3/12ハリージュ・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/theuae/2008/March/theuae_March384.xml§ion=theuae&col=
  • UAEのシェイク・ハリーファ大統領は3月9日、同国を訪問したスーダンのバシール大統領と会談を持ち、両国間の関係強化(特に経済、貿易、投資分野)などについて協議した。(3/10ハリージュ・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/theuae/2008/March/theuae_March284.xml§ion=theuae&col=
  • クウェイトの国家防衛隊の副長官Sheikh Thamer Ali Sabah Al Salem Al Sabahは3月9日、米国のロング国防次官補代理(国際安全保障問題担当)が到着するのを前に、クウェイト・米国間の、特に安全保障および軍事関係における深い絆について賞賛した。3月10日より、第3回湾岸の安全保障に関するクウェイト・米国戦略対話が開催される。Thamer副長官はまた、今回の第3回会合では、地域の安全保障、協力、イラク問題、核開発問題、テロとの戦いなどについて協議されることになると述べた。さらに、パレスチナ問題については、エルサレム問題が地域の治安にとってのカギだと強調し、米国をはじめ国際社会が二国家共存に向けて関与し、解決されることを望むと語った。最近のイランに関する安保理決議については、クウェイトはこの問題の当事者ではないが、決議は国連憲章7章に基づいたものであると述べ、今回の米国との会合では、この問題は話されないとした。(3/10クウェイト・タイムズ)
    http://www.kuwaittimes.net/read_news.php?newsid=MzUxOTk4Mjc0
  • サウジアラビアの内務省報道官は3月8日、国民および外国人に対し、アルカイダのザワヒリ副官の困窮者への寄付の呼びかけに積極的に応えた者は、1週間以内に内務省に電話連絡し、自らの身の潔白証明視、立場を明らかにするようにと呼びかけた。(3/9アラブ・ニュース)
    http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=107650&d=9&m=3&y=2008
  • サウジアラビアのグランド・ムフティーSheik Abdul-Aziz Abdullah al-Sheikh師は、3月8日付al-Okaz紙に掲載された声明の中で、頼まれただけで誰にでも寄付をしたり、悪いうわさや不明な背景を持つ団体に寄付することは間違いだと語った。さらに、同師は、イスラムとイスラム教徒を傷つけ、悪を行っている事で知られている組織に資金供与をすることは、より悪いことだと述べた。数日前に、アルカイダのザワヒリ副官がアフガニスタンやパキスタンの困窮している人々のために資金を集めて欲しいとのメッセージを発出している。(3/8シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=12025
  • サウジアラビアのAbdallah bin Muhammad bin Ibrahim al-Shaykh法務相は3月5日、サウジ駐在のイラン大使Mohammad Hosseini氏との会談で、イラン政府とサウジ政府の関係は地域全体にとって、イスラムの連帯の良いモデルとなりえると述べた。(3/5イラン国営通信)
    http://www2.irna.ir/en/news/view/line-22/0803050482144317.htm
  • サウジアラビアのアブドゥラ国王は3月3日、Hashim Abdullah Yamani氏(辞任)に代わってAbdullah ibn Ahmed Zainal Alireza氏を商工業相に任命した。Alireza氏はジェッダ商工会議所会長、国務相を歴任。またサウジのWTO加盟交渉チームの責任者でもあった。(3/4アラブ・ニュース)
    http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=107480&d=4&m=3&y=2008
  • レバノンのTareq Mitri暫定外相は3月2日、民法のLBCテレビで、サウジ政府が1日、自国民に対してレバノンを離れるよう勧告を出したのは脅迫を受けたからだとのべた(詳細については語らなかった)。サウジアラビアの外交筋がAFPに語ったところによると、ベイルートで2月29日にサウジ外交官の車が銃撃された(車の乗員は難を逃れた)。なお、レバノン政府およびサウジ政府はいまだ3月末のアラブ首脳会議の招待状を受け取っていない。(3/2シャルクル・アウサト
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11966
  • リヤドで3月1日にGCC外相会議が開催(カタルのAhmed Ibn Abdullah Al-Mahmoud外交問題担当相が議長)され、レバノンの大統領は予定通り3月11日に選出されるべきとの共同声明を出した。またイスラエルによるパレスチナの人々(特に女性、子供)への攻撃を非難した。(3/2アラブ・ニュース)
    http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=107410&d=2&m=3&y=2008


