28(29)MHzヘリカルアンテナの製作

(CBL、船舶無線受信可)

1.まず始めに。

 このバンドではお馴染みの、銅箔テープを使ったヘリカルアンテナを作ってみました。前々から実験をしてみたかったアンテナの1つでした。エレメントに、エナメル線や銅線を使ったものは試した事はあるものの銅箔テープを使ったのは初めてです。10mマンの間では、HE−4号と呼ばれておりこのバンドに出ていると耳にされる事もあると思います。「幅広なので飛びもいい」「テープなので巻きやすい」などと愛好者の間では大変好評で多くの局に自作されています。

左は完成写真。このサイズの写真では銅テープはよく見えにくい。

2.使用材料

グラスロッド          :長さは1.3〜2m弱
ヘリカル用コネクター      :CB用?。
銅箔テープ           :幅4ミリ〜8ミリ 7m弱
ディップドマイカコンデンサー :100pF
細い電線            :少々
熱伸縮チューブ        :透明な物を使用の事
防水キャップ           :先端につり付けます
その他接着剤などは必要になります

上は銅箔テープ。
(ステンドグラス用)
左はヘリカル用コネクタ
備考:
  • 銅箔テープは幅広程よいが、その分長いグラスロッドが必要になる。私の場合は
    6ミリ幅のテープを使い、巻き間隔も過少広めに取ったため全長が1.3メートル
    強の長さになった。
  • 銅箔テープは、3M等から出ているようだが、ステンドグラス用を使うとよい。
  • ディップドマイカコンデンサーは地域によっては入手が難しいかもしれない。私の
    地域ではどのパーツ屋も置いていなかった。やむを得ずパーツ屋と相談した結果
    高周波に対して効率のよいシルバーマイカコンデンサー(だったかな?)を使った。

3.製作方法と調整



上:等価回路
左:実体配線図
10ターン目あたりがタップの位置です。
  • 最初にコネクターをグラスロッドに差し込みどこまで入るかチェックする。(マジックで印を付けるといいだろう)
  • コネクターの心線側にコンデンサーを取り付ける。10ターン目あたりの所までグラスロッドの中を這わすので、その長さ分電線で延長する。(左記の実体配線図や等価回路参照の事)
  • グラスロッドに銅箔テープを巻く。最初の13ターンまでは、幅4ミリ間隔で巻いていき、残りは1ミリから3ミリの間隔で最後まで巻く。私の場合は帯域を広く取りたかったので、最初4ミリあと3ミリの等間隔で巻いていった。
  • グラスロッドにコネクターを接着剤で接着し、巻き始めの部分をコネクターのアース側に半田付け。
  • アンテナをモービルに取り付け、SWRをチェック。多分28MHzの下の方もしくはCB帯(笑)に同調している。タップの位置を上下し一番SWRが低い所へ仮止め。タップの位置が決まったら銅箔テープを先端から切り周波数を調整する。この作業を繰り返し最良の状態まで行う。
  • 調整が済んだらタップを半田付けしよう。熱伸縮チューブや防水キャップを先端に取り付ける等して仕上げる。ここで注意する事がある。熱伸縮チューブをかぶせると、同調点が100KHz位共振点が下がるので、最初からこれを見込んで調整の事。

4.使用感

作成した時は丁度シーズンOFFだったのであまり評価は行っていないが、先日のEスポでは非常によく聞こえた。
コンディションの状態や、電波の伝わり方、相手のアンテナなどパラメータは非常に多く、単に1つの場面で「良かった」「悪かった」とは判断出来ないと思う。今後色々な場面で評価をしてみたい。

5.他のバンドの応用

同じ様な作り方で24MHzなどで作成可能と思う。CBバンド(受信)で使う場合は少し銅箔テープを継ぎ足すだけでよい。(まあーもっとも受信だけならそのままでも良いのでは、との話も)


参考資料 10mFM NET WORLD(No.94−01)


de JE4URN

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