お菓子・飲み物


アバウト杏仁豆腐 (最終更新2001/09/15/Mon)

材料/3〜4人分
粉寒天 4g、杏仁霜 大さじ2、砂糖 大さじ1、水 100cc、牛乳 450cc、ガムシロップ(ポーションタイプ)
好みの果物


(作り方)
1. 耐熱ボールに杏仁霜、砂糖、粉寒天を入れて軽く混ぜたら、分量の水を入れてよく混ぜる。

2. 電子レンジで500Wなら30秒(600Wは20秒)程度かけて、取り出したら混ぜてよく溶かす。

3. 牛乳を加えて、2分半から3分程度レンジにかける。 寒天は沸かさないと固まらないので様子を見て調整。
取り出したらかき混ぜる。表記の分量だとわりとしっかりした固さになるので、柔らかめにしたいなら寒天の分量を1/2〜2/3量にするか、牛乳を増やしてください。

4. 3を水で濡らした流し箱や器に漉して入れ、粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やし固める。
5. 食べる時は、切り目を入れてもスプーンですくってもどちらでもお好きなように。

ガムシロップを利用すれば便利だけど、砂糖20g、水50ccでちゃんとシロップを作ってもよい。これもレンジで煮溶かして、ちょっと沸騰させて煮詰めた感じにするとよい。シロップにアーモンドエッセンスを入れればより気分。果物は入れても入れなくても。

火を使わなくてもできてしまうアバウトな杏仁豆腐。杏仁霜は杏仁とコーンスターチと砂糖が合わさったパウダー。溶けにくいので漉した方がよい。生クリームをちょっと加えるとまろやかになるが、コーヒー用フレッシュ(乳脂肪)のポーションタイプ1〜2個で代用できる。
杏仁霜がなければないでミルク寒天になる。 砂糖の量は大さじ1〜2増やしてもいいし、そのままでシロップかけて食べても。
ただのミルク寒天なら溶け残りさえなければ漉さなくてもいいと思います。これだと、ジップロック・コンテナのような耐熱保存容器を使うとボールもいらない。

「杏仁豆腐の素」自体を売っているので、それを使えばもっと楽だが、上の方法だと砂糖の分量が調節できるのでダイエット中のおやつにもってこい。低脂肪または無脂肪乳ならよりカロリーカット。レンジ寒天は杏仁豆腐やミルク寒天だけじゃなく色々応用できます。

マサラ・チャイ (最終更新2000/10/15/Sun)
材料/大き目のティーカップ1杯分
紅茶(アッサム、セイロンのブロークンなどミルクティー用) 大さじ1、湯 100cc、牛乳 150cc
ホール・スパイス<カルダモン10粒、クローブ2本、シナモン(小)1かけ、黒胡椒5粒、ジンジャー(小)2枚>
又はティーマサラ<上記のスパイスのパウダーを混ぜたもの> 耳かき 1〜2杯

(作り方)
鍋にホールスパイスと湯を入れて火にかけて沸騰させ、茶葉を入れて少し煮て濃く出す。
牛乳を入れてさっと沸かす。茶漉しを通してカップに注ぐ。
お好みで砂糖を入れてどうぞ。又は最初から砂糖を入れて煮てもよい。
ティーマサラの方は最初から煮ると香りが飛ぶので、牛乳を入れる時に一緒に入れるとよい。
飲む前にもう一度振り入れても。

紅茶はアッサムやセイロンなどミルクティー向きのものを選んでください。ブロークンの安いので結構です。
またティーバックを使ってもかまいません。間違ってもダージリンは使わないように。

スパイスの量は自分の好きな香りを多めに調合してください。ティーマサラは自分の好きな分量で調合して小ビンに保管しておくと、すぐに使えて便利。すでに混ぜたものが市販されているので、それを利用する手もあります。もし、市販のもので物足りなければ、お好みのスパイスを足せばよいです。

体が温まって、冬にはもってこいの紅茶の飲み方。風邪になりかけの時、ひき始めに効果があります。ジンジャー(生姜)を多めにすると、喉に効く。もちろん氷と冷たい牛乳を使って、夏のアイス・チャイも美味しいけど。
ティー・マサラはチャイだけではなく、温めた牛乳に振り入れると牛乳の臭みがとれて飲み易くなる。カロリーが気になる人は低脂肪や無脂肪乳を使うとたっぷり飲めますね。ゆっくり飲むとダイエットのおやつにもなります。

もっと簡単に作るなら、電子レンジを活用しましょう。こちらは、朝の忙しい時間でもすぐ出来るのでお勧め!

