もの喰ふ日々



2008年8月31日(日)の日記


夏の総括その2〜見た
東京国立博物館特別展「対決−巨匠たちの日本美術」
20時まで開いている金曜日の夕方にしげさんと行きました。ほどよい混み具合で見るのがラク。

楽しかった〜。光悦vs長次郎なんて「これあげるから、オレの子分にならない?」てなお茶碗やお道具が鎮座していてまさに「へうげもの」の世界。応挙と芦雪の虎もどき(だって瞳が猫だもの)も「わ〜い♪」だったが、宗達が描いたわんこの絵がすごくよかったです(しげさん曰く「これ、ぜったいミックス」)。宗達って派手〜なイメージが強いけど、このわんこはじんわりとカワイイ。
それとわたくし、鉄斎の絵を見るまで江戸時代の庶民がふつ〜に富士登山してたことに思い至らずにおりました。あちこちに富士塚造ってお参りしてたのは知ってたんだけど。ネットで調べたら、年間1万6千人ぐらい登っていたらしい。山頂に神社があるぐらいだもの、登ってるわよねえ。登山もするしげさんによると、富士はわりと登りやすい山なんだそうです。

いつも思うけど、東博って見せ方が上手。今回は若手の日本画家山口晃さんが巨匠たちのイラストを描いてそれをレイアウトに使っているのですが、これがまたよいんです。お気に入りは犬と戯れる応挙、雀に握り飯をつつかれる池大雅、ちまっと雀の絵を描いている若冲。 イラストバッジが入手できるガチャポンがあって、わたくしは若冲を狙ったけど残念ながらライバル?の蕭白が出てきてしまった。でも、応挙はゲットできたんでよしとしよう。
主催者の朝日新聞が作っている展覧会ブログに山口さんのインタビューが載っています。そして会場では気づかなかったんだけど、山口さんは巨匠たちでいろいろ遊んでるのでした。光琳=後輪だから自動車柄の袴とか、鉄斎の箱笈にペットボトルやテディベアがくくりつけられてたり、とか。
ttp://www.kokka-gaiden.jp/?eid=46#sequel

映画「イースタン・プロミス」(監督:D.クローネンバーグ)
まだ見てない方がいらっしゃるので、あまり書けないのですが。でも、「うぎゃ」ですよ。痛いなんてもんじゃないですので覚悟して見てね。そして見終わった後のなんともモヤモヤした気持ち…。「切ない」というより「がっくり」くるというか。「フロム・ヘル」を見終わったときの気持ちに似ているけど、あっちの方がまだロマンティックだったわね。

北京五輪
ソウルの時も思ったけど、44年前の「東京オリンピック」の呪縛ってすごいのね〜というのが全体的な感想です。

競技については例のごとく「ほぼ日イトイ」のオリンピック特集とともに楽しみました。
今回もオットコマエな日本女子が多くて、金メダル獲った人たちはもちろん、手が届かなかった人たちの潔さは素晴らしかった。

競泳男子100平と200平の決勝。北島はシロナガスクジラに囲まれたマグロみたいだった。よく泳いでプリッとしたマグロ。100と200もだけど、メドレーリレーすごかったなあ。もうハンセンは敵じゃないのね。
たまたまフェンシング女子のフルーレ決勝を見て、フェンシングって面白いのね〜(でも、早技すぎてスローモーションじゃないと勝負がわからん)と思っていたら、なんと日本男子が銀メダル! きりりとしたお侍顔で関西のノリなのがよかったね。

陸上の短・中距離走を見ていて、ふと「Chariots of Fire」を思い出してしまった。映画が公開された当時は素直に主役二人やその仲間たちの活躍を楽しんだけど、今はちょっと複雑な心境。
しっかし、100であんなに力抜いても世界新!というのは、一緒に走っている連中はいやになっちゃうだろうなあ。200の方は自分の本来の競技ということで、さすが真剣に走ってましたが。それと、四継女子でジャマイカチームがバトン落としたのを見て、慌ててバトンパスの練習してたのが微笑ましかった。

あ、そうそう。男子やり投げの金メダリスト、トルキルドセンは目の保養だったわねえ。あと、無敵なイシンバエワ(女子棒高跳び)も。競技中は「ふん!」としてるイシンバエワが表彰台で思わず泣いてしまったのが可愛かったな。
No.620

[TOP]


にも遊びにいらしてね。

shiromuku(cf)DIARY version 2.01