NATSUKI'S ROOM June,2001


>>>>2001年6月2,3,9,10日(土,日)郡山ミュージック<<<<

1.?
2.麗ちなみ
3.モンロー水野
4.サニー和子
5.樹音
6.乙姫くるみ

今週は初めての東北遠征ということで、福島の郡山ミュージックを初訪問して来ました。
遠征したことのある人からはサブい劇場と聞かされていましたが、この週は運が良かったのか、なかなかの盛況でした。
最近になって経営が変わったことで雰囲気も良くなったのでしょうか。
入場料が3kと安いです。翌日は割引券を使ってなんと2kでした。今週は週末が2回あったのでもう一度足を運びましたが、
顔を見るなり、もぎりの従業員さんが割引券を多めにくれました(笑)。覚えていらしたのかな..
そのなかに1.5kの割引券があったので、翌日使わせてもらいました。旅費がかさむ遠征組にとっては本当にありがたいです。
せめてその分と思いポラを多めに撮らせてもらいましたが、ちょっと撮り過ぎたかしらん(^_^;)。
劇場内はかなり年季が入り、何か崩れそうな気配を感じるほどでした。大宮以上の場末感です。
ステージは照明自体の数は多くないものの、ミラーが多用されているせいか実際以上に明るく見えます。ミラーボールが
3つあるように見えました。そして舞台を縁取るようにきらきらと電飾が瞬き、それなりに華やかさがあります。
遠征初日、最寄り駅から大宮・宇都宮・黒磯と普通列車を乗り継いで根性の旅です。いやぁ、遠い..
でも黒磯から郡山にかけての車窓には自然の緑が一面に広がり、じつにいい景色..劇場に着く前から癒されますな。
この日は3回目から入ってラストまで。客入りが良くお客さんもすごく楽しんでいた様子だったし、常連さん達も
にぎやかに応援してくれて、いい盛り上がりでした。翌日3日は開演前から入って2回目フィナーレまで観て、来た時と同じ
方法で帰りました。
2度目の週末、9日は3回目の樹音さんの途中から入りラストまで。楽日の10日は開演前から入って3回目のフィナーレまで
観て新幹線で帰りました。

さん
先週の上諏訪でも拝見した外人さん。こういう偶然があるとは。

麗ちなみさん
以前、野毛で拝見しています。
朱色のロングドレス、頭には筒状の帽子を冠り、そこから同じ朱色の長い布を垂らした姿で登場です。
スカートの両裾を掴みながら、きびきびとした小気味よいステップでステージを前後に移動し、くるりくるりと軽快
にターンを繰り返します。少しうつむき加減で踊る姿に、何か奥ゆかしい雰囲気を感じました。
ダンスが終わると綺麗なチャイナメロディーのストリングスに変わり、白いレース地に薄い金色の帯を締めて登場して
来ました。盆前でシューズを脱ぐと天板ベットを披露します。
こけしを口に喰わえながら、愛嬌いっぱいに視線を合わせてくるのですが、こんなときはどんな反応をしたらいいもの
でしょうか(苦笑)。
音楽の盛り上がりに合わせて、お客さんが動きについて行けないくらい激しく動きまわり、天板というよりも激しい
ベットショーを見ているかのようで、見ごたえがありました。

モンロー水野さん
約2年前の大宮以来の拝見になります。
お馴染みの「お熱いのが..」のイントロが流れ、マリリンモンローの紹介アナウンスが入った後、見事な金髪、白い
エレガントなドレスでゆっくりと歩みながら登場です。
お客さんの席まで出向いてのタッチ.."本当のモンローはこんなことしないよね?"(笑)

サニー和子さん
初めて拝見します。目がぱっちりとした美形のベテランさんです。
アップテンポの音楽にのって、胸のあたりが銀色の、オレンジ色のスリット入りワンピースで登場です。
始終爽やかな表情を見せながら踊りで、スレンダーな身体がステージによく映えます。
ベットはオレンジ色のシースルーをまとって、オナベットからこけしベットへと続きます。
最後のシーン、シースルーの衣装をふんわりと宙に翻しながら、優雅にゆっくりとターンを
して本舞台に戻り、爽やかな笑顔できめるエンディングがいい雰囲気でした。

