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2001年1月1日(月)蕨OS劇場 by Fu-maさん

1. 桜井果穂
2. ??(不明)
3. チャーミー秋
4. ??(不明)
5. 綾瀬ナナ
6. ??(不明)
7. 愛川ユキ
8. ??(不明)

JR蕨駅ホームから、蕨の街を一望すると、すぐに水色地に白抜き文字で描かれる、蕨OS劇場の看板が目に入ります。ビルの側面は煤けて、年期を感じさせます。高架状の駅舎から降りて中央ロータリーを左に入り、すぐの路地を入ると、比較的地味な劇場の入り口が見えてきます。入り口に黒地にホワイトの文字で香盤、演目が書かれた札が掛かっています。綾瀬ナナさんの名前を確認して中に進み、階段を昇ります。階段踊り場にはこれまで乗った踊り子さんの写真が飾られています。有名な踊り子さんの顔もかなり目につきます。そしてようやく受付、もぎりが見えてきます。もぎりのおじさんはいつもより一段低いところに陣取り、入場客に樽から汲みたてのマス酒を振る舞っています。勢いつけてくれということでしょうか。確かに飲まなきゃやってられない劇場ではあります(笑)。一気に飲み干し、いざ場内へと乗り込みます。
場内は元旦の昼下がりだというのに、盆のまわりに二重になっておかれている長椅子は満席、立ち見できる位置を探すのも困難でした。二回目は何とか座る事ができましたが、その時にはもう立ち見が二重になっていました。ざっと80人弱といったところでしょうか。その過半数は外人さんです。隣りに座ったお父さんに話しかけると、板にもあがる蕨の常連さんだったのですが、20年近く前のストリップ全盛期の歴史をじっくりと聞かせてくれました。興味深げに聞いていると(こういう話大好きなんです)、危うく「じゃんけん」に参加させられそうになりました(爆)。今年もFu-maは「レポ道一途」で頑張りますっ!結局一回目の綾瀬ナナさんのポラから、2回目のラストまで観ましたが、観劇後地上に降り立つと、どっと疲れが押し寄せました。やはり「アウエー」です(涙)。

桜井果穂さん
白い、首まわりのきゅっと詰まった、それでいて背中の大きく開いたドレスを身に纏っての登場です。頭には同色のリボンがちょこんとのっています。色白でちょっと頬のぷっくらとした可愛らしい方です。髪は茶髪で肩口までかかります。二曲目はブラックとイエローのセパレートドレスで舞います。衣装をかけた椅子を持ち込み、その裏で引っ込みなしに着替えをこなします。二曲目のダンスでは笑みも出てきて、余裕を持って小気味よくステップを刻みます。両足でのホップが特徴的です。
ベットは黒いレースのTバックに、シースルーのピンクのドレスで入ります。肩から体の中央にかけて丁寧なフリルの縁取りがなされています。オナベットでも可愛らしいなかにも、ガツンガツンと床にハイヒールのかかとをぶつけるなど迫力あるシーンがあります。素のあどけなさを残す踊り子さんです。

チャーミー秋さん
ベテラン系の踊り子さんです。初観劇のミカド以来、まったく意図はしていないのですが、よくお会いします。その割に一度も同じ出し物を見たことがないので、かなり構成に力を入れているのではないかと推察します。普通の帽子の二倍はあるのではないかという縁の大きい帽子に、豪華衣装を召されての登場です。黒地に無数の赤い羽根で縁取りがされ、さらに多くの宝石がちりばめられているロングドレスで舞われます。ちょっと動きは固めです。二曲目はそれを脱ぎ捨て、これまた宝石のまぶされた白地のスリップ姿になります。御歳のわりに(失礼!)締まった太ももです。隣りの常連さんが教えてくれたのですが、この日はチャーミー秋さんを長年追いかけている応援さんがいらしてました。確かに話し声しかしない(苦笑)場内の一角から、一際大きな拍手が鳴り響いていました。後半は小道具を用いて、お客さんとともに繰り広げるショーでしたが、この日は大人気で残念ながらこの応援さんは上がれませんでした(涙)。

