特集(マンション大規模修繕工事の修繕・改修方法)

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 外壁外断熱化

 
  @ 断熱吹付工法 A 断熱材ピンネット押え工法
 
仕様 外壁面に断熱材を吹き付けて仕上げる。断熱吹付材には「発泡ウレタン」や「アルミナセメント系吹付材」などがある。 外壁面に断熱材(押出し発泡ポリスチレン系断熱材)を接着材+アンカーピン+ネットを利用して張付け、ポリマーセメントモルタル左官材で押えて仕上げる。
性能 断熱層の厚みに限界があり、押出発泡ポリスチレン等の断熱材程の断熱性能は期待できない。 断熱材の材質や厚みにより決まる。
備考 塗膜形成であるため、従来の外観とは大きく変わらない。 左官材料や塗装で仕上る為、従来の外観とは大きく変わらない。ナイロンプラグアンカーを使用しヒートブリッジを防止する。
コスト 比較的安価。トップコートのグレードによる。 吹き付け工法により増大する。
  B 複合断熱パネル工法 C 胴縁サイディング材仕上げ工法
 
仕様 外壁面にGRC等との複合断熱パネルを接着剤とアンカーピンを併用して張り付ける。複合断熱パネルの表面を塗装仕上げとする場合もある。 外壁面に胴縁を配して胴縁間に断熱材を置き、表面にサイディング材を張り空気層を設ける。サイディング材は押出成形セメント板等の不燃材とする。
性能 断熱材の材質や厚みにより決まる。 断熱材の材質や厚みにより決まるが、空気層が断熱性能を向上させる。
備考 複合断熱パネルの表面は塗装する。パネル割付目地が外壁に現れる。開口部などのパネルの納まりや、割付けに工夫が必要。 割付目地が外壁に現れる。通常、塗装仕上げを行うが、塗装仕上げ済みのサイディングを使用する場合もある。耐久性能、断熱性能など、信頼感が高い。
コスト 「断熱材ピンネット押え工法」と同程度。 比較的高価。


上記B複合断熱パネル工法 事例:グリーンサイド東青梅
断熱パネル加工場:現場合わせ 外壁面に外断熱パネル張付け
 

 



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