大きめのカップに湯と紅茶(ティーバック又はお茶パックに葉を入れる)を入れて電子レンジに1分かける。一旦取り出してスパイスと牛乳を入れて、さらに2分ぐらいレンジにかけ、牛乳がさっと沸いたら出来あがり。この時にほとんどの電子レンジについている「ミルク(または牛乳)」のボタンを利用すると吹きこぼれもなく上手に出来ます。

鍋で作る場合も電子レンジを利用する場合も最初から牛乳を入れるとお茶が出にくいので、必ず湯で煮出すようにしてください。


つぶ餡 (最終更新2000/09/22/Fri)
材料/作りやすい分量
小豆 300g(約2カップ)、水 7カップ、砂糖 2カップ、塩少々

小豆を煮る時、普通は渋きり(一旦煮たてて煮汁を捨てる)をしますが、これは「渋きらず」のあんこ。小豆本来の風味が味わえる作り方です。圧力釜を使ってスピード・アップしていますが、もちろん普通の鍋でも出来ます。

1. 分量の小豆はさっと洗い、6カップの水を加えて落とし蓋をし、重い重りをつけて圧力釜をセットする。

2. 1を強火にかけて沸騰したら弱火にして5〜6分圧力をかけ、火を止めて約10分置き自然に圧力を抜く。

3. 2の蓋をとって落とし蓋をしたまま流水に晒す。温度が下がったら水を捨て、ボールにあける。さらに流水に晒して水が澄んできたら、水で濡らして絞った布巾を広げた平ザルをボールに乗せて、小豆を穴あきお玉で移す。

5. 4の小豆を布巾でくるみ、軽く押して水気を切る。あまり強く押して小豆を潰しすぎないようにすること。

6. 鍋に分量の砂糖を入れ、水1カップを加えて火にかけ、煮溶かす。そのまま少し煮詰めてから5の小豆を加え弱火で煮る。

7. 焦げつかないように時々かき混ぜながら鍋の底が見えるようになったら火を止める。塩を少々加えて味を
引き締める。ゆるい状態でも冷めると小豆が水気を吸って固くなるのであまり煮詰めすぎないほうがよい。

8. 3時間から一晩置いて味をなじませる。

普通の鍋なら2、3のところで小豆が指で潰れるぐらい柔らかく煮ればよい。水分が足りなくなったら途中で
水を足しながら煮る。あとは同じ方法で仕上げてください。水を加えてゆるめればぜんざい になります。

ぼたもち・おはぎ

材料/10個分
もち米 1カップ、うるち米 1/2カップ、水、つぶ餡 250g〜300g

春のお彼岸は牡丹の季節で「ぼたもち」、秋のお彼岸は萩の季節で「おはぎ」あんこともち米さえあれば、ご家庭でも簡単に出来ます。もし餡が柔らかすぎるなら、火にかけて水分を飛ばしてください。

1. もち米とうるち米を合わせて研ぎ、30〜40分程度水に浸ける。ざるに一旦あけて炊飯器の内釜に入れ、おこわの水加減(1+1/2カップぐらい)で普通に炊く。

2. 炊きあがったらボールに移し、湯を少量(つく時にご飯が逃げないぐらい)加え、すりこ木で米粒がくっつくくらいまでつく。ご飯の潰し加減はお好みで。

4. 3を10個に分けて丸め冷ます。 粒あんも10個分に丸めて分けておく。

5. 濡らして固く絞った布巾につぶ餡を広げ、ご飯をのせて包む。最後にギュッと布巾で締めると形が整う。


豆かん(最終更新2000/08/21/Mon)
全て最初から手作りの豆かんです。もちろん寒天は棒寒天や粉寒天を使って作ってもかまいません。赤エンドウも市販の茹でたものを使ってもよいですが、家でたっぷり炊いて冷凍し、みつ豆類の他サラダにしても美味しい。