  • 《2008年2月》
  • サウジアラビアのサウド外相は2月27日より2日間インドを訪問し、28日にマンモハン・シン・インド首相と会談を持った。また同外相はインドのMukherjee外交問題相と、マンモハン・シン首相のサウジ訪問日程(2006年のアブドゥラ・サウジ国王がインドを訪問)、相互投資の促進などについて協議した。(2/29シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11924
  • UAEのSultan bin Nasser Al Suwaidi中央銀行総裁は、2月28日付のAl-Ittihad紙で、ドルは強さを取り戻しつつあり、今、ディルハムのドルペッグ中止を話す時ではない、ドルペッグ制はUAEの経済を利してきたし、外国投資の呼び込みや興行および観光産業の成長を助けてきたと述べた。また、同総裁はドルペッグ制が2010年に予定されているGCC統一通貨に向けての準備に資すると述べた。この発言に先立つ2月25日、アブダビで開催された会議で、米国のグリーンスパン前連邦準備理事会議長が、GCC諸国はドルペッグ制を止めた方が良いのではと発言していた。(2/28ハリージュ・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticle.asp?xfile=data/theuae/2008/February/theuae_February999.xml§ion=theuae
  • サウジアラビアのアブドゥラ国王は2月27日、リヤドを訪問したヨルダンのアブドラ国王と会談を持った。同会談では、レバノン情勢、3月末のシリアでのアラブ首脳会議、パレスチナ情勢が中心に話された。外交筋によると、アブドラ・ヨルダン国王は2月28日からの米国訪問に先立ち、サウジ指導者と協議を行うためにリヤドを訪問したとのこと。(2/28アラブ・ニュース)
    http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=107260&d=28&m=2&y=2008
  • カタル国営のDiar Real Estate Investment Companyのガーニム・ビン・サード・アル・サードCEOは27日、記者会見でシリアへの今後5年間の投資(120億ドル)を発表した。取り掛かりはラタキアのリゾート開発(3500マンドル)で、シリアの石油、天然ガスの開発も含まれている。(2/28ガルフ・タイムズ)
    http://www.gulf-times.com/site/topics/article.asp?cu_no=2&item_no=204366&version=1&template_id=57&parent_id=56
  • サウジアラビアのアブドゥラ国王は2月24日、リヤドを訪問したエジプトのムバーラク大統領と会談を持った。同会談では、3月29~30日にダマスカスで開催予定のアラブ首脳会議を含む幅広い問題について話し合われたが、特にレバノン情勢、パレスチナの人々の困窮とイスラエルによる攻撃に焦点が当てられた。24日付アル・リヤド紙は、「(アラブ)首脳会議への参加者のレベルを決定するために、サウジアラビアとエジプトという地域大国は多くのアラブ諸国の雰囲気作りを行っており、多くの国がそれに従うようだ」「ムバーラク大統領はリヤド訪問に先立ち、サウジアラビアとサウジの人々との同盟関係の重要性を強調した」「今回の首脳会談で、アブドゥラ国王とムバーラク大統領は、レバノン大統領選出がアラブ首脳会議の成功のための前提条件だとの以前からの立場が確認された」などと報じた。ムバーラク大統領はバハレーンも訪問予定。(2/25アラブ・ニュース)
    http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=107174&d=25&m=2&y=2008
  • サウジアラビアのナイーフ内相は2月24日、同日リヤドに到着したフランスのMichele Alliot-Marie内相と、国内の治安と市民の防衛分野での協力強化協定に署名した。フランス大使館によると、両国間には1980年以来技術的な協力協定は存在していたが、今回の新協定でテロとの戦いや組織犯罪との戦いなどを含む新たな協力分野が加わることになる旨述べた。(2/25アラブ・ニュース)
    http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=107162&d=25&m=2&y=2008
  • UAE、カタルおよびフランスは23日よりアブダビで軍事演習「ガルフ・シールド1」(3カ国の広範な情報および経験の共有が目的)の一環として合同軍事訓練を開始した。歩兵隊、海軍、空軍が参加し、数日間の予定。同演習は、1995年にUAEとフランス間で結ばれた合同防衛協定により、1996年から4年に1度実施されている。カタルの参加は今回が初めて。(2/24ハリージュ・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/theuae/2008/February/theuae_February818.xml§ion=theuae&col=
