NATSUKI'S ROOM  March,2000


※ 3月18日〜20日は遠征をしました。遠くの劇場で、関東でお馴染みの踊り子さんを見るのは

  なんだか不思議な感じでした。


>>>>2000年3月18日  まさご座<<<<

1.仁科愛美
2.?
3.風早麗
4.清水沙也
5.咲夜
6.宝生ゆりか

遠征初日は、以前から訪れてみたいと思っていた岐阜まさご座へ行ってきました。せっかくの機会だから岐阜駅
から路面電車で行こうと思い駅前の電停を見たけど、なんだか人が誰も居なかったので変だなと思い、新岐阜駅前
の方がメインの電停なのだろうと、そちらの方へ向かったけど...。道路のまん中に安全地帯らしいものが書い
てあるだけでガードも何もなく、しかしこれが電停らしい。駅名すら表示が無い、何これ〜って感じ(^^;)
交通量がとても激しく、これは命がけで待つことになりそうだったので(^^;)電車はやめにして、歩いて行くことに
しました。(路面電車は本数が少なそうです。あまり使われていない様子でした。)まあ、岐阜の街の様子も見て
おきたいし、歩こう。

げんさんの劇案のおかげで、迷うことなく無事にまさご座へ到着!「MASAGOZA」の看板が光っている。さっそく
入場〜。今週は特別興行で3000円。特別興行というと値段がはね上がる都内の劇場とは違い、通常料金より安い
のが嬉しいです。(^^)脱いだ靴をもぎりに預けると、わくわくしながら場内へ。

なんだか人の家に上がりこむような感覚だ。聞いていたとおり本当にカーペット敷だった(笑)百聞は一見に如かず
とはこのこと。AKINさんやマスターさんの書き込みを拝見し、劇場のいちおうのイメージは掴めていたつもりでしたが、
実際に見てみると自分がイメージしたものとは、かなり違っていました。どう違っていたかというと、まずこれほど
綺麗な劇場だとは思っていなかったこと。こんなに清潔な場内だとは..本当に素晴らしい..

それから階段状の座席というのは、座席のような階段と言ったところでしょうか(笑)寝そべったりすることもでき
るし、リラックスできます。なんか自宅でくつろいでいるような感じです。(4回目の開演前、お客が少なくなったので、
後ろの方の席で、ひっくり返って寝てみました。このまま眠ってしまいそう〜^^;)場内の一番後ろには休憩用に、長方形
の長椅子のようなものが2個置いてあってこれはベットにもなりそうな大きさだ。畳み敷の休憩スペースが用意されている
のもいい。全体的に場内はくつろいで観劇できるように、よく配慮されているなと感じました。こういう劇場、絶対関東
にも欲しいぞ〜(笑)

本舞台の頭上には曲線を描いた装飾枠があって、ここからメルヘンチックなカーテンが掛かっている。そして本舞台後ろ
には絹のような飾りが数本垂れ下がるように掛けられ、ここに照明がやわらかく照らされる。ベットショーのときになると、
レースのカーテンが左右から、すす〜と掛かってきて、背面から、青や緑の照明がぼんやりと、まるで蛍の光が点滅するよう
なゆっくりとした間隔で照らされてきて、いい雰囲気だ。天井を見上げると、鏡張り。その枠には、レトロな彫刻のような
装飾が施されている。デザインが何か時代を感じさせる。縦方向に回転するミラーボールから散りばめられる光りは、まるで
桜吹雪を見ているように細やかで綺麗だった。場内の壁紙にまでこだわりを感じる。星がたくさん描かれた銀河のような
デザインだ。

18:30頃入場すると、仁科愛美さんのベットの最中でした。

仁科愛美さん
関東でもよく拝見している愛美さんだ。(^_^)新作のようで、紺と白のお嬢様風の華やかなドレスで登場。実によく似合っている。
この方はどこの劇場にのられてもトップステージを飾ることが多いけど、まさごでもやはり華のトップステージ。登場と同時に、
場内の雰囲気を明るくしてくれる。ダンスはゆっくりめの優雅な感じで、相変わらずかわいらしい。ベットの曲は何かいつまでも
耳に残るような、しっとりとしたいい曲だ。盆に横たわって客席を見回しているとき、私と視線が合うと、何か驚いたような、
えっ?という表情をされたので、もしかしたらどこかで見た顔だと思ったのかな。ポラ撮りましたが、私を覚えていたとのことで、
こっちが驚きました。(*^_^*)