寒天
材料/ 流し箱(14×11.5×4.5cm)2つ分
天草 50g、 水  4 l、 酢 小さじ1


1. 天草(テングサ)はよく水洗いして交雑物を取り除き、たっぷりの水に浸けて一晩置く。

2. ホーロー鍋に水4lを沸騰させ、酢を入れる。1の天草を入れて再び沸騰させ、40分間吹きこぼれや
焦げつきに気をつけながら40分煮てエキスを出す。

3. 天草を取り除き、ザルに布巾をかぶせて煮汁を漉す。水で濡らした型に流し入れ、冷めたら冷蔵庫で
2時間ほど冷やし固める。 切り分けてみつ豆、ところ天などに利用する。
塩茹でエンドウ
材料/約2カップ分
赤エンドウ(乾燥) 150g(約1カップ)、 塩

1. 赤エンドウは水洗いして4倍量の水600ccに1晩浸けて、ふっくら戻す。

2. 圧力鍋に1を戻し水ごと移して、落とし蓋をする。鍋のセットの仕方や茹で時間、火を止めた後の処理は
鍋によって異なるので説明書に従って行なう。

3. 豆が茹であがったら塩を入れて、蓋を取ったままさっと煮てそのまま置き、火を止め味を含ませる。

黒蜜
材料/作りやすい量
黒砂糖 100g、湯150ccぐらい


黒砂糖をすり鉢に入れ、電子レンジに1、2分ぐらいかけて少し溶かし、少し湯を加えてすりつぶす。残りの湯を加えて溶かしたら鍋に
移して中火にかける。沸騰したらアクをとり、弱火にしてトロリとなるまで煮詰める。
砂糖と水の割合は自分の好みに合わせて加減してください。

以上を用意すれば「豆かん」が出来る。果物や白玉、餡を入れれば、「みつ豆」や「あんみつ」になる。
この分量だと寒天は2箱出来るので、一つは味なし、一つは甘くしたり缶詰めの果物を 入れてもよい。



コーヒーゼリー (最終更新2000/08/02/Wed)
気が抜けるほど簡単です。ただ、コーヒーはインスタントではなく、ドリップでもコーヒーメーカーででもちゃんと淹れたのを使う方が美味しい。

材料/250ccのコップ2個分
コーヒー(濃い目に淹れたもの) 300cc 、 粉ゼラチン 5g


1.コーヒーはさましておく。

2.耐熱容器にゼラチンを入れ、水大さじ2を加えてふやかし、ラップをせずにレンジに30秒ぐらいかけて溶かす。

3.1に2のゼラチンを混ぜ、コップに注ぎ分けて冷蔵庫で固める。

柔らかなゼリーが出来ます。ゼリーには砂糖を入れずに、後からシロップや牛乳、コンデンスミルクをかけて食べる。この頃いろいろなフレーバーのシロップが出ているので、それを使ってもいいでしょう。
わたくしは、モナンというメーカーのへーゼルナッツのシロップが好き。他にアーモンドやココナッツなどナッツのフレーバーはコーヒーゼリーとよく合います。