  • 外高官筋より2月22日にガルフ・ニュースが入手した情報によると、あるバハレーン人女性が、GCC諸国のうち3カ国の在マナマ大使館に電話をかけ、先に死亡したヒズボラのムグニエ軍事指導者を殉教者とみなさなかったため、国内でテロが起きるだろうと脅迫した。また同女性は、3カ国の大使館員に、各首都で自爆テロが起きるのを回避したければ、ダマスカスで3月に開催されるアラブ首脳会議に参加しないよう告げたという。拘束された容疑者は、バハレーンの著名な家族の一員で年配の女性だという。(2/24ガルフ・ニュース)
    http://www.gulf-news.com/news/gulf/bahrain/10192045.html
  • 第9回ジェッダ経済フォーラムが2月23日に開催され、メッカ州知事Khaled Al-Faisal王子が開会式で、サウジアラビアの豊富な天然資源と人材、インフラ、専門性の高い国際的パートナーを有効利用することで、同国は経済的ハブとして大いに成長できると述べた。同フォーラムの講師は、ムハンマド・ユニス氏(ノーベル経済学賞受賞者)、ジョージ・ソロス氏、アラン・グリーンスパン前米連邦準備理事会会長、ファイヤド・パレスチナ自治政府首相、チャールズ英皇太子(ビデオ参加)など。(2/24アラブ・ニュース)
    http://www.arabnews.com/?page=6§ion=0&article=107135&d=24&m=2&y=2008
  • クウェイトの財務省は2月21日、公共および民間部門における国民の給与を日と突き当たり120KD(440ドル)引き上げるよう政令を発出した。政府機関で働いている外国人労働者に対しても、50KD(183ドル)の給与引き上げを決定した。クウェイト通信KUNAは報じた。昨年9月末時点で7.3%という15年ぶりの高いインフレ率への対策。(2/21ハリージュ・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/middleeast/2008/February/middleeast_February241.xml§ion=middleeast&col=
  • 在レバノン・クウェイト大使館の館員は匿名で21日、同大使館に身元不明の人物からの電話があり、2つのロケット弾が同大使館を標的としていると告げられた。このため、大使館員全員が直ちに避難したと述べた。同大使館のTarek Khaled al-Hamad臨時代理大使は、民間のレバノン放送に対し、大使館へのこうした脅かしは初めてだと語った。この出来事の前日、クウェイト国会ではレバノンのヒズボラのムグニエ軍事指導者を哀悼する会合に参加したシーア派議員が所属していた党から除名されている。なお、サウジアラビアも今週はじめ、サウジ国民にレバノンへの渡航注意勧告を発出している。(2/21シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=1185
  • UAEのシェイク・ムハンマド副大統領兼首相は、シリアのバッシャール・アサド大統領と会談をもち、アラブ民族が運命をともにしており、共通の希望を抱いていることに基づき、アラブ諸国間における相互理解を達成するための協力の重要性などについて協議した。(2/19ハリージュ・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?section=theuae&xfile=data/theuae/2008/february/theuae_february651.xmlおよびhttp://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?section=theuae&xfile=data/theuae/2008/february/theuae_february657.xml
  • UAEのシェイク・ムハンマド副大統領兼首相は2月18日ダマスカスに到着後、報道関係者に対し、今回のシリア公式訪問はUAEとシリアの指導者間での二国間関係およびアラブの結束についての継続的協議の枠組みの中で実施された、と述べた。(2/19ハリージュ・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/theuae/2008/February/theuae_February642.xml§ion=theuae&col=
  • ジェッダの法医学センターがシャルクル・アウサトに対し明らかにしたところによると、サウジアラビアにおける2006年の自殺者は約266件、うち100人がサウジ人であり、増加傾向にある。(2/18シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11823
  • サウジアラビアのIbrahim Al-Assaf財務省は2月17日、シューラ評議会(メンバー150人)の会合で、インフレ問題の解決のための手品のような方法はないと述べて、給与引上げ、必需品に対する補助金など、インフレ・インパクトを緩和するための最近の政府の政策の重要性を指摘した。また、同会議に同じく出席していたHamad Al-Sayariサウジ金融庁長官はドルペッグ制のインフレに対する影響はあまり大きくない旨述べた。(2/18アラブ・ニュース)
    http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=106909&d=18&m=2&y=2008
  • クウェイトのShaikh Jaber Al Khalid Al Sabah内相は、クウェイトのAlrai紙へのコメントの中で、ヒズボラのムグニエ軍事指導者の死はクウェイト国民を喜ばせたと述べた。また、ムグニエ指導者は、1988年にクウェイト航空機をハイジャックし、クウェイト人の乗客2人を殺害しキプロスの空港で放り出した事件の背後にいた人物であり、彼の死は神が下した罰だと述べた。(2/15ガルフ・ニュース)
