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2001年2月1日(木)池袋ミカド劇場 by Fu-maさん

1. 星野留美
2. 水野ひまわり
3. ??(不明)
4. はるな
5. 宝生恋
6. 虹歩

NATSUKIさんが以前からお勧めしていらした虹歩さん、そして以前一度渋谷でお見掛けし、それ以来ちょっと気になっていたはるなさんを観に、池袋ミカド劇場の2月頭初日に行って参りました。先々週も良かったですが、今週の香盤はトップからトリまで(3を除いて)切れがなく、通しで観ても飽きない充実した香盤で大満足でした。「特別料金」も納得のクオリティです。虹歩さん効果は凄いようで、従業員さんもあまりの客入りに驚いていました。いつもは誰も居ない喫煙室も、ファンの皆さんで一杯でした。
初めて気がついたのですが、初日には黒地に赤文字で書かれた「本日初日」というタテカンが出るのですね。入口前にかかる無数の黄色い提灯。ビックカメラ本店横、地上げから辛うじて逃れた事を思わせる広大な駐車場の一角にぽつんと佇む古ぼけたビル。独特の色使い、筆致で描かれた出演者名の入ったポスター。外から見てもなかなかの趣き深さです。劇場内もレトロで、右手前には「土曜日夜オールナイト」といったような時代を感じさせる2枚のポスターが残されています。またこれも今日気がついたのですが、照明室へは喫煙室の横のはしごから出入りされるようです。御年配の照明さんは大丈夫でしょうか!?「ミカドの謎」って挙げていったらきりがないですね(笑)。愛すべき我が「ホーム」です。

星野留美さん
ピンクのキャミソールに同色のミニスカート姿で登場です。スカートの裾は丁寧にフリルが重なられています。非常に顔が小さく、目鼻立ちがかなりくっきりしており、さらに足も折れそうなほど細くまさに西洋風のお人形さんのような踊り子さんです。一曲目はアップテンポな曲に合わせてブリブリに踊られます。振りはしっかり身についています。二曲目はちょっとスローな曲に乗って、ピンクの衣装を脱ぎ、肩まわり、裾にフリルのついた清楚な白いドレス姿になられます。膝立ちになって上半身の動きで魅せる振りが多くて、ダンスというよりベットパートチックです。胸元にはアーミーのネームプレート状のアクセサリーが光ります。ポラには黒いキャミソール姿で登場し、舌っ足らずな口調の現代っ子ぽい雰囲気です。ポラ後のオープンでは気だるそうな様子が感じられて少し残念です。

水野ひまわりさん
ホワイトエンジェル姿で登場です。頭の飾りがとても柔らかそうで、銀の装飾品も光ります。上半身はノースリーブの衣装で、腕抜きを召されています。よく目にするスタイルでオープニングの衣装としては定番のようです。一曲目はポップな曲に乗って、愛くるしい表情で踊られます。客席を覗き込んで注意を惹くなど余裕を感じます。一曲目ラストではベストの左胸に潜ませていた仕込みで場内を沸かせました。二曲目は一転、ベストと羽根を脱ぎ取り、神妙な顔つきで物思い拭ける少女を演じています。観せ方を良く分かっている事を感じさせるコントラストです。いったん袖に引っ込み、背中の大きく開いたイブニングドレス姿で現れます。タカラジェンヌのような凛々しい顔立ちです。ベットパートは着衣でのオナベット、脱衣してのポーズと存分に魅せてくれます。差し入れするお客さんの姿も目立ち、しっかりファンの心をつかんでいたようでした。

