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こころとからだの
セルフケアガイド

慢性疾患とうまく付き合うために

「検査の数値が気になる」「毎日薬を飲み続けるのが不安」——そんな気持ち、自然なことです。

このガイドでは、心理学のエッセンスを使って、あなた自身が日常でできる工夫をご紹介します。難しいことはありません。まず気になるところから読んでみてください。

🌱 7つのヒント
😟
「どうせ治らない」と思ったとき
不安な気持ちに気づいて、ほぐす

「血糖値が高い=一生悪化していくだけ」「もう手遅れだ」——こうした考えが浮かぶことがあります。でも、それは心が疲れているときに起きやすいパターンで、必ずしも事実ではありません。

💡 やってみよう

その考えが浮かんだら、心の中で「本当にそうかな?」と一度だけ問いかけてみてください。たとえば、「昨日より少し歩けた」「今日は薬を忘れなかった」など、小さなプラスの事実を一つ探してみましょう。

「最悪だ」と思う前に、「今日できたこと」を一つ書き留める習慣が、気持ちを少し楽にしてくれます。

🎯
「続かない」を卒業する方法
小さな目標で自信をつけていく

「完璧に食事制限しなきゃ」と思いすぎると、少しでもできないとやる気がなくなってしまいます。心理学では、小さな成功体験の積み重ねが「自分にもできる」という感覚を育てると言われています。

1

今よりほんの少しだけ良くなる目標を一つ決める
(例:「夜の間食を週3回やめる」)

2

できた日は自分を褒める。カレンダーに○をつけるだけでもOK

3

1週間続いたら、次の小さな目標へ進む

📝 ポイント

「完璧にやらなければ」ではなく「昨日より少しだけ良く」が長続きの秘訣です。

😤
ストレスを感じたときの対処法
状況によって使い分けるコツ

ストレスへの対処には、大きく2つのタイプがあります。

🔧 問題を解決するタイプ

「何か行動できることがある」状況に向いています。
例:通院の予約を早める、医師に質問リストを作る、食事の記録をつけ始める

🌸 気持ちを整えるタイプ

「今は自分でどうにもできない」状況に向いています。
例:好きな音楽を聴く、散歩する、深呼吸する、信頼できる人に話す

検査結果を待っているときなど、どうにもできない場面では、気持ちを整えることに集中しましょう。それは「逃げ」ではなく、賢い対処法です。

🧠
不安や痛みが気になりすぎるとき
意識を上手にそらす方法

不安や痛みは、意識を向けるほど大きく感じやすくなります。これは脳のしくみで、あなたが弱いわけではありません。

🎮 今すぐ試せること

5-4-3-2-1法:目の前の環境を使って、「今・ここ」に意識を向けます。

👁 見えるもの5つ
👂 聞こえるもの4つ
✋ 触れているもの3つ
👃 においがするもの2つ
👅 味がするもの1つ

数えることで自然と気持ちが落ち着いてきます。

📋
先生の説明を覚えられないとき
記憶に残りやすくする工夫

緊張したり、不安が強いときは、話の内容が頭に入りにくくなります。これは脳の自然な反応です。忘れてしまっても自分を責めないでください。

1

受診前:聞きたいことを箇条書きでメモしていく

2

受診中:「大事なことを書いてもいいですか?」と一言聞いてメモする

3

受診後:帰宅してから落ち着いた状態でメモを読み返す

💬 一言メモ例

「今日先生に言われたこと:○○を気をつけること。次回は△△日。薬は□□を続ける。」

🗓️
「次の診察まで何が起きるか不安」
見通しを持つと心が落ち着く

「次の検査でどんな結果が出るか」「症状が悪くなったらどうしよう」——わからない状態は、それだけで不安を大きくします。

📅 「見通し表」を作ってみよう

次の受診日:  月  日

それまでに気をつけること:
① 
② 

もしこうなったら電話する:
例)血圧が160を超えた、めまいが続く など

「こうなったらこうする」が決まっていると、なんとなくの不安が減りやすくなります。

💬
医療スタッフとうまく話すコツ
伝えることで、もっと助けてもらえる

「こんなこと言ったら迷惑かな」と思って、不安や疑問を飲み込んでいませんか?あなたの気持ちや疑問を伝えることは、治療の大切な一部です。

🗣 言いやすいフレーズ集

「ちょっと聞いてもいいですか?」
「もう一度説明してもらえますか?」
「最近、少し心配なことがあって…」
「これは続けるのが難しいんですが…」

遠慮しなくて大丈夫です。医療スタッフは「聞いてくれてよかった」と思っています。

✅ 今日のセルフチェック

できたことにチェックを入れてみましょう。小さなことでも、十分です。

💚 このガイドは、あなたが自分自身の味方になれるように作られています。

つらいときは一人で抱え込まず、担当の医療スタッフや信頼できる人に話しかけてみてください。