?(ショーガール)さん
AKINさんが以前鶴舞に行ったときに話題にされていた、ショーガールの意味がよく分かりました。きちんとした衣装を着て踊られ
ていました。埼玉の劇場とはずいぶん内容が違いますね(笑)

風早麗さん
金色のきらきらした豪華な着物風の衣装で登場。髪から垂れ下がった飾りが可愛いらしい感じだ。以前大宮で和服の出し物を
見たことがあるけど、今回の衣装はとても華やかで、まさごの綺麗な照明にとても良く合っている。小さな扇子を扇ぎながら、
盆に向かってくる時の涼しげな表情が素敵だ。以前よりも若々しい印象を受けました。

清水沙也さん
初めて拝見するTSミュージックの新人さん、2週目だそうです。覚えたての振り付けを懸命に演じている様子に心を打たれます。
のりのいいR&Rでダンスですが、思わず頑張れ〜と応援せずにはいられない感じでした。まだまだこれからですが、踊りのセンス
は良さそうです。人柄も良さそうだし好印象です。来月は大宮に来られるそうで(^^;)..お待ちしております。

咲夜さん
つばの大きなハットに、鮮やかな黄色のジャケットを着て、ジャズ風の音楽でクールにきめています。ダンスのステップが
格好いい。タッチショーが一風変わっている。可愛がってもらうような感じです(笑)ポラではお代は口移しで、見ていて
微笑ましかったです(^^;)

宝生ゆりかさん
この方も関東ではよく拝見しています。以前、大宮や栗橋で見た全身豹柄の姿に尻尾と耳を付けてのダンスです。久しぶりに
この出し物を見たので、懐かしい感じがしました。音楽を聞いていたら、ふと、栗橋で見た時のステージを思い出していました。
相変わらず視線攻撃が上手い。見つめられると、ぐっと引き込まれます。(^^;)

初訪問となったまさご座、噂には聞いていましたが、こんなに素晴らしい劇場だとは思いませんでした。ほんとに感動ものでした。
いつになるか分かりませんが、必ず再訪問したいと思っています。(^_^)



>>>>2000年3月19日  名古屋銀映<<<<

1.夏樹舞
2.小泉ゆか
3.乙姫くるみ
4.愛咲聖奈
5.楠魅華
6.香取しずか
7.月丘雪乃

昨夜のまさご座の感激も覚めやらぬまま、今日は岐阜から名古屋へ移動です。とりあえず今晩泊まる宿に荷物を
預けるため栄へ。そして栄町から名鉄に乗って大曽根駅へ到着。ええと、どっちの方向だったかな。(^^;)
少し考えこんだけど、なんとか昨年のことを思い出し、無事(^^;)に名古銀へ到着。テケツで銀映HPの割引券を差
し出して割引料金で入場。大丈夫です、使えます(笑)ロビーの椅子に座って少し休憩した後、いざ場内へ!

おお、けっこう賑やかだ。昨年訪問した時は場内のあまりの静けさに、休館ではないかと錯覚したくらいだったけど、
今日はなんと沢山のタンバリンが鳴っているではないか〜(^^;)手拍子の応援もなかなか盛り上がっている。前回と同
じ劇場とは思えないほどの盛り上がり。ちょっと驚きながら、場内の様子を見ていました。久しぶりの名古銀ですが、
何か以前よりも小さくなった感じがしました。なぜかは分からないけど、そう感じました。(そういえば以前AKINさん
も大宮訪問で同じことを書いておられましたね(笑)久しぶりの劇場って小さく感じるものなのだろうか(笑))
この劇場は投光さんのアナウンスが独特だ。勢いのある高い声で、ちょっと癖のある感じだ(笑)ポラロイド一枚、
2千円と聞こえたのは私だけだろうか(^^;)今夜も泊まりのため、思いっきり観劇できる。4回目ラストまで居るぞ〜(^^)/