    http://www.gulf-news.com/news/gulf/kuwait/10189924.html
  • カタルの開発計画総事務局(GSDP)が2月14日に発刊したデータによると、カタルの2007年の対前年比インフレ上昇率は推定14%となった。GSDPは、物価上昇は主に、賃料、燃料・エネルギー関連であり、特に住宅賃貸料部門が上昇した、と発表した。(2/15ガルフ・タイムズ)
    http://www.gulf-times.com/site/topics/article.asp?cu_no=2&item_no=201813&version=1&template_id=57&parent_id=56
  • ASISインターナショナル(American Society for Industrial Security、セキュリティーの専門家のためのグローバル組織)のジェッダ支部が2月11日、初のフォーラムを開催した。同フォーラムでMansour Al-Turki内務省報道官は、家庭や学校は若者の考えや行動をチェックすべきとして、サウジ社会は過激派のイデオロギーと対決するために、より熱心な役割を果たす必要があると述べた。(2/13アラブ・ニュース)
  • UAEのシェイク・ハリーファ大統領は2月12日、同国を訪問したエジプトのムバーラク大統領と会談し、アラブおよびムスリム諸国の問題について共通の観点を持つことが重要だとの見解で一致した。また、二国間における、特に経済・貿易・投資分野での協力と関係強化について協議した。(2/13ハリージュ・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticle.asp?xfile=data/theuae/2008/February/theuae_February441.xml§ion=theuae
  • オマーンの国家経済省が発表したところによると、同国の2007年12月のインフレ率は8.29%となり7ヶ月連続の上昇、食糧、飲料、タバコの消費者物価に限れば14.4%の上昇となった。(2/12ガルフ・タイムズ)
    http://www.gulf-times.com/site/topics/article.asp?cu_no=2&item_no=201088&version=1&template_id=37&parent_id=17
  • サウジアラビア王室は2月11日、アブドゥラ国王はスルタン・ビン・サルマン王子を観光最高委員会の事務局長に再認したと発表した。スルタン王子は2000年に同委員会が設立されて以来事務局長の地位にある。スルタン王子は米国のSyracuse大学の市民・公共問題マックスウェル・スクールで社会政治学の修士号を修得、最初のアラブ人・イスラム教徒宇宙飛行士(1985年のスペースシャトル・ディスカバリーに搭乗)。宇宙探検協会の設立メンバー、サウジ航空クラブ設立委員会会長。(2/12アラブ・ニュース)
    http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=106705&d=12&m=2&y=2008

  • http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=106735&d=13&m=2&y=2008
  • アラブ・ニュースが伝えるところによると、多くの家主が最近、数千リヤル単位で家賃の値上げをしているという。このことで低所得者の多くが被害を受けているという。(2/9アラブ・ニュース)
    http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=106611&d=9&m=2&y=2008
  • フランスのエネルギー企業トタールは、サウジアラビアでの天然ガス探査のプロジェクトから撤退し、その持分をパートナーであるロイヤル・ダッチ・シェルおよびサウジ・アラムコに移転すると、ジョイントベンチャー企業の通称サウス・ルブ・アルハリ会社が2月8日に発表した。これにより、同社のシェアは、シェルが40%、アラムコが30%となる。(2/9シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=6&id=11719
  • UAEのシェイク・モハンマド副大統領兼首相(ドバイ首長)は7日、ベルリンでメルケル・ドイツ首相と両国間のさらなる関係強化を確認し、両国間の利益にかかわる主要問題と、パレスチナ・イスラエル紛争、イラン、イラク、レバノン、アフガニスタンなど最近の中東情勢に関して広範な意見交換行い、2日間のドイツ公式訪問を終えた。訪問初日に、シェイク・モハンマド副大統領はベルリンでドイツの主要ビジネス関係者と会談し、ドイツの投資家や中小企業にUAE経済の様々な分野で存在感を示して欲しいと要望した。(2/8ハリージュ・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticle.asp?xfile=data/theuae/2008/February/theuae_February277.xml§ion=theuae
