ポピーフィールド Poppy Field

１４日（日）の福島：未勝利・芝１８００ｍ牝馬限定に野元騎手で出走した。

パドックでは、−８Ｋｇの馬体重で体の造りはまずまずだが、ひどい毛艶。物見するわ、気の悪いところを見せるわで再三再四、厩務員に怒られる始末。

レースは好スタートから注文を付けてハナに立つ格好。外に突つかれつつの競馬であったが４角まで先頭。直線も交わされてから良く粘ったもののハナ差３着に惜敗。

終い13.5秒もかかる展開であったが後ろから来ないという、今の福島の馬場を象徴する結果に恵まれた格好。
戦前はかなり悲観視する材料ばかりだったために、予想外の好走であった。
再度恵まれる展開のレースになれるかどうかは、やや疑問。ただ、良化すべき材料はたくさん有るので、そのあたりに期待。

レース後、両前に骨膜が出てしまい、さらに両腰にも疲れが見られることから、引退し繁殖入りすることに決まった。
あの荒れた馬場状態での走りが堪えたのだろう。良血だっただけに、思うような活躍が出来なかったのは非常に残念である。

「ポピー（けし）の花咲く野原」の意。母名から。フィールドはここでは競馬場のこと。本馬の存在が大きくクローズアップされることを願って。