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2001年3月下旬 大和ミュージック劇場 by けんけんさん

〜虹歩嬢3周年記念初出しレポ〜

3月下・大和レポいたします。独断と偏見により、虹歩嬢のみとさせていただきます。

この週は虹歩嬢デビュー3周年記念の特別興行でした。私は初日(4回目)、2、7日目(1〜4回目)、楽日(四回目)の四回劇場に足を運びました。

「私も3周年を迎えることができました。これもみなさんの応援に支えられたお陰と感謝しています。これからもよろしくお願いします」ステージに先立ち、虹歩嬢から挨拶がありました。はじめは録音かと思いましたが、言葉をつっかえた回があり、生であることが分かりました。

ダンスS、場内にスモークがたかれます。バックライトに反射され、ステージ上は濃霧といった感じです。幻想的な音楽とともに、ぼんやりとした後ろ姿が…。振り返ると大きな黒の羽帽子、赤の下地に黒の生地をあしらったロングドレス。そのいでたちは、まるで中世ヨーロッパのお姫様のよう。ゆっくりと、押さえ気味の身のこなしには、まったく無駄がありません。王家の気品溢れるプリンセスといった雰囲気を漂わせていました。

ベットS二曲目、某アイドルの代表曲をオルゴールでアレンジしたものを使用しています。回転盆上で踊る虹歩嬢をみていると、デビューから昨日までの足取りをたどっているような感じがしました。

・・・三年前、スーパーのレジ係からストリッパーに転身。デビューは、現在休館している札幌ニューカジノでした。ダイナマイトバディーにロリータフェイス、その愛らしい微笑みは見る人に好印象を与えます。軽快なダンスステージに、お色気たっぷりのベットステージ。そして、ステージラストに繰り出す必殺のレインボーブリッジは、多くの観客を魅了してきました。地方出演が多いわりに、着々とファンの心をつかみ、今や業界を代表するスーパーアイドルとして、新聞、雑誌等、スポットライトが当てられています。その影には厳しいレッスン、なみなみならぬ努力があってのことでしょう。嬉しかったこと、辛かったこと、今までの様々な想いを振り返りつつ、3年間の集大成として、今このステージに上がっています・・・

ステージ上の虹歩嬢に見入りながら、私の頭の中では上記のようなアナウンスが流れていました。3周年記念にはぴったりの演出だと思いました。

今回のステージは蝶をイメージしたもので、“三年たって虹歩は蝶になりました”と、某紙が報道していたのを読みました。そのイメージでラストのクライマックスレポいたします。

・・・曲が途切れるとともに訪れる一瞬の沈黙。そして、支点の高い、見事なブリッジ・・・さなぎから脱皮、とてつもないエネルギーが固い殻を突き破る。七色の光に照らされて、レインボーバタフライ誕生。・・・・頭を舞台すれすれにつけ、起きあがる。これを二回繰り返す。そして会場中央の盆からステージへ・・・大きな羽をゆっくりと伸ばす。そして大空に羽ばたいていく・・・

“蝶になった”というコメントは虹歩嬢の言葉か、記者の観点から見たものなのか分かりませんが、このイメージはぴったり、はまったと思います。
このラストのブリッジには感動します。鳥肌がたち、涙さえ浮かびました。私は虹歩嬢のステージを観るといつも思います。ストリップの越えて、芸術に達していると……

(このレポートは、けんけんさんのご好意により、掲示板から転載させていただきました。)

 

repotai@freeml.com