  • クウェイトの国営石油会社Kuwait Petroleum Corporation(KPC)のCEOのSaadal-Shuwaib氏は2月4日、クウェイトは2009年より、カタルから日量1420〜2130万立方メートルのLNGの輸入(海上輸送)を開始すると述べた。輸入量の大部分は電力供給と淡水化プラントに使用されると述べた。(2/5ガルフ・タイムズ)
    http://www.gulf-times.com/site/topics/article.asp?cu_no=2&item_no=199824&version=1&template_id=57&parent_id=56
  • クウェイト国土輸送連合(the Kuwait Overland Transport Union)会長Saeed Dashti氏は2月4日、国有鉄道および地下鉄の敷設計画(経費約114億ドル)を発表した。国鉄の敷設距離は約518km(66億ドル)、イラクとのガルフ鉄道2000kmの予定との乗り入れを計画している。またクウェイト高速輸送システムの敷設距離は171km(65%は地上、残りは地下、経費48億ドル)で主な住宅地をカバーする予定である。2004年のGCC首脳会議で地域鉄道網の整備に向け合意ができていた。(2/5ガルフ・タイムズ)
    http://www.gulf-times.com/site/topics/article.asp?cu_no=2&item_no=199743&version=1&template_id=37&parent_id=17
  • アラブ・ニュースが伝えたところによると、サウジアラビアのIyad Madani文化・情報相が2月3日、諮問評議会で同国の報道関係者が同評議会の会議に出席することを禁止する命令を出した。これより以前に、諮問評議会のSheikh Saleh Bin-Humeid議長は、諮問評議会の会議へのメディアの出席を禁止することは同評議会の目的である“開放性”のポリシーに反すると表明していた。(2/4アラブ・ニュース)
    http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=106404&d=3&m=2&y=2008
  • サウジアラビアのグランド・ムフティーSheikh Abdul Aziz Al-Asheikhは2日、コメント(1日の金曜の礼拝で述べた内容)を公表し、同国政府は物価上昇をコントロールするためのあらゆる努力をすべきであり、生活必需品の価格を固定すべきと主張した。サウジアラビアの諮問評議会はインフレの進行や生活必需品の価格について協議するために、Dr. Ibrahim Al-Assaf財政相を2月(17日)の会議に招聘している。Assaf財政相は記者会見で、諮問評議会が政府にドルペッグ制からの離脱を要請しているとの見方を一蹴した。2007年12月のサウジアラビアのインフレ率は6.2%を記録した。(2/3アラブ・ニュース)
    http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=106440&d=4&m=2&y=2008
  • 1月30日の米国の政策金利引下げに続いて、GCC諸国の中央銀行は1月31日、ドルペッグ制の圧力を抑止するために預金金利を引き下げる一方、インフレーションが進むことを避けるために貸出金利は据え置いた。サウジアラビア、カタル、バハレーンは米国の利下げに即して主要預金金利を下げ3%とした。UAEとクウェイトはレポ金利を下げ、それぞれ3%、3.5%とした。(2/1アラブ・ニュース)
    http://www.arabnews.com/?page=6§ion=0&article=106349&d=1&m=2&y=2008


  • 《2008年1月》
  • サウジアラビアの週定例閣議は28日、国内の価格上昇に対処するため17のプログラムを承認した。その内容は輸入関税と行政サービス料金の50%カット、社会保障の分配の10%増加、基本生産物への補助金の継続などが含まれる。(1/31ハリージュ・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/middleeast/2008/January/middleeast_January449.xml§ion=middleeast&col= 
    また、17プログラムに含まれる国家公務員と年金生活者に対する5%の収入増加は、今月から実施されると発表した。(1/30アラブ・ニュース)
    http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=106241&d=30&m=1&y=2008
  • イスラム諸国会議機構(57カ国)の企業トップ100ランキングにおいて、サウジ・アラムコが2007年の1位となった。アラムコ以外にサウジアラビアからは19社がランク入りしている。(1/30アラブ・ニュース)
    http://www.arabnews.com/?page=6§ion=0&article=106237&d=30&m=1&y=2008
