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2001年2月21日(水)野毛劇場 by Fu-maさん

1. 若尾光
2. 巽翔子
3. 丘崎るみ
4. 早乙女マリア
5. 神崎里瀬
6. 早川優美
7. 虹歩

里瀬さん二ヶ月ぶりの復活!ということで、さっそく初日から野毛劇場に繰り出してきました。こんな事ができるのもあと少しだなあ…。本を読んでいたらうっかり乗り過ごして、車窓から目に入ったのは「黄金劇場」の看板。う〜ん、渋い!いい「場末」っぷりを醸し出しています。いつかは足を運んでみたいものです。さて野毛劇場。道なりに歩いていくと、屋根に登って配線をいじっている支配人の姿が目に入ります(笑)。いや熱心です。入口をくぐると、常連さん達がロビーにびっしり。香盤表を書き移し、さっそく場内へと入ります。今週はなかなか渋めですなあ。里瀬さんは味わいのある日舞、二度目の観劇の虹歩さんは前回とは趣向の異なった出し物で楽しませてくれました。一周半、じっくり観た後、アンケートに無理な要望を書いて(笑)、野毛の街を後にしました。また4月、来られたらいいなあ。

若尾光さん
ベテランさんです。原色の濃い赤の着物、薄い赤と水色の縦縞帯の姿で登場です。袖には浮世絵が描かれています。よく見ると裾にもあしらわれています。こんな着物ははじめてです。そして裏地は混じり気のない銀色です。金色のかんざしを挿した頭は見事に結われています。
外延が赤、内側が白で彩られた二本の扇子を巧みに使いこなされます。この二刀流が見事。さすが里瀬さんのお師匠さんです。ピンクの細い帯を場内の客に持たせ、引かせます。その後しっかり握手。ファンサービスもしっかりなさります。後半は座席のお客さんに小道具を持たせてのショーです。巧みな口上に場内も引き込まれます。

巽翔子さん
全身スパンコール、豪華な銀のロングドレス姿で登場です。背中には大きな羽を中心として、鮮やかな彩りが施されています。手には大きなピンクの羽扇子を持たれています。羽扇子を軽く振りまわすと、野毛の剥き出しの天井に当たり、ぽろぽろ雪が降ってきます(笑)。
その衣装を脱ぐと、これまたスパンコールのピンクのミニドレス姿になります。この姿で羽扇子を振られると、以前のディスコの「お立ち台」を彷彿とさせます。ドレスより濃厚なピンクの腕抜きもなされています。それから扇子を銀のキセルに持ち替えて、派手なダンスパートを繰り広げます。ベットパートは薄紫の魅惑的なドレスでこなされます。ラストのブリッジは見事に決まりました。

丘崎るみさん
からし色の着物を召されて登場されます。以前TSで一回お会いした、トークの大変巧みな、ベテランさんです。パープルの帯にはピンクの刺繍がなされています。着物の縁取りは鮮やかなグリーンです。頭にはシルバーのかんざしを挿しています。この出で立ちで熟練の日舞を舞われます。その後のステージでは、この日も絶妙なトークが炸裂し、年配のお客さんを中心に大変受けていました。場内に和やかなムードが流れます。私は後ろでちっちゃくなっていましたが(笑)、この雰囲気は好きですね。

早乙女マリアさん
ゴールドのマントを大きく翻して登場です。すっぽり全身を覆うマントの下には、眩いゴールドのロングドレスを纏われています。胸元は孔雀の羽根状の派手な飾りで覆われています。腰から下は半円状に紐の飾りが垂らされています。右手に持つ黄色の剣を軽く振りまわすと、次々天井、照明へとヒットしていきます(笑)。頭にはクレオパトラ然とした被り物を召されています。
ベテランさんですが、「昔ながらの」というより、どことなく可愛らしい雰囲気を持たれた方です。マントを脱ぎ捨てると、ゴールドのコインを張り巡らした豪華ツンブラ姿になります。その上に海色のベールを一枚纏って優雅に舞われます。後半は小道具を用いて、舞台に上がったお客さんと共に繰り広げるショーです。こちらも人気です。

