「感動、泣ける」本をぜひ洋書多読の一冊に。

「泣くことはストレス解消になる。」という話を聞いたことはありませんか?
感動する映画やドラマ、本などで涙をぼろぼろ流したあとは、確かにすっきりとした気持ちになれる気がします。(あまりに重く悲しいようなものは逆効果かも知れませんが。^^;

ここでは児童書など比較的やさしく読みやすい洋書の中から、実際に読んで心に残っている「泣けた」小説を、特にお薦めだと思うものだけ厳選して並べてみました。
洋書の多読などで読む本を探す際のひとつの参考にでもなればと思います。


《 おすすめタイトル紹介 》

Dustbin Baby

Dustbin Baby 表紙画像

Dustbin Baby
Jacqueline Wilson (著)

《 あらすじ 》
生まれてすぐゴミ箱に捨てられていた April 。 14歳の誕生日に里親とケンカした彼女は家を飛び出します。 いままで育ってきた場所を巡る中で、自らの過去を振り返る April が辿りつくことは・・・。

読みやすさレベル: 5.5  SSSの書評システムより)

イギリスの人気児童文学作家 Jacqueline Wilson の名作のひとつ。
英語学習と読書の趣味を兼ねた多読をはじめて最初に出会った「泣ける」洋書だったので、個人的にとても印象深く、読んで良かったと思わせる作品でした。
生まれたばかりでゴミ箱に捨てられ、里親の元を転々として育ってきた14歳の少女 April 。 彼女が家出して生みの母と自分のルーツの手掛かりを求めて旅する現在に、それぞれの場所での過去の回想が重なって描かれていく構成と、後半でのとあるサプライズの明かし方には感心してしまいます。
重い話が続く中、現在の里親 Marion のエピソードからは感動の泣き所満載。


So B. It

So B. It  表紙画像

So B. It
Sarah Weeks (著)

《 あらすじ 》
知的障害を持つママと暮らす12歳の少女 Heidi。 家族のように世話をしてくれるお隣のおばさんに支えられながら愛情に満ちた日々を送っていた彼女でしたが、ある古い写真をきっかけに、自分たちのルーツを知るためニューヨークへ向かうことに。

読みやすさレベル: 4.5 〜 5.5

ハートブレイキングだけど、前向きで、心をあたたかくしてくれる作品。
前半、設定や状況をつかめるまでは少しわかりづらいかも知れません。
しかし、Heidi がひとりでバスに乗り込みニューヨークへ向かう中盤あたりから、物語が大きく動き出します。そこからは、情景が心に鮮やかに浮かぶような描写と展開にぐいぐいと引っ張られて、ほとんど一気読みなペースで読了してしまいました。
自分で読んで知っていくほうが良いと思うので、これ以上内容には触れませんが、後半は涙涙で読書中断を余儀なくされること幾たびか。。°(ToT)°。
一度最後まで読んでから再読すると、最初読んだときには意味不明だったことが一本の糸につながって理解でき、また違った感動を味わえます。 そして、以前は気にも留めなかった何気ない言葉ややりとりにも、また涙・・・。°(ToT)°。


There's a Boy in the Girls' Bathroom

There's a Boy in the Girls' Bathroom  表紙画像

There's a Boy in the Girls' Bathroom
Louis Sachar (著)

《 あらすじ 》
いつも嘘をついたり、みんなの嫌がることをするクラスの問題児 Bradley が、新しく学校にやってきたスクールカウンセラーとのふれあいを通し、少しずつ心を開き自分の殻を破ってゆく・・・。

読みやすさレベル: 4.4

Holes などが有名な児童文学作家 Louis Sachar の作品。
コメディっぽいタイトルや表紙イラストからは、泣けるような本だなんて絶対想像しないでしょう。 実際、レビューに感動作とあっても、カバーを見て長らく避けてました。(^^;
でも、違うんです。 感動してしまうんです。
特にグッときた感動シーンは The knot pulled tighter. から畳みかけてくるところ。 Bradley の心の叫びの高まりが見事に表現されています。
児童書ですが大人のほうがいろいろと心に響くのではないでしょうか。

*追記:
リンク先の版が変更されたようで、カバー画像も別のものになってしまいました。ちなみに、レビュー時の版のイラストはこちらの 学校、図書館エディション と同じものです。


A Walk to Remember

A Walk to Remember 表紙画像

A Walk to Remember
Nicholas Sparks (著)

《 あらすじ 》
17歳のちょっとやんちゃな高校生 Landon は、品行方正過ぎてクラスからは少し浮いている牧師の娘の同級生 Jamie と、ふとしたきっかけから親しくなり、やがて恋に落ちる。しかし・・・。

読みやすさレベル: 6.4

ラブストーリーの大家 Nicholas Sparks の代表作の一つ。
とても純粋で切なく美しい青春ラブストーリーです。
児童書ではないので、ほかの洋書と比べると少し読書レベルが上がるものの、素直な英文で書かれており、英語の難易度としてはそれほど高くないと思います。
ネタバレになるので内容にはあまり触れられませんが、後半からは涙ポイントの連続。中盤でも Jamie をよく知るようになって Landon が自らを省み、変わってゆく様子は感動的です。
予想のつきやすい、”ベタ”といえばかなり”ベタ”なストーリーなので、斜に構えたり先読みしたりせず、素直に物語に入り込んで浸ってみてください。きっと泣けます。


以上、いろいろある中で特におすすめできる洋書小説たちのご紹介でした。
ほかには、苦難を乗り越える日系家族の絆を瑞々しく描いた『 Kira-Kira 』などもとても感動的で清涼感のある児童書で、紹介に入れるかどうか迷った作品です。
これらはあくまで個人的な感想ですので、好みによって評価の分かれる部分もあると思いますが、よかったら試してみてください。

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