  • UAE高官との会談のため同国を訪問中の北大西洋条約機構(NATO)のJaap de Hoop Scheffer事務局長は、エミレーツ通信社(Wam)との独占インタビューで、UAEとNATOはイスタンブル協力イニシアティブ(ICI)に沿った協力体制の樹立について熟考している、NATOは既にクウェイト、バハレーン、カタルとの関係を持っており、現在UAEと交渉中であると述べた。また、NATOは同地域での政治的・軍事的利益を模索しているのではなく、双方の共通の理解に基づく共通の利益を求めていると強調した。UAEはコソボとアフガニスタンの平和維持に参加しており、NATOはこれを評価していると述べた。 (1/27ハリージュ・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticle.asp?xfile=data/theuae/2008/January/theuae_January816.xml§ion=theuae
  • サウジアラビアの国防・航空副大臣のKhaled ibn Sultan王子は、アスベスト問題に関するシンポジウムの席で記者たちに対し、2009年に72機のユーロファイター・タイフーン戦闘機がサウジに納品されると述べた。同戦闘機は、BAE システム、欧州航空防衛宇宙会社(EADS)およびFinmeccanicaの合弁により英国、ドイツ、イタリア、スペインで生産されている。2007年9月11日に、サウジと英国が44億3000万ポンド(88億6000万ドル)の契約を結んだ。サウジ国防・航空省によると、1機当りの価格は英空軍の購入価格と同じである。また同省によると、この武器取引は、2005年12月のサウジ軍の近代化に関する二国間覚書(技術移転、サウジ国内の国防産業への投資、サウジ人パイロットの訓練を含む)、および2006年8月の基本合意書に基づくものである。さらに、Khaled王子は、1月のブッシュ米大統領のサウジ訪問時には米国との武器取引に関して何も話し合われなかったと述べた。(1/27アラブ・ニュース)
    http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=106119&d=27&m=1&y=2008
  • レバノンのシニオラ首相は25日、サウジアラビアを訪問しリヤド郊外のジャナドリヤ牧場でアブドゥラ国王と会談を持った。会談では現在のレバノンの危機的状況とアラブ連盟の解決努力について話された。サウジ側同席者はサルマン・リヤド州知事、サウド外相、情報責任者のMuqrin王子、駐レバノン大使。レバノン側は駐サウジ大使と、3人の首相顧問(Mohammad Shateh、Dr. Ridwan Al-SayyedおよびRola Muruddin)が同席。サウジ国営通信が報じた。 (1/26アラブ・ニュース)
    http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=106100&d=26&m=1&y=2008
  • シャルクル・アウサトが入手した情報によると、イスラエルによるガザと西岸地区に対する攻撃について協議するためにカイロのアラブ連盟事務所で開催された会議(20日から始まる週の前半に開催)で、駐アラブ連盟サウジアラビア大使とシリア大使の間で口論となった。その内容は次のようなものだったという。シリア大使が、ブッシュ大統領の訪問を受けた中東諸国の気前の良い歓迎を揶揄したことに対し、サウジ大使はその言葉をさえぎり、サウジ政府の政策に対して当てこすりをいうものは誰でも許さないと述べた。さらにサウジ大使は、米国はクウェイトがイラクに侵攻されたときに50万の軍隊と5000の戦車、1000の戦闘機を展開してくれた友好国であるゆえに、その国の大統領を歓待するのだと述べ、あなた(シリア)の当時の友好国のソ連が米国と同じことをしてくれたならば、あなたはロシアの指導者をダマスカスの征服者でもあるかのように歓迎しただろうと述べた。(1/24シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11556
  • バハレーンの市場規模で最大の貸し手であるAhli United 銀行(AUB)がイランとのビジネスを差し止めた。同銀行事情に詳しい2つの情報源によると、イラン孤立化に向けた米国の圧力によるもの。今回の処置が、同銀行の支社で、2004年にイランの2つのパートナー(サデラト・イラン銀行およびメッリ・イラン銀行)と取引を始めたFuture銀行にどのように影響してくるかは不明。バハレーン国会の金融・経済委員会のメンバーの一人は、今週、政府がAhli United銀行にイランとの関係を凍結するよう圧力をかけたと述べた。サデラト銀行の関係者の一人は、シャルクル・アウサトに対し、AUBの決定は政治的なものだと述べた。 (1/17シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11491
  • リヤドで1月20日に「第2回グローバル競争力フォーラム」が開催された。開会に際し、サルマン・リヤド州知事がアブドゥラ国王からの、サウジアラビアはいくつかの経済改革を行っており、この改革の流れは今後も続き、そのことが同国経済に前向きな影響を与えるだろうとのメッセージを読み上げた。(1/21アラブ・ニュース)
    http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=105924&d=21&m=1&y=2008
  • 1月14日にサウジアラビアを訪問したサルコジ大統領は、サウジへの民生用原子力エネルギーの可能性を検討するための支援(フランス原子力エネルギー委員会のサービス提供)を申し出た。また、同大統領とサウジアラビアのアブドゥラ国王は、石油・ガスに関する合意書、政治協力に関する合意書に署名した。シャルクル・アウサトが報じたところによると、サウジアラビアはフランスに、国境治安システムの改良、フランス製ヘリコプター、艦船、潜水艦の購入を求めている。また、フランスによるメッカ・メディナ間のTGV高速新幹線の敷設とリヤドの地下鉄の開発を期待している。(1/14シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11451
