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<我が家で飼育(U)> 孵化完了 (2002年1月16日)

 秩父イワナの卵は1月13日(8日目)の朝に孵化が完了していました。但し、未受精卵が2粒、死卵が3粒ありました。99%以上が孵化したことになります。その後、15日の朝に1尾死んでいましたので、1月16日現在594尾が生存しています。

 稚魚の泳ぎ(動き?)は、13日までは1〜2秒体をくねらせる程度でしたが、14日から籠の中を移動するようになりました。15日に、アミ籠の目(穴)から逃げ出した稚魚が水槽の底に10尾ほどいたので、全て水槽に放すことにしました。中には浮上するものもいますが、ほとんどは水槽の底に腹をこすりながら泳ぎ、水槽の端にぶつかると止まります。そのためコーナーに集まってしまいます。

◇1日の孵化数にばらつきが出ました◇
飼育開始時は、池(沢の水)より我が家の水の方が3℃ほど高いので、その温度差によるものと考えましたが、2日目、3日目は徐々に少なくなっていきました。4日目に多くなったのは、孵化数を管理しやすくするために、卵を別のアミ籠にピンセットでつまんで分けた数時間後からでした。6日目の9:00〜14:00までは孵化が止まったので、ピンセットで卵を移動したら、数時間後に孵化が始まりました。
このことから、刺激を受けると孵化する(進む)と思われます。来年は池で確認したいと思います。


<2002.1.21追記>

孵化数は、前の確認からその確認までの間に孵化した数です。

1日目 (午後自宅到着)
      移動中− 2尾(1時間)
      3時間− 3尾
      2時間−85尾
2日目 14時間−23尾
      6時間− 3尾
      2時間− 1尾
3日目 17時間− 0尾
     11時間− 5尾
4日目 13時間− 0尾
     
(卵移動)
      7時間−150尾
5日目 18時間−126尾
      9時間− 79尾
6日目 14時間− 69尾
      5時間−  0尾
     
(卵移動)
      9時間−14尾
7日目 20時間−25尾
8日目 14時間−10尾
       

    
確認の間隔


***** 飼育開始から11日目までの飼育方法を以下にまとめました *****

(写真をクリックすると拡大写真になります。 ブラウザの「戻る」で戻って下さい)

飼育方法
 水槽・・・・・・90cm(L)X30cm(D)X45cm(H)
 フィルター・・60cm用


開始から3日目まで
アミ籠1個

4日目から10日目まで
アミ籠2個

11日目
水位を半分にした水槽

<開始から3日目まで>
 浮き(プチプチ)を付けたアミ籠1個に卵を入れ水槽に浮かべて、フィルターで水の浄化と循環をする。

<4日目から10日目まで>
 アミ籠を2個に増やし、一方に卵を取りだして孵化数を確認しやすくした。卵は籠の中央に集める。

<11日目>
 水深を半分(20cm)にし、水槽に放す。


水深を浅くした理由
 昨年の秩父ヤマメ飼育が終えた後、この水槽で金魚を飼育していました。昨年末ごろ1年間使用したエアーポンプの泡の出る量が極端に少なくなり、どこからかエアー漏れしているのかと確認したが漏れはありません。エアーストーン(?。泡が出るところ)を上げてみると、水深が浅くなるに従い泡の量が多くなりました。そのとき水圧がこんなに影響するのかと驚きました。自然の産卵は浅い場所で行われるので、稚魚の飼育には適度な(浅い)水深が必要ではないかと考え、今年は水深を20cmにしてみました。(水槽の通常の水深は40cm)
■ポンプの下(水中)のパイプを短くする

■台はワゴンの中段を使用

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