綾瀬ナナさん
お目当てさんです。高鳴る期待を押さえつつ登場を待ちます。幕が開きスポットが照らされた舞台に小柄な女性が登場すると、場内から拍手が捲き起こります。ナナさんの登場です。上半身にはノースリーブのレッドのスパンコールの衣装、小さな頭にのせられたハットも同色です。魅惑的な二の腕は露出し、肘から下はまたレッドスパンコールのアクセサリーで覆われています。胴回りには純白のフリルがあしらわれています。下は裾の大きく広がった、ウエディングドレス状のスカートです。髪はショートカットで美しい栗色です。口紅は薄いピンク。左肩の小さなタトゥーがチャーミングです。一曲目はそんな豪華ドレスを纏い、曲調に合わせて、最初はゆっくり、徐々にスピードアップして舞われます。二曲目はロングのスカートを脱ぎ捨てます。上着の下のフリルがミニスカート代わりとなります。真っ直ぐに伸びた足の美しさに、しばし見入ってしまいます。笑みを絶やさずに本当に楽しそうに踊られます。アイドルチックではなく、むしろかなりの本格派なのですが、可愛らしいという言葉がぴたっとはまるダンスパートです。
三曲目からべットショーに入ります。パープルとブルーのライトが厳かな雰囲気を作り出します。シースルーのブラックのイブニングドレスで身を包むと、先ほどまでの可愛らしさが一転、ぐっと大人っぽくなります。大人の女の色気に、蕨の常連さんもぐっと息をのみ静まり返ります。ドレスには細やかな刺繍が施され、また首から背中にかけて帯状のアクセサリーが光ります。黒のベールを残して脱衣し、盆に進み出てきます。中肉中背、非常に魅力的な肢体です。黒のベール一枚でのオナベットは迫力あります。本舞台に戻ってのラストのポーズも美しく決まります。仰向けから手なしブリッジを難無く決めるところに確かな実力を感じます。
ポラは一回目はファンの方から贈られたと思われるピンクの半被、二回目はピンクのミニのドレスで登場します。二回目の時、場内にカップルで来た女性客がいたのですが(なぜ蕨に…)、その人をうまくいじって場内を沸かせていました。さすが関西娘です。ポラに「A HAPPY NUDE YEAR!」と書き込むなど茶目っ気たっぷりです。ポラではかなり大胆なポーズにも喜んで(?)応じてくれるサービスの良さです。噂に違わぬすばらしい踊り子さんでした。ちなみに次の関東は「3月頭のラブーム(たぶん浜劇のこと)」だそうです。

愛川ユキさん
洋風人形のような上品な顔立ちの踊り子さんです。胸元までかかる美しいストレートヘアーが顔立ちに似合います。両羽根が大きく開かれたホワイトエンジェル姿で登場です。ドレスの胸元にはラメが散らされています。頭上にはホワイトリング。全体が白で統一されています。この姿で舞われる一曲目はゆったりした曲で、お嬢様ムード全開の舞台です。二曲目では一転、白いレオタードで再登場し、ピンクのリボンを自在に操る新体操選手です。これはどう見ても素人技ではありません。わざと客席に向って放ち関心を引くなど効果的に利用します。リボンは円、そして波など美しい軌跡を描きます。レオタード姿のためか、かなり身のこなしも軽くなります。表情も豊かになります。
ベットパートは白いレース地のロングドレスで入ります。スカートが真ん中から開いており、それを両手に持って傘のように開いて舞われます。雰囲気に合う清楚なドレスです。盆でそのドレスを脱ぎ捨て、ポーズベットで美しい体を存分に堪能させてくれます。
ポラでもやはり上品なのですが、コミカルな印象を受けました。というか受けを取るのがうまいのです。もしやこの方も関西娘では!?

(このレポートは、Fu-maさんのご好意により、掲示板から転載させていただきました。)

 

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