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札幌競馬観戦記(平成12年8月27日)

 私は本来書斎派であり,普段は競馬場に足を運ぶことはない。これは私に馬を観る眼がないことと,競馬場でのあの忙しさ(パドックだ,馬券売場だ,やれスタンドで観戦と動き回ることになる)に疲れるからだ。
 そんな私が3年ぶりに札幌競馬場に出かけたのは,「せっかく購入したデジタルカメラの活用」と「昼間の屋外でのビールの美味さ」が心にふっと浮かんだせいかもしれない。まさに気まぐれである。
<地下鉄二十四軒駅から出る競馬場行無料バス>
 私の地下鉄通勤定期の目的地から1つ先の駅であるが,もちろんひと駅歩いて200円を浮かした。
 この写真を撮っていたら,バスが動き始め,危うく乗り遅れるところであった。
<晴天の札幌競馬場パドック>
 競馬場に到着したところ,4レースがぎりぎり間に合う時間であった。早速馬券売場に飛び込み,本ホームページ本命馬の単勝・複勝を買った。結果はいわゆる「飛び込み自殺」であった。
 ところで,中央競馬会に一言いいたい。お金を落としていってくれるお客さんから何故入場料100円を取るのか。馬券の売上収入で充分ではないのか?
<3歳新馬戦のパドック>
 昼前から入れ込んでは,午後のメインレースまで資金がもたないと考えたが,5レースが新馬戦であった。札幌競馬で新馬戦をやらずしてどうする?穴っぽい2頭の単勝で勝負したが大本命馬にやられる。ちなみに写真の赤いメンコの可愛い牝馬(チャイナハット号)は足元不安とかで出走取消となった。
<馬が走り去ってしまった間抜けな写真>
 今の私の技能ではデジカメで動体を撮影するのは難しい。4コーナーの迫力あるシーンを狙ったが,写っていたのは馬達の走り去った後の芝のみであった。
 売店の混雑を予想し,早目の昼食をとる。紙コップのビール(380円)といなり・太巻き弁当(420円)を購入し,近くの通路にレーシングプログラムを敷き腰を下ろし食す。普通はできない格好だが,競馬場ならできる。冷たいビールが美味い。
 午後になってからも6・7・8レースと馬連ボックス馬券(5頭の)を買い続けたがことごとくハズレまくってしまい,本当にがっくりときた。メインレースを待たず,もう帰ろうとまで思った。しかし最初の特別レース位はやりたい。9レースの阿寒湖特別がハズレたら帰ることにしようと自分に言い聞かせた。
 やはり,しぶとさが運を引き寄せた。馬連21倍が的中した。よし次も!なんと10レース層雲峡特別は馬連30倍が的中した。余裕が出てきた私はパドック横の売店で2杯目のビールとみそおでん(350円)を購入した。

 結局その後,過度のアルコール摂取で闘争心を失った私は11・12レースをハズシてしまった。結果的には食費を除き4000円程のマイナスで済んだ。1日遊ばせてもらったことを考えれば上々であろうか。帰りの無料バス乗場に向かいながら一人ごちる私であった。

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