それにしても今週は豪華な香盤だ。入場料3500円でこれだけの方を見られるとは本当に良心的な劇場だ。ポラ1000円は
良心的じゃないけどねえ..(苦笑)

夏樹舞さん
楽しげな音楽にのって、オレンジ色の爽やかなドレスで登場。笑顔も爽やかで、腰に手をあて場内をステップで巡るよう
なダンスだ。

小泉ゆかさん
ベテランのお姉さんだけど、とても若々しくて元気な方。にこやかな表情が素敵だ。白のレインコート風の上着に、
黒のトレーニングウェアのようなズボンで、暗転した盆の上に登場。なかなか格好いい、激しい動きのダンスだ。
ストリップっぽさをあまり感じさせない健康的な感じがする。(^^)ハードロック調バラードのベットでは、様々なポーズ
を決めていて、余裕も感じられる。オープンの曲からしてスポーツ好きという印象です。(^^)

乙姫くるみさん
先月も野毛劇場で拝見した黒い衣装の出し物だ。野毛の簡素で小さなステージとは正反対ともいえる、名古銀の広い
ステージに豪華な照明の下で見ると、全く違った味わいがある。名古銀で見て、一番いいなと思ったのはベットショー。
花道から盆へ向かってゆっくりと歩いてくる時の、しっとりとした表情がなんともいえず、美しい(^_^)
盆にたどり着くと同時に、あたたかい拍手が起こる。この瞬間がすごく好きだ。(^_^)ベットショーで最後のポーズをとる
のは、野毛では本舞台だったけど、ここでは盆の上でというふうにアレンジされていた。そのときは何気なく見ていて、
後になって気付いたけど、くるみさんはその劇場に合った見せ方を、よく工夫されているなと思った。名古銀の盆は
親子亀のような2段構成。巨大な盆の上に、小さな回転式の盆がのっている。この小さな盆の上で、足を前後に開いて
顔と片方の手を天井に向けるポーズがうっとりするほど美しい。本当に見に来て良かったと、しみじみと思った。(*^_^*)

愛咲聖奈さん
ちょっととぼけた様な表情がチャーミングな、スタイルのいい踊り子さん。よく聞いたことのある派手目の音楽で、
シルクハットをかぶってステッキを持ち、銀色の格好のいい衣装で登場。

楠魅華さん
関東の比較的狭いTSやラブームで、この出し物を御覧になった方には悪いのですが(苦笑)今回の銀映のステージは、
そのときとは比べ物にならないほど素晴らしかったです。銀映の広いステージで見ると、迫力がまるで違う。水を得た
魚とはこのことだ。やはりこの方は元フランス座の踊り子さんなんだなと思った。

1曲目はハードロックっぽい、ギターの重厚な音が印象的な曲で、御自身でバンドをやっているだけあって選曲の良さ
もさすがという感じがする。本舞台中央で、手を広げながら回るときの後ろ姿には、かわいらしさだけでなく威厳のよう
なものさえ感じた。とにかく格好いい。重厚な音のリズムに合わせて、客席の方に向けた拳を、かっと開いたり閉じたり
するシーンがあって、このときの情熱的な表情がすごい。ぐいぐいと引き込まれるものがある。2曲目はオールディーズ
のテイストを感じさせる軽快なR&R。フラフープを使った楽しいダンスだ。フラフープを手に持って、回しながら左右に
動く振り付けが、かわいらしい。銀映の広いステージだと、この動きも関東で見たときとはスケールが違っている。
3曲目で白い衣装に着替え、後ろ向きになってお尻をゆっくりと動かしたりする仕草が魅力的なショーになる。
ベットショーの曲は、イントロの雰囲気とはうって変わって、かすれたボーカルがかわいらしい感じだ。関東で聞いた曲
とは違う曲だった。横顔になったときの口元の、妖しい魅力には、思わず見入ってしまうほどだ。素晴らしいステージだった。