  • イエメンで元駐イエメン米国大使の殺害を計画した容疑で拘束されていたイエメン人2人は1月14日、上訴裁判所で刑期を終えたとして釈放を命じられた。2人は2004年に拘束され、2006年に5年の刑期を言い渡されたが後に3年に減刑されていた。(1/14シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11457
  • イエメンのアルカイダは1月12日遅くイスラム系ウェブサイトに、イエメン政府に対し拘束しているアルカイダ関係者を釈放するよう要求すると共に、同国政府に殺害された仲間の復讐をする旨の声明を出した。(1/13シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11439
  • サウジアラビアのアブドゥラ国王は1月7日、閣議で、政府の全機関に対し、活動の質的向上と手続きの簡素化を行うように指示した。また、政策立案者たちに対し、サウジの財政・経済政策の最重要課題は経済成長であり、国民生活の向上と購買力を高めることだと述べた。(1/8アラブ・ニュース)
    http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=105427&d=8&m=1&y=2008
  • サウジアラビアのアブドゥラ国王は1月2日、リヤドでバハレーンのハマド国王と、パレスチナ、イラク、レバノンの状況を中心に地域および国際社会の主要問題について協議を持った。両国はまた、GCCの枠組みでの共同作業やGCC共通市場を含む現状などについても話し合った。サウジ国営通信SPAが報じた。(1/3アラブ・ニュース)
    http://www.arabnews.com/?page=1§ion=0&article=105228&d=3&m=1&y=2008
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    ◆北アフリカ関連

    《2008年4月》
  • エジプトのナイル・デルタのMahalla el-Kobraの町で4月6日、物価上昇と給与の停滞に抗議して数千人がデモを行い、建物への放火、商店からの強奪などを行った。エジプト警察は催涙ガスなどを使用し、およそ150人が逮捕され、80人程度が負傷した。また同日、エジプト全国にストが呼びかけられた。4月8日には主要な地方議会選挙が控えている。(4/7ハリージュ・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2008/April/middleeast_April57.xml§ion=middleeast&col=
  • エジプトの治安筋によると、エジプト警察は4月3日、ムスリム同胞団のメンバー51人を逮捕した。同胞団側もウェブサイトで6つの地方で拘束が行われたことを確認した。治安筋によると、拘束者の何人かは来週の地方選挙に立候補することが裁判によって明らかになった。エジプト政府が同胞団のメンバーの立候補を阻止しようとしていることに対し数千人の同胞団メンバーが講義を行った後、エジプト警察は4月1日、2日で247人の同胞団メンバーを拘束していた。(4/3イェデオト・アハロノト)
    http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-3527374,00.html


  • 《2008年3月》
  • エジプトの警察(匿名)およびムスリム同胞団が明らかにしたところによると、エジプト警察は3月4日(主要地方議会選挙の立候補者受付開始日)、54人のムスリム同胞団メンバーを逮捕した。(3/4シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11986


  • 《2008年2月》
  • モロッコのMAP通信が2月20日に同国内相の発言を引用して、モロッコ政府は欧州で強盗によって資金を収集し、モロッコの閣僚および同国のユダヤ人コミュニティーの人々の暗殺を計画していたテロネットワークを摘発したと報じた。さらに、同ネットワークに関与していたメンバーがいたとして、イスラム政党Al Badil Al Hadariの活動を禁止したと伝えた。モロッコ各紙は、今週、過激派に対する捜査で合計32人が逮捕されたと報じている。(2/22ヨルダン・タイムズ)
    http://www.jordantimes.com/index.php?news=5900
  • モロッコ首相府は2月20日、al Badil al Hadari(市民の選択)党の指導者Mustapha Moatassim氏が、18、19日に警察が拘束したテロネットワーク関係者の中に含まれていたとして、同党の活動を禁止すると発表した。同党はこれまで法的に活動が認められており2007年9月の国政選挙にも参加していた。(2/20シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11845
