NATSUKI'S ROOM April,2001


>>>>2001年4月7,8日(土,日)まさご座<<<<

1.青山リカ
2.?
3.愛果
4.樹美
5.藤乃杏
6.乙姫くるみ

今週はちょっと遠くへ行きたい気分になって、久しぶりに岐阜のまさご座まで遠征してきました。
なんだかトリの方の関東来演を待ち切れなくなってしまいました(苦笑)。
1日目は1回目の愛果さんの途中から入って4回目ラストまで。なんか一日中劇場に居たという感じがします(笑)。
1回目はまずまずの入りでしたが、回が進むにつれ徐々に減り、4回目になるとかぶりつきに数人だけという
なんとも寂しい状態に..今日は土曜日だけど毎週こんな感じなのかな?
時々ひとり手拍子をしたりしながらも最後まで見てきました。
2日目も昨日のような感じだろうなと思いつつ、1回目の外人さんの途中から入ると、なかなかの大入り状態。
リボンさんやタンバリンさんも来られていて、いい感じで盛り上がっていた。
2回目フィナーレまで見て帰りました。
それにしても今週のまさごは実に渋いです。
いわゆるアイドル的な踊り子さんが出て無いっていうのが、珍しいと思いました。
今週の方々は皆さん踊れる方ばかりでとても満足でした。こういう香盤もなかなかですねぇ。

青山リカさん
以前TSで拝見したことがありますが、久しぶりに拝見しました。
白い布を頭にぐるぐると巻き付けてターバンのようにして、イスラム圏の民族衣装を思わせる白い
セパレーツで踊ります。両腕から垂らした白い布を翻しながら、さっそうとした動きが非常に様になって
いて格好いいです。そつなく踊りをこなしているという冷静な雰囲気を感じました。
ポラではテンションが下がり気味だったのがちょっと残念なところかな。

愛果さん
初めて拝見する方です。切れ長の目をした、色白で日本的な顔だちの、ややベテランの踊り子さんです。
イントロでは、棒の先端に毛が付けられたもの("けやり"というらしい)を床にどんと叩き付けたりして
雰囲気を盛り上げて行きます。
紫っぽい振り袖姿。頭に載せた銀色の沢山の髪飾りがきらびやかに光って豪華です。
しっとり演歌で日舞を披露します。
振り袖風の赤いシースルーをまとってのベットでは、素人目にも難易度が高そうなアクロバティックな
感じのポーズを見せます。今までに他の人がされているのを見た事がないような一風変わったポーズでした。
身体をアルファベットのHの形のようにするポーズがとても綺麗。
どのポーズでもお股をぐっと強調して見せるのですがこれが非常に卑猥で、見ていてちょっと気恥ずかしく
なってくるほどでした。でもこのエロチックさこそ、ストリップといった感じ。

樹美さん
関東には良くのられるので、ときどき拝見している踊り子さんです。
今回はめずらしく花電車ではなく日舞&ベットの後、ポラをされていました。おそらく次の方が花電車なので
ダブるのを避けたのでしょう。
桜模様の明るい着物姿。桜の小枝を手にして、頭にも桜の花の飾りを載せて、まさに桜づくしといった趣きです。
明るい雰囲気の軽めの演歌にのって優雅に舞います。
ベットはしみじみとした演歌でじっくりと見せます。
"人生〜、しみじみ〜♪"..まるでその歌詞を噛みしめるかのように、本当に"しみじみ〜"とした表情で
ご自身の世界に浸る表情と、時間がゆっくりと過ぎてゆく感覚さえする、ゆっくりと情緒ある動きが見事でした。
見ている方もしみじみ〜と堪能いたしました。(^^)

藤乃杏さん
初めて拝見する方です。かなり派手めにお化粧をされた、アダルトな雰囲気いっぱいの、
ややベテランの踊り子さんです。
背中に白と黒が混じった羽をたくさん背負って、きらきらしたワンピースで登場です。
アップテンポの格好いい音楽で出だしから飛ばして行きます。スピードのあるきびきび
としたステップ、ばしっときまる振りがとても格好いいです。すごく踊れる方です。
格好いいなぁと思って見ていたら、あっという間に1,2曲目が終わり花電車へ。
ダンスのときは殆ど表情を変えずに踊っていましたが、花電車でお話を始めるとすごく親しみやすい
方でした。はしゃいで笑顔になるとかわいい〜。意外とお若いみたい(^^)
花電車は定番とも言えるメニューをてきぱきと見せてゆきます。
"オロナミン"、"ビール"..ときどき蓋を手で開けるというユーモアも。
"クラッカー割り"..数個のクラッカーをいっぺんに割ります。なぜかクラッカーを持たされてしまうん
だよなぁ(苦笑)..
"たばこ飛ばし"..ものすごい勢いで、すっ、すっと飛ばします。まさごは天井が高いのでときどき
思いっきり高く飛ばしていました。
"りんごの皮剥き"..りんごは道後産?だとか。
"風船割り"..吹き矢を飛ばして3個の風船を次々に(次々でないときもあったけど)割ります。
一番下の風船が割れると"スーパー花電車 藤乃杏"の小さな垂れ幕がぱらりと下りて、拍手に囲まれてエンディング
となりました。見ていてすごく楽しい気持ちにさせてくれる方です。
1日目はごきげんなお客さんの反応が面白かったらしく、笑いのツボにハマってひとりで受けまくっている様子も
楽しく拝見しました。ぜひまた見たい方です。