神崎里瀬さん
お目当てさんです。本当に出ているのかなと半信半疑でしたが、早乙女さんが引っ込む時、「おつかれさまです!」という里瀬さんの澄んだ、キュートな声が聞こえ、一安心しました。暗転された中で最初小さかった太鼓の音が段々迫ってきます。暗闇の中から、バックライトと赤いライトに照らされて里瀬さんが登場します。静謐な雰囲気が醸される、神秘的な登場です。一周年記念の時からの、鶴の刺繍で彩られた重厚な紅色の着物を召されています。オープニングラストは、お腹に力が入った「よー!」という掛け声と共に、鼓を力いっぱい打ち鳴らします。
一曲目はアップテンポな曲に乗って舞われます。バックライトをはじめとして、照明をフル活用して、盆上、そして本舞台の里瀬さんを陰影をつけて美しく照らし出します。上手に置かれた鼓状の回転ライトがいい味出しています。ちょっと陰りがある表情が清楚な色気につながっています。二曲目は淡いピンクと抹茶色の着物姿になります。ゴールドの帯には宝石が潜んでいます。それを脱ぐと白い薄手の着物が現れます。三曲目はぐっと曲調が落ち着きます。篳篥の音色でしょうか。寂しげな高音が響き渡る中、着物を背中からはするりと脱いでいきます。赤い腰巻きに白足袋姿、胸元にはネックレスが光ります。照明に映し出され、肌の汗ばみまで伝わってきます。
ベットは暗転された中、舞台のバックライトとミラーボールが盆上の里瀬さんの肢体を照らし、幻想的に仕上げられています。ジャズが強弱をつけつつ、特に強く打ち鳴らされるのにあわせて、艶めかしく体を動かされます。ラストは鼓を持ち本舞台に戻って、腰巻きを落としつつ、ポーズを切られます。この日は御無沙汰のステージということで、花束を持たれた応援さんもいらしてました。ちょっと行き違いがあって、Fu−ma好みのポラがこの方(だったかな?)のもとへ行ってしまいました(爆)。ごめんなさ〜い。里瀬さんによれば、次の4月中の野毛は「洋舞」になるかもしれないとのことです。体は大丈夫なのかちょっと(かなり)心配ですが、楽しみに待ちたいと思います。相変わらず本当に気持ちの良い方です。

早川優美さん
ピンクのミニドレスで登場です。胸元と腰まわりは、エナメル赤の帯で彩られ、足元は膝下まであるゴールドのブーツです。両端にハートのついた短い杖を操り、軽快なステップを刻まれます。大きく開いた背中がちょうどぴったり隠れるぐらいの脱色した長髪で、きっちり化粧も決まった大人の女性といった雰囲気です。出で立ちと雰囲気のコントラストが際立ちます。二曲目はレモン色のビキニとパレオ姿になります。ブーツと同色で縁取りがされています。この日は優美さんの応援さんと思われる三人のタンバリンさんがいらしたのですが、後ろに並んで、絶妙なハーモニーを奏でていました。優美さんも気分が乗ってきたようで、パレオを脱ぐとステップが軽快になります。三曲目は純白のイブニングドレス姿です。ベットはゴージャスな肢体を存分に生かしてのポーズです。この方はポラのテンションが高く、場内を沸かせていました。なぜかFu−maは年齢を尋ねられました(笑)。実はちょっと上にさばよんでしまいました。ゴメンナサイ優美さん。ほんとはFu−maはもっとガキです…。

虹歩さん
先日ミカドで拝見した、重厚な衣装の神秘的な出し物とはうってかわって、オレンジのミニドレスを纏った、キュートなウエイトレス姿で登場です。銀色のお盆を手にして、柔らか味を感じさせるステップを刻みます。頭にはウエイトレス風の白いヘアバンドを召され、足元は白の厚底ブーツです。二曲目は白いビキニ姿となります。厚底ブーツをものともせず、軽快なステップを繰り広げます。体の動きはぴたっと決まるのに、そしてスピード感あるダンスなのに、暖かみを感じさせる希有なステージをなさる方だと思います。微笑みの絶えない良い表情です。ついこちらの頬も緩みます。軽く肩をすぼめておどけるような振りもキュートです。
ベットパートはピンクの薄手のパンティーに、太くて長い羽毛のモールを首に巻きつけての登場です。ゆったりとした動きが、バックライトのみに照らされる時など、ある種神々しさすら感じさせます。ラストの一瞬にして入る、手なしブリッジは本当に見事で特筆に価すると思います。あいかわらずポラも大人気のようでした。スターの貫禄十分です。

(このレポートは、Fu-maさんのご好意により、掲示板から転載させていただきました。)

 

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