樹音さん
4月の七峰座で拝見してから、ぜひまた観たいと思っていました。今週は中日前後で2作の出し物を観ることが
出来ました。中日後の出し物、美麗猫(ミラ・キャット)のレポです。
不思議な雰囲気のイントロ..本舞台中央の出入り口にスポットが当てられ、そこからひょっこりと顔を出すと、
何か物珍しそうな表情で周囲を見回しながら本舞台に出て来ます。
振り袖のある銀色のきらきらした衣装を羽織り、その下は沢山のスパンがきらめく赤いチャイナです。
実際の宝塚を観た事がないので詳しくは分かりませんが、その舞台の1シーンで使われる音楽のようで、いかにもとい
った雰囲気です。歌詞に出て来る"にやぁお〜"と、きらきらした長いしっぽから、猫ものの出し物だと察しがつきます。
四つん這いでゆっくりと、しかし毅然としてステージを歩み、ときどき手先を丸めて猫っぽい仕草と表情で雰囲気を作っ
てゆきます。これからどんな展開になるのかと期待せずにはいられない雰囲気です。
続いて今の曲をアップテンポにアレンジした音楽に変わり、赤いチャイナだけの姿になると、今度は勢いのある動きで踊り
始めます。この赤いチャイナが非常に似合っていて、妖しく情熱的な雰囲気を引き立てているようです。
音楽のエンディングに合わせて決めのポーズも格好良く、ばっちりと決まります。ステージから目が離せないです。。
曲が変わり動きの中から自然と舞台から下りて来ると、舞台袖あたりに座っているお客さんを巻き込んで脱ぎに入ります。
ベットではなんと言っても安定したポーズが綺麗で、感心するばかりです。 
片足で立ち、もう片方の足を後ろに高く上げ、両手を前後に伸ばしてバランスをとったポーズが非常に綺麗にきまります。
ステージが終わるとオープン..かなと思ったら、客席へ下りて来てあちらこちらへ移動してのタッチです。
大丈夫だろうと油断していたら、楽日に私も獲物にされてしまいました..やられた!(苦笑)
この出し物、七峰座でまた拝見できるとのことで楽しみです。

乙姫くるみさん
最近続けている出し物です。何度も拝見していますが飽きないです(笑)。1曲目の懐かしいPOPSではトントンと歩く
ようなステップが何かユーモラスでかわいらしい。2曲目はわりと複雑な振りで、素早い手の動きが格好いいです。
ベットではエンディングの少し前のポーズが印象的。ミラーボールの真下あたりで立ち姿になり、片腕と顔をやわらかな
動きで天に向け、心持ち腰を落とした、しっとりとしたポーズが美しい。
ベット着はいつもの赤いシースルー、前作で着ていた白、今回初めて見た青く長いシースルーと、日や回によって変えて
演じていました。
2度目の遠征の週、3回目ポラのとき"次ね、ちょっとかわいい格好してくるから"と言ってステージを終え、さあフィナーレと
思ったら、意外にも合同ポラタイムに。麗ちなみさん、モンロー水野さん、樹音さん、くるみさんの4人がチアガールの衣装で
若々しく登場して来ました。(^o^)
ポラでもときどき、フィナーレで使ったチアガールの衣装や、真っ赤な帽子が良く似合うカウガールのようなかわいらしい姿
で登場されて、普段とは違った雰囲気で楽しませてくれました。

フィナーレは出演者ひとりひとりがマイクを手にしてお名前を名乗り、そして最後にトリのくるみさんがご挨拶します。
今週は皆さんとても楽しそうなご様子で、見ている方も楽しかったです。


>>>>2001年6月23,30日(土)七峰座<<<<

1.美咲アイ&樹音(チーム)
2.?
3.?
4.?
5.?
6.樹音
7.?