乙姫くるみさん
昨年12月の岡崎以来です。見たいとは思っていても、今年になってから関東にのられていないし、
のったとしても広島方面だったりして、なかなか拝見出来なかったから本当に久しぶりです。
時期的にそろそろと思っていましたが、新作の出し物でした。
登場されたとき、おっ、若い!と思いました。(^^)
さらりとした髪は胸元くらいまでに短くして、とても爽やかな印象です。ちょっとイメージチェンジかな。
なかなかお若く見えて、かわいらしいです(*^^*)。
黒地に金色の葉の模様がにぎやかに散らされた衣装で、裾や袖がめくれた下には薄紫と黄緑のふりふり
した生地が見えます。なかなかおしゃれな色の組み合わせです。涼し気でシンプルな衣装ですが、とても
よくお似合いです。(^^)
頭には衣装と同じ黒地に金色の葉の模様の、筒状の帽子をちょこんと載せ、帽子には白いふわふわした飾りを
付け、葉っぱが付いた大きめの茎のような飾りをかわいらしく立ててアクセントにしています。
どことなくアイドル風なところさえ感じさせるお姿です。今までとちょっと違う路線です(笑)。
1曲目は懐かしいPOPSでダンシン〜♪振りは前作とあまり変わっていないような気もしますが、そんなことは
構いません(笑)。2曲目はミディアムテンポのノリのいいR&Bっぽい曲、リズムに合わせて身体を揺らしながら
踊ります。
ベットは赤いシースルーをまとって、アダルトな雰囲気の音楽に身をゆだねながら、いつもどおりやわらかな身体
をくねらせたり、お得意の足を前後に開いてのポーズを見せてゆきます。
相変わらず色っぽく、お美しいです。もうお姿を見られるだけで満足です(^^)。
初めて見たと思われるお客さんから"お姉さん、美人だねぇ〜、名前何ていうの?"
"わたし?、乙姫さん〜♪"というやりとりが、この二日間のうち何回か見られました。
次に拝見できるのはいつになるか分かりませんが、今度はぜひ関東で見たいです。


>>>>2001年4月20日(金)七峰座<<<<

1.岩下マリ
2.?
3.純子
4.?
5.?
6.樹音
7.?

今週ですが埼玉県は日高市というところにある、とてもローカルな劇場を初訪問してきました。
車で行ってしまえば何気に家から一番近い劇場であることは知っていたのですが、劇場案内
に情報も無く、正確な場所も分からなくて行かずじまいでした。
今日は平日ですが仕事も早く終わったことだし、ちょっと気が向いて、劇場辞典のページにのって
いた住所を頼りに行ってみることにしました。
で、ちょうどそれらしい場所まで来たのですが、なんにも無い(苦笑)。車から下りて暗い田舎道を
歩いてみる。すると、なにか会社の看板らしきものを発見。そこを入ると、細く長〜い道が一直線に
伸びている。付近は真っ暗。場所的にはこのあたりのはず..でもなんだか会社の敷地へ入っていく
ような?入ったらマズいかな?と思った瞬間、その一直線の道のはるか向こうに、大きく"七峰座"と
いう派手なネオンが浮かぶように見えた。
あっ、あれだぁ!..しかしこんなところに劇場があるなんて..あまりにも信じられない光景に驚き
ました。なんだか狐につままれて幻でも見ているのでは(^^;)と思ってしまいました。
派手派手しい入口の看板が強烈な怪しさで、ここをくぐるとスナック、風俗店、劇場の3つがこの一角
に集められています。周囲はほとんど人家もなく、狭山で盛んなお茶の畑が広がっているばかりです。
裏手は鬱蒼とした林のようになっています。驚いて呆気にとられながらも、とにかく入場することに..