はるなさん
本日のお目当てさんの一人です。以前奈々さんを観に渋谷OSに行った時に出会って以来二回目です。その時の出し物があまりにキュートさを前面に出したもの(新米シスター風のもの)だったためか、はたまたうぶそうなロリロリなフェイスゆえか、「何でこの子が踊り子さんに…」と軽い衝撃を受けた事を覚えていて、ちょっと気にかかっておりました。
中央のパープルライトに照らされて、後ろ向きからのスタートです。右手、そしてりんごの入った木で編んだ籠を持った左手を交互に上げる振りです。ベールを剥いでショートカットの黒髪がのぞきます。結構長く続く焦らしの後、正面を向かれますが、ようやく目にしたお顔の右半分は白のマスクで覆われています。衣装は黒白の縞の入ったマントです。りんご、そして白い粉の入った小瓶など、小道具を有効に使い、観客を異次元の世界に連れて行くような不思議なステージを展開します。優しい調子の曲が流れいったん袖に引っ込みます。衣装も一転、赤いマントにパープルの上着、レモンのロングスカートの白雪姫です。ここでようやくお顔もしっかり拝見できますが、以前に比べてちょっと化粧が濃い目に決まり、多少頬のあたりがふっくらした感じを受けましたが、相変わらずキュートです。ダンスはゆったりとしたステップで、派手さはありませんが、構成はかなり凝っています。派手な衣装の下には、スパンコールのキャミソールの衣装を纏われていて、ベットパートはこの姿で繰り広げます。頭の赤いリボン状のヘアバンドを取ると前髪が小さな顔にかかり、顔つきもぐっと大人っぽくなります。せつなそうな表情も冴えています。今回は渋谷ではなかったポラがあり、やはり人気でした。

宝生恋さん
よく大宮でお会いする踊り子さんです。西洋人形のような上品な顔立ち、そして意思の強そうな円らな瞳はミカドでも健在です。1月の頭に大宮で観たのと同じ出し物です。ですので、詳細なステージ紹介は割愛します。ただ以前は振りを忘れ、立ちすくむこともあった三曲目もばっちりマスターされていました。恋さんは振りがきっちり身につくと表情も非常に魅力的になる方のようですので、今週はお勧めです。この日は以前大宮でお見掛けした応援さんの一人がリボンを一手に引き受け頑張っていました。大宮に比べ格段に狭いミカドのステージ、そして場内の勝手がつかめないようで、ちょっと苦戦しているようでした。恋さんも二曲目で和傘を軽く振りまわすと、盆周りのお客さんにぶつかりそうになり、苦笑していました。ミカドでは禁止なのか、曲に合わせ大宮では美しく決まった「桜」が観られなかったのは残念でした。

虹歩さん
本日のお目当てさんの一人です。結論から言うと、大人気も納得の、極めてハイクオリティーかつ迫力のステージでした。人気、実力とも兼ね備えた、明らかに次代のストリップ界を担うエースの一人であると確信します。応援さんも集結されており、ステージ前からしっかり袖前に道具一式を揃え、登場を待ちます。
オープニングはアジアンテイストな曲に乗って、インドのお姫様といった出で立ちで登場します。魅惑的な肢体をゴールド主体の、装飾品が光る衣装で包みます。しっかり白いベールで覆われた下半身と対照的に、上半身はオープニングから露出度が高く、観客一同息を呑みます。頭に着けられたティラナも大きな半楕円状で虹歩さんの小さくキュートな顔とのコントラストで目を惹きます。何といっても驚いたのが、彼女の体の動きのしなやかさです。インド舞踏の振りということもあるのかも知れませんが、ゆったりとした中に弾力性、柔軟性を十分感じさせ、虹歩さんの白く、張りのある、きめ細やかそうな肌の魅力が生きています。ゴールドのツンブラ姿となった二曲目でも、柔らかな、しなりのある身のこなしは健在です。観ていて「気持ちが良くなるステージ」とはまさにこのことです。手を擦り合わせる振りなど上半身での魅せ方は独特で光ります。三曲目もインド舞踏による小気味良いステップを、狭いミカドの盆の上でも見せてくれます。三曲目までじっくり観ていて分かったのですが、虹歩さんは抜群にバランス感覚が良く、ハードな振りでも体の芯がぶれないため、観る者に安心感、そして気持ち良さをあたえるのだと思います。
ベットパートは、シルバー地にゴールドを重ねたパンティー一枚に、刺繍の施された一枚の薄手のベールを右肩で結んで、体によくなじませて登場します。軽くウェーブのかかった栗色の髪をポニーテールにして、化粧はきりっと決まっています。オーソドックスながらとても美しいポーズベットです。そしてラスト、盆にて目にも止まらぬ早業でブリッジに入り、しかも深く美しく決まります。本当に素晴らしいと思えるステージでした。ポラも非常にサービス精神旺盛で、誰にでも受けがよく、飛ぶように売れていました。更に感心したのが、印もないのに何枚ものサイン依頼のポラを間違えることなく手渡していたことです。どうかこの調子でキャリアを積まれ、「大スター」になって欲しいと心より願います。

(このレポートは、Fu-maさんのご好意により、掲示板から転載させていただきました。)

 

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