プリフィーマインド　Purifie Mind

３１日の函館：湯浜特別（５００万下、芝２０００ｍ別定）に中館騎手で出走した。
パドックでは少しだけ周りを気にして物見をする様子がうかがえた。馬体そのものは十分調子がいい状態のよう。

レースはすんなりとハナに立てる展開であったが、３−４角で早くも並ばれてしまい、ちっとも伸びずにシンガリ負け。

前走と比較して、明らかに距離が長いのが原因であろう。もうすこし他の馬を離した状態での逃げが必要かも。
あるいは思い切った逃げ／待機策とか、芝１２００ｍ／１５００ｍへの出走とかが考えられるが、いよいよ現役続行に黄色ランプ点灯か。
レース後、栗東トレセンに帰厩したが、先週から両前脚に深管骨瘤がでて痛がっており調教ができない状態。
この調教再開のメドが立たないため、引退させる事に決定した。
気性面がネックになってしまい思うようなレースぶりにならなかったのは、本当に残念である。

母ウィンディロマンスは、調整放牧以外に休んだことのない誠に丈夫な馬だっただけに、この仔が骨折するというのは意外であった。
デビュー前は、気性が荒くて手を焼くとか、ゲート試験に落ちたとか伝わってきていたが、２戦ともすんなりしたスタートを切り軽快な逃げ脚であったのだが、 いかんせん、直線での踏ん張りに欠け、勝つまでには至らなかった。
骨折放牧明けの復帰戦で見事に未勝利脱出となったところを見ると、鉄砲はきくようだ。ボルト入りの脚なので、当面はダート戦に使われるだろう。
戦法としては「行ってどこまで」なので、小回りコースの方が向きそう。
また、気性面に難があったため去勢されている。今のところ、効果のほどはあまり無いようである。

「心を浄化する」の意。いつでも心を新たにしてレースに臨んで欲しいとの願いから。