ロビーには時代を感じさせる風流な(?)ヌードの絵がずらりと掛けられています。順々に見てみました。
劇場は大きからず小さからずのちょうどいい大きさ。こういう劇場で盛り上がったら楽しいと思う。
板張りの小綺麗な本舞台、短い花道、そして大きめの回転盆という構成。舞台の高さが非常にいい。
ちょうど見やすい高さで、なかなか理想的で好きな造り。
盆をとりまくようにして座席が置かれています。とてもゆったりと見られます。
本舞台奥の中央に、金魚が泳いでいるような絵が彫られた黒地の板(なにか名称があると思うんですが、分か
らないので..)がずらりと並べられていて、その両脇に細かい格子の障子がそれぞれ並べられています。
なんとなく和室をイメージしたような感じでしょうか。珍しい趣向です。左手の舞台袖には大きな招き猫がいます。
音響はまずまずで物足りなくはないレベル。年季が入っているわりには場内はとても綺麗で、禁煙も守られて
好印象です。すごくステージに集中出来る雰囲気が悪くないです。4回目を見て来ました。

岩下マリさん
初めて拝見する方です。肩くらいの黒髪がさらりとして綺麗です。けっこうベテランさんですがかわいらしい
お顔だちの踊り子さんです。
きらきらした刺繍の入った黒いワンピースで登場です。優雅でやわらかな動きのダンスを披露します。
ベットは藍色っぽい衣装で身体のやわらかなラインが強調される感じです。
お若い時はさぞお美しかっただろうなぁ..なんて、お顔だちを見ながらちょっと想像してしまいました。(^^;)

さん
小柄でややベテランの外国人の踊り子さん。じゃらじゃらした飾りがたくさん付いた青い衣装で踊ります。
埼玉系の他の劇場とは違って、ダンスもしっかりと踊っています。めちゃめちゃ元気がいいです(笑)。

純子さん
ぱっと見で外国人さんかと思うほど、とても派手なお顔だちの、けっこうベテランの踊り子さんです。
赤いきらきらしたセパレーツで、誘惑的な表情と大きな振りで踊ります。常連さんらしき方の手拍子にのって
楽しそうな表情でノリノリです(笑)。
ダンスでも、天板でも、まんべんなくお客さんに楽しんでもらおうという気持ちがすごく伝わってきます。
誘惑する表情も年季が入っていましたが上手かったです。

さん
前の方とは対照的に、日本人のように見えるお顔だちの、ややベテランの外国人の踊り子さんです。
長身でスタイルが良いです。ぱっと見ではクールな感じですが、笑顔が素敵です。
黄緑の衣装に、羽がたくさん付いたモール風のものを絡ませたりして踊っていました。この方も踊りが
しっかりしています。ダンスのあとはオナベット、ポーズベットを見せます。ポーズがなかなか綺麗です。

樹音さん
初めて拝見する方です。ややベテランさんと思われますがとても綺麗な踊り子さんです。
ストリップというよりも、演劇の色合いが濃いステージです。
うすいピンク色をメインにしたさっぱりした和装で登場です。
照明さんもこの人のステージだけは凝った演出をされていました。場内をほぼ真っ暗に近くして、ピンクのピンだけで
その姿を追います。"さくら"のテーマがさまざまなアレンジで繰り返され、そのたびに雰囲気が変わり、見せ方も変えて
ゆきます。さくら変奏曲とでも言いたくなるような出し物です。
桜の小枝を手にして、そして次は白い羽のようなものを何個か手にしての舞いは、表情や仕草がとても細やかで情緒豊かです。
桜の花びらを手に載せて、息をふっとかけて散らす仕草を見せますが、まるでその花びらの散るさまが実際に目に浮かぶか
のようでした。また身体を撫で回すようにして身悶える様子も迫真の演技で、とても惹き込まれます。
激しい雰囲気の曲になると、なにか狂ったかのように髪を振り乱します。衣装を締めている帯をお客さんに持ってもらうと、
ぐるぐると回りながら本舞台へ戻ります。更には激しい動きの中でお客さんにタッチをさせたり、突然抱き合ったりして
ドキドキさせます。お客さんもなかなか大胆!情熱的です。ステージの演出の一部になりきっているのが見事です。
オープンではお客さんひとりひとりに感謝の言葉をかけていました。最初から最後まで一気に見せてしまう流れがある
出し物で、とても見ごたえがありました。
ぜひまた見てみたい方です。

この劇場、香盤の進行がとてもスムーズでした。そういえばポラが無かったです(^^;)。
普段は見る機会のない踊り子さんが見られて、こういうところで踊っている方がいらっしゃるんだなぁと
新鮮な気持ちで見ていました。このロケーションにありながら、現存しているのが不思議なくらいです。
まぁ、家から一番近い劇場ですので(笑)、また気が向いたら行ってみようと思います。


>>>>2001年4月29,30日(日,月)関西ニューアート<<<<

第1部
素人ギャルズショー
第2部
1.麻樹紫陽花
2.乙姫くるみ
3.東条美月

(1回目のみ第2部、第1部の順です。)

