MALICE MIZERのインディーズアルバム「Voyage」より「偽りのmusette」です。イントロのオルゴールが印象的な、可愛らしさの中に物悲しさが漂うメロディーの曲です。このアルバムの中では、地味な存在だけど無くてはならない、とても大好きな曲です。 この曲で苦労したところは、長い間奏の後半部分。最も低音で鳴っている音は、何の楽器か分かりませんでした。多分違う気がするけど、「アコースティックベース」にしてみました。それと、キラキラ〜っと鳴っているところにチャララ〜って聴こえるんですが、良く聴き取れなかったので、入れてません。(意味不明?) もうひとつ今回苦労したのが、ソフトの問題。私はいまだに、メインのMIDIシーケンスソフトに「Ballade」を使っています。4年くらい前から使ってて、すごく使い馴れてるんです。で、その「Ballade」で、web上に載せるために最後にSMF(スタンダードMIDIファイル)に変換して保存するんですが、正しく変換されなかったんです。曲の長さは2倍くらいになってるし、ティンパニだけが全然違うところで鳴ってしまうし、もう無茶苦茶でした。何回トライしてもダメなので、「MIDIGraphy」を使って直しました。最後のピッチベンドでだんだん上がっていくところもずれていて、かなりチマチマした作業だったので、気が狂いそうでした。「MIDIGraphy」で曲の長さを変更する方法が分からなかったので、最後に「Cubasis」で開いて保存し直して、やっと完成しました。 この作品は、是非GS音源で聴いてほしいです。GSの音色「Windchime」を使用しているためです。ちなみに「Windchime」は、GMだと「TELEPHONE RING」になります。雰囲気にあわないかなぁと思うし、代用できる音色が無かったので、GM用ではそのパートはカットしました。でも、テストで「MIDPLUG」でGS用を聴いてみましたが、そんなに問題ありませんでした。(「MIDPLUG」では「TELEPHONE RING」になります。)ですから、お好きなほうを聴いていただけたらいいです。 |