香取しずかさん
ベットショーが印象的でした。なかなか雰囲気のあるいい音楽。体はほとんど動かさない状態で、表情だけで魅せる
ようなしっとりしたベットだ。

月丘雪乃さん
赤と黒の短冊のように細く切られた衣装。黒い革の短い上着には、海賊か何かを思わせるちょっと恐い感じの模様が
付いている。大きなハットを目のあたりまで深くかぶり、さっそうと登場。う〜ん、実に格好よくきまっている。
髪をアップにしているので、女性を感じさせない何か中性的な感じの風貌だ。フラメンコギターにボーカルの哀愁の
ある音楽にのって、ときおり足を力強く踏みならし、独特のアクセントをつける。2曲目でハットを取ると、長い髪
が現れる。さっきとは別人のように、かわいらしい女性だ。このドラマチックな変化には驚いた。両手をくねくねと
段々上げてゆき、頭の上で拳をくるくるくるっと回す仕草がすごくかわいらしくて、気に入ってしまった(^^)

久しぶりの名古銀訪問でしたが、この日の盛り上がり方は実に良かった。遠征してきた甲斐のある、充実したステージ
でした。すっかり満足して宿に戻りました。そして、明日も銀映ぃ〜(笑)なのです。



>>>>2000年3月26日  新宿ニューアート<<<<

1. 宝翔
2. 風音
3. AGEHA
4. 小池菜奈
5. 仁科愛美
6. 殿田真美子

3回目開始前に入場するとニューアート名物(?)の集合写真タイムだったので、しばらくロビーで休憩してから場内
に入った。あれ?..何だこの人の少なさは..ずいぶん閑散としている。ニューアートは2回目まではけっこう
混んでいることが多いのに、今日はやけに寂しい入りだ。大宮の4回目を思わせる。ところが3回目が始まってしば
らくすると徐々にお客も増えてきて、4回目は毎度のアジア系ツアー客で超満員となった。まるで異国に居るよう
だ(笑)、周囲の無反応をよそに若干名の邦人による手拍子で頑張ってきました(苦笑)

宝翔さん
ふっくらとしたベテランの踊り子さんで、茶目っけのある澄んだ瞳が印象的。緑色の着物のような衣装でのステージ。
ちょっと気だるい独特の雰囲気を持った方だけど、ロックにもこういうタイプの踊り子さんがいらっしゃるんだな〜と、
なんだか親しみを感じました。

AGEHAさん
妖艶な雰囲気の、スタイルの良い踊り子さん。くっきりした顔立ちに、濃厚なお化粧が舞台に映える。顎の輪郭が
とても綺麗だ。とても大きく、美しい目をしている。スリット入りのチャイナドレスに扇子を使った優雅な雰囲気
の踊り。このくらい大柄な踊り子さんだと、ダイナミックな動きは迫力があり、それがまた綺麗にきまる。見ごたえ
のあるステージだ。

小池菜奈さん
新人さんとのことで、暗転した舞台に登場するとあちこちの人に「よろしくお願いします、よろしく、よろしく〜」と
大騒ぎでご挨拶。新人さんのわりには賑やかな方だ(笑)ダンスの方は新人さんらしくなく、特にベットでのゆっくり
とした動きはなかなか綺麗だ。オープンではタンバリンを持ってきて鳴らしながら、思いっきり笑顔を振りまいていました。

仁科愛美さん
先週のまさご座で拝見したばかりの愛美さん。出し物もまさごの時と同じで、紺と白の豪華なお嬢様風のドレスでの
ステージだ。とてもかわいらしい方だけど、ときおり見せる憂いを帯びた表情や、しっとりと大人っぽい表情も素敵だ。
ベットの曲はフランス語の儚い感じの女性ボーカルが印象的で、時間を忘れて見入ってしまうような雰囲気のベットだ。

殿田真美子さん
先月もラブームで拝見しているけど、今回は着物姿でのちょっと情熱的な雰囲気の出し物だ。振り付けもダイナミックで、
格好いい感じだ。それにしてもこの方のオープンショーには毎回参ってしまう。笑顔で見つめられると本当になんだか恥ず
かしくなってきてしまう(^^;)