今週は七峰座です。初めて訪問してから2ヶ月が経っていましたが、現存していました(^_^;)。
前回来た時に林だと思った駐車場の裏手は、明るい時間に見てみると木立の後ろに綺麗な水田が広がる田園地帯でした。本当にのどかな所です。劇場があるこの一角だけがまるで異空間のようです。2回目の訪問ですが周りの環境にあらためて驚きました。劇場へ向かい、前回もらった割引き券を見せて入場です。

本舞台の奥の様子が前回来た時とはすっかり変わり、カラフルな電飾が一面に施されていました。おそらく前回は出し物の雰囲気を演出するために障子などを置いていたものと思われます。本来はこんなステージになっていたとは予想も付きませんでした。舞台袖の招き猫はそのまま置かれていました。

さん
またまた偶然が..上諏訪でも郡山でも拝見した外人さん(苦笑)。

美咲アイさん
人懐っこい笑顔が印象的なベテランさんです。
ちょっと懐かしめの洋楽にのってオーソドックスともいえる格好いい系のダンスで登場です。
舞台袖の反対側からは、高く蹴り上げた脚だけをちらちらと見せながら樹音さんが登場して、お二人によるチームとなります。
樹音さんは、長い肢体を存分に使って踊ります。伸びやかな動きが見ていて実に心地いい。
美咲さんはときどき立ち止まって、おお脚高く上がるな〜と感心した様子で樹音さんの姿に見とれていたりして笑わせてくれます。
ベットはお二人によるレズショーのようなもの。ちょっとお下品な仕草も交えながら、からみをコミカルに見せます。最後はダブル
タッチでお客さんにサービスです。

樹音さん
今週は中日の前後に一日ずつ訪問しましたが、3つの出し物を拝見することが出来ました。

●"ショムニ"(6/23)
部長のことを慕うお局(のように見える)OLのストーリーものです。黒メガネを掛けてちょっと厳しそうな雰囲気のOLですが、非常に良く似合っています。ときどき手拍子を交えたノリのいい曲にのって、仕事をてきぱきとこなす様子を小道具を使いながら見せてゆきます。ある日、素直すぎる気持ちを伝えたら、部長を怒らせてしまいました。気持ちはすっかり沈みこみます。アダルトなムード漂う音楽に身をゆだねるように、客席に背を向け本舞台奥の壁に手を掛けて、ゆっくりとした艶かしい動きを見せます。沈んだ心情を表現するかのようなこのシーンでの雰囲気作りが非常に魅力でした。自然な流れで次のオナベットへと続きます。美しいバラードが流れるなか、舞台に置かれた椅子を愛しく抱き締める仕草には、諦めきれない想いがぐっと込められているように感じました。

●"なんちゃってSM"(6/30−2、4回目)
女医さんに扮して登場です。ショムニのOLでもそうでしたがメガネを掛けてきりっとした女性に扮した姿が非常にハマり役です。カルテを手にして、お客さんを次々と診察してゆく様子や、セリフ入りCMに合わせた演技も面白く笑わせてもらいました。
"でも夜は別の顔があるのよ"..ということでステージ後半はがらっと雰囲気を変えて、SM女王様です。若干慣れない様子の女王様でしたが、軽めのSMショーを楽しませてもらいました。4回目は前半は同じで、後半は自縛SMでした。

●"美麗猫"(6/30−3回目)
2回目のタッチのとき、"次の回、女医さんと猫どっちがいい?"と聞かれたので、迷わず"猫がいい!"と答えたところリクエストに応えて下さいました。ステージは生き物といいますが、樹音さんのステージには本当にそんな印象を受けます。同じ出し物でもどこか変えてくる。今回の猫は曲の一部を差し替えて表現を変え、軽やかなフラメンコまで取り入れたりして、更に完成度が上がっていた。とても見ごたえがありました。舞台袖、おあつらえ向きの場所にいた"招き猫"は格好のアドリブ材料になっていました。ポーズベットの美しさは絶品です。

楽日は出演者全員のタッチに参加する(させられた?)ことになりました..この劇場はお客さんが少ないため逃げられません(苦笑)。