  • エジプトの治安部隊は2月17日、4つの行政区(Dakahlia、Ismalia、Beni Suef、およびal Wadi al Gedid)でムスリム同胞団のメンバーの家屋の手入れに入り、51人を拘束した。ムスリム同胞団側は、4月8日に予定されているシューラ評議会選挙を前に、より多くの逮捕者が出ると見ている。(2/18シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11824
  • エジプトの治安筋がドイツ通信社(DPA)に語ったところによると、同国政府は2月14日、ムスリム同胞団のメンバー36人を、マネーロンダリング、違法組織への参加などの容疑で逮捕した。(2/14ハリージュ・タイムズ)
    http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticleNew.asp?xfile=data/middleeast/2008/February/middleeast_February164.xml§ion=middleeast&col
  • エジプトの最高民事法廷は2月9日、イスラムに改宗した12人のコプト教徒が、再度、もとのコプト教に改宗することを容認するとの裁定を出した。同法廷は、再開集を禁じるとの2007年4月の裁定を覆した。(2/10シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11731
  • エジプトの治安筋によると、2月7日夜、イスラエル・エジプト国境から10mエジプト側に入った地点に、Karm Abu-Salim検問所でパレスチナ人活動家によって発射されたと思われるロケット弾が着弾した。標的を誤り、エジプト領内に打ち込まれたと見られる。被害はなかった。一方、エジプト治安機関は、ガザ地区から帰国した数十人のエジプト人がイスラエルへの攻撃実施のためにハマスの活動に参加するためパレスチナ領に入ったとの報告を受け、これらのエジプト人の調査を始めた。また一方、ムスリム同胞団はMuhammad Mahdi Akif指導者を通じて、ハマスへの言及はなかったがラファ検問所でのエジプト軍兵士に対する攻撃を非難した。(2/9シャルクル・アウサト)
    http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=11729


  • 《2008年1月》
  • エジプトのHassan Younis電力相は10日、エジプト初の原子炉はアレキサンドリアの160km西の地中海沿岸のDabbaに建設予定だと述べた。また同電力相は、電力省が2030年までにIAEAと協力するための法的枠組みを整備するための法律を作成し、3月に国会に提出予定だと述べた。(1/11ヨルダン・タイムズ)
    http://www.jordantimes.com/index.php?news=4925
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    ◆ トルコ関連

    《2008年3月》
  • 米国防総省のGeoff Morrell報道官は3月10日、ゲーツ国防長官が今年2月トルコ訪問において、ミサイル防衛設備のトルコ設置問題に関しトルコのギュル大統領、エルドアン首相およびトルコ軍のブユクアヌト参謀長と協議したと述べた。この件に関しトルコの外交筋は3月11日、トゥデイズ・ザマンに対し、トルコは米国からの提案書を受け取っていないと語った。(3/12トゥデイズ・ザマン)
    http://www.todayszaman.com/tz-web/detaylar.do?load=detay&link=136182


  • 《2008年1月》
  • トルコの統計局は21日、最近実施された調査の結果を発表し、2007年12月末現在の人口は7048万7917人(この他に9万8339人の外国人が在住)であることを表明した。このうち70.5%が都市部居住者。またイスタンブルには17.8%が居住している。(1/22トゥデイズ・ザマン)
    http://www.todayszaman.com/tz-web/detaylar.do?load=detay&link=132200
  • 1月17日付スター新聞が、独立系の調査団体Pollmarkが12月に実施したトルコでの世論調査結果を掲載した。それによると、57.8%がPKKとの戦いにおける米国の協力を歓迎していると回答、同協力に懐疑的との回答は30.8%であった。また、トルコ政府のテロとの戦いが成功していると評価するとの回答は64.7%、しないとの回答は30.4%。テロとの戦いで政府と軍が協力していると評価する回答は69.5%、一方23.3%は政府と軍は良い関係にないと答えた。(1/18トゥデイズ・ザマン)
    http://www.todayszaman.com/tz-web/detaylar.do?load=detay&link=131917
  • ダマスカスで1月10日、シリアのNader al-Bunni灌漑相の主催で、トルコのVeysel Eroglu環境・森林相およびイラクのAbdul-Latif Jamal Rasheed水資源相が水資源に関する会議を開催した。(1/11トゥデイズ・ザマン)
    http://www.todayszaman.com/tz-web/detaylar.do?load=detay&link=131397
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    ◆ その他