おまけ (最終更新2000/07/03/Mon)
シフォンケーキに生クリームを添えてサーヴィスするのもよいですが、我が家ではもっぱらカスタードソースです。何故なら…
このレシピだと卵は4個必要ですが、卵黄は1個分余る。これでカスタードソースを作るんです。電子レンジを使うのでとても簡単。
レンジ可のボールに強力粉を大さじ1、砂糖大さじ1+1/2を合わせ、牛乳を1カップ入れてダマにならないようによく混ぜる。ラップをふわっとかけて、電子レンジに約1分半。取り出して、混ぜてまたラップしてレンジに1分。取り出してまた混ぜる。
この時のポイントは、必ずレンジの中を見張っていること!牛乳と粉という粘り気のあるものですから、うっかりすると吹きこぼれて、レンジの中で悲劇が起こります。必ず庫内を覗いて吹きあがってきたら、取り出すようにしてください。
お好みの濃度よりちょっとゆるめの状態になったら、少しさまして卵黄を入れる。これは、卵が煮えてダマにならないようにするためです。もし小さなダマが出来ちゃったら、茶漉しを通せば滑らかになります。
バニラ・オイル(またはエッセンス)やラムなどの洋酒を加えて風味をつけて、バターを大さじ1程度混ぜ込んで出来あがり。

強力粉で作ると粉くさくならない。薄力粉やコーンスターチよりお勧めです。え〜強力粉?と思われるかもしれませんが、砂糖を塩に代えて、卵を入れずに最後にバターと胡椒を加えれば、ホワイトソースがさっさと出来ちゃうから常備しておいても損はないと思います。


チョコレートマーブルシフォンケーキ (最終更新2000/07/03/Mon)
せっかくハンドミキサーを持っているなら、活用しなくちゃ。と、いうことでオーブンさえあれば、ご家庭にいつも置いてある材料で出来てしまうのがシフォンケーキ。チョコマーブルのレシピですが、レモン風味やメープル風味だって出来ます。その場合は、分量の水から大さじ1を取り除いて、レモン汁やメープルシロップを大さじ1加える。液体の分量を調整すれば、よいわけです。レモン風味にはレモンの皮を掏るか細かく削ったものを入れます。必ず「国産」のレモンを使うこと。輸入物は、「防腐剤」を使っているのがほとんどなので気をつけてくださいね。

材料/ 16cm シフォンケーキ型 1台分
卵黄 3個分、塩 ひとつまみ、グラニュー糖 80g、サラダオイル 50cc、 水 60cc、ココア 大さじ1、薄力粉 80g、ベーキングパウダー小さじ1/2、卵白 4個分


(下準備) ・粉類は合わせて2、3度ふるっておく。・オーブンは170℃にセットして温めておく。・卵白と卵黄は別々のボール
に分けて入れておく。 ・ココアは分量の水から大さじ2程度を加えて、よく溶かしておく。

1. 卵黄をほぐしてから、塩と分量の半分の砂糖を入れ、白っぽくもったり(ゆるめのマヨネーズ状)になるまですり混ぜる。
サラダイルを少しずつ加えながら、よく混ぜる。最初分離しているが、混ぜているうちに馴染んでくる。そこに水を入れてよく
混ぜ合わせる。

2. ふるっておいた粉類を1に一度に加え、泡立て器でくるくるとかき回して粉っぽいところがなくなるまでよく混ぜる。

3. 卵白をハンドミキサーで撹拌し、ほぐれたらグラニュー糖を2、3回に分けて加えながらピンと角が立つまでしっかり泡立てる。この時真ん中と淵と固さにムラが出来やすいので、ミキサーの羽を横に動かしたりして、だれないようにしっかりとしたメレンゲにする。

4. 2にメレンゲの1/3量を入れて泡立て器でよく混ぜ込む。残りのメレンゲを一度に加え、ヘラに代えて泡を潰さないように下から上へすくうように混ぜ合わせる。メレンゲの白いかたまりが残らないように注意。

5. 水で溶いておいたココアを4に散らし入れてさっとすくうように混ぜてマーブル模様にし、シフォン型に流す。シフォン型にはなにも塗っておかないこと!

6. 型の淵を持って真ん中の筒を親指で押さえながら底をぬれ布巾を敷いた台の上でトントンと30回程度たたいて気泡を抜く。
170℃のオーブンで約50分焼く。

7. 焼きあがったらすぐに型を逆さまにして、缶詰やコップなど適度な高さのあるものの上に筒をのせ、充分にさます。こうすると生地が沈まない。

8. さめたら、パレットナイフで型からはずす。乱暴にすると表面がはがれてボロボロになってしまうので注意。







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