お初の訪問となる関西ニューアートへ遠征です。地下鉄を乗り継ぎ四ツ橋線の花園町駅を下車。地上へ出て劇場案内の
とおりに歩きます。住宅やお店がひしめき合うように密集した庶民的な雰囲気の街並みです。
こういう場所にある劇場だから地元の常連さん達で賑やかに盛り上がっていそうな気がしたんですが、実際は期待とは
ちょっと違っていました(苦笑)。
29日は3回目トリの方のベットのときに入場し、ラストまで。30日は1回目〜4回目まで、我ながら頑張るなぁと思いつつ
フルに見て来ました。聞いていたとおり素人目当てのお客が大部分でした。4回目に常連さんが集まってくるまでは、踊り子
さんを観に来たお客は数人といったところでした(苦笑)。

まずは第1部、素人ギャルズショーです。
初めは素人お立ち台。素人ギャルが6,7人ぞろぞろと出て来て盆の上にのります。さぁ私を指名して!という感じで誘惑的な
視線を送ってくる娘もいれば、ただ盆にのって立っているだけの娘などさまざまです。お客はチケットを1枚買って、好みの
女の子を指名するとプライベートダンス(タッチのようなもの)を受けられるというショーです。従業員さんがチケット片手
に場内を歩き回って熱心に売りさばいています。買わないと本当に見ているだけです(笑)。タッチくらい無料でもいいので
はと思いましたが..このショー目当ての方が多いのかまずまずの売行きでした。チケットを弾むと個室もあるようです。
次は関東のミカドや渋谷でときどき目にするレンズショー。それにしても遠くから様子を見ていると、やっぱりやらしい光景
です(苦笑)。
それから数人の素人ギャルによるダンス、ベットのステージがあります。そのなかでお名前は忘れましたが、セクシーな腰の
動きが印象的な小柄で目の大きな娘がいました。金髪でマリリンモンロー風の姿で登場して、お若いわりにお色気十分で、なか
なか雰囲気のいいステージを見せてくれました。踊り子さんになったら伸びそうな方です。
そして数人の素人ギャルによるポラがあります。アイマスクを付けた姿で登場しますが、なぜか踊り子さんより高い1kという
こともあり、この2日間ほとんど売れてなかったです(苦笑)。
それぞれのショーの合間にいちいち準備時間が入るので退屈さに拍車をかけていましたが、ようやく最後のフィナーレで締め
くくりです。そして更に長めの休憩が入ったあと、ようやく第2部です。

麻樹紫陽花さん
だいぶ前になりますが西川口で拝見しています。ベテランさんですがとても整ったお顔立ちの、色っぽさ溢れる踊り子さんです。
髪にはきらきらした長めのかんざしを差して、派手な柄の赤と黄緑の混じった着物姿で、軽快な演歌にのって登場です。
軽やかな足どりで日舞を披露します。安心して見ていられるしっかりとした舞いです。落ち着いた表情もいい感じです。
肩だけをあらわにして、ピンクの布で上半身をまとった姿がとっても艶かしく美しいと思いました。
この方がポラをされるのは珍しいと思って、一枚撮らせてもらいました。

乙姫くるみさん
上旬のまさごで初めて拝見した出し物です。まさごの時よりもダンスの動きが軽やかになってきて、いい感じです。
バックの派手な照明にカラフルに彩られて、懐かし目のPOPSにのって楽し気に踊る1曲目のダンスがやっぱりお気に入り。
ベットは白いレース地のものと赤いシースルーとを回によって交互に着て演じていました。アダルトな音楽の雰囲気には赤の方が
しっくり来るかな。ベットでのゆっくりした足の運びがいつもながらいい雰囲気です。本舞台に戻ると、両足を前後に開いて天を
仰ぐポーズで身体のやわらかさを存分に見せてくれます。派手さがあるわけではないですが、やわらかで美しさのあるポーズです。
ダンスのアイドル風衣装がとてもよくお似合いなので、その衣装を着た宣材の写真をおねだりしていただいてきました。
5月結はようやく関東の近くまで来演予定。去年の8月にものられた上諏訪です。

東条美月さん
去年の6月に大和で拝見して以来で、そのときとは違う出し物です。赤いチャイナ風の衣装を着て、荘厳な雰囲気のイントロ
から、懐かしいヒット曲をノリノリにアップテンポにしたダンスミュージックでキレのいいダンスを見せてくれます。
ダンスも見ごたえがありましたがベットもいいです。細い手で指先まで神経の行き届いたしなやかな動きを見せます。
膝立ちをしたような姿勢から足を前後にやや半端に開き、天を仰ぐように手を天井に向けて、すくっと何かを掴むようなポーズ
を決めるのですが、これがすごく綺麗で、ぎゅっと心が惹かれるような気持ちがしました。
オープンはこちらも懐かしいヒット曲のダンスバージョンで、制服っぽい衣装を着て元気なステージぶりでした。