2017年2月26日(日)曇り46,890 SHODAの部屋TOPへ

読書メモ

『介護漂流』
〈山口 道宏著:現代書館 〉

入居待機・病院追い出し・介護離職・共倒れ…
名古屋認知症鉄道事故裁判を検証し、老老介護、介護離職など
在宅介護における厳しい現実と、「施設・病院から在宅へ」と掲げる政策や
介護保険制度の限界により家族に負担が強いられる実態を詳らかにする。
----------------------
医療、介護関係者必読の書。



2017年2月1日(水)曇り46,786 SHODAの部屋TOPへ

読書メモ

以下の3冊は勢古 浩爾さんの『定年後に読みたい文庫100冊』からチョイスした本。

『飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ』
―若き医師が死の直前まで綴った愛の手記

〈井村和清著:祥伝社〉

「死にたくない。生まれてくる子の顔を見たい…」
不治の病に冒された青年医師が、最後まで生きる勇気と優しさを失わず、
わが子と妻、両親たちに向けて綴った感動の遺稿集。
-----------------------------
当時ベストセラーになり、映画化やドラマ化?された作品だ。
将来を嘱望された優秀な若手医師ががんと闘いながら短い人生を
最後まで患者さんや家族と向き合いながら一生懸命生きた物語。実話だ。
呼吸ができて手足が動き、目が見え、耳が聞こえる。
食事ができ運動や友人との会話も愉しむことができる。
あたりまえにできていることがいかに幸せなことか・・・実感できる。
-------------------------------

『冬の標』
〈乙川優三郎著:文芸春秋〉


幕末、小藩の大番頭の娘・明世は南画の自由な世界に魅せられるが、
世間の仕来りは女子が絵を描くことを許さない。
結婚して夫と姑に仕えることを強いられた二十年を経て、
明世はついに自らの情熱を追う決心をする―封建の世に
真の自立の道を歩もうとする一人の女性の、
凄まじい葛藤と成長を描いた感動長編。
----------------------------
乙川さんの作品は初めて読んだ。
さすがに勢古さんの推薦本。最初は違和感があったが、だんだん情景が浮かんできて
自分が幕末の世にタイムスリップした気分になる。
心が洗われる一冊だった。
------------------------------

『技術者たちの敗戦』
〈前間孝則著:草思社〉


大戦中の技術開発研究は、二十代~三十代の若き技術者たちが担っていた。
情報遮断と材料不足の厳しい状況下で多くの成果を上げるが、
敗戦によって開発の断念を余儀なくされる。
しかし、彼らは渾身の力を込めて立ち上がり、新しい産業に技術を転用させ
日本を技術大国へと導いた。零戦の設計主務者である堀越二郎、
新幹線の生みの親・島秀雄、ホンダF1の中村良夫など、
昭和を代表する技術者六人の不屈の物語。
現在の日本の基盤を支えた、若くも一流の技術者であった
彼らの哲学と情熱の軌跡をたどる。
------------------------------
尊敬するホンダの創始者 本田宗一郎と中村良夫氏との確執に触れた
部分は少しショックだった。
全体的には私の知識不足もあり、内容は少し難解で心に残る部分は少なかったように思う。




『介護殺人:追いつめられた家族の告白』
〈毎日新聞大阪社会部取材班〉


なぜ、彼らは最愛の人に手をかけたのか?
―家族の絆が悲劇に変わる「魔の瞬間」は避けられなかったのか。
当事者取材で明らかになる、在宅介護の壮絶な現実と限界。
---------------------------
関西を中心に起きた介護殺人(数例)を緻密な取材により、明らかにした内容。

10年以上前に京都?だったか、認知症の母親を殺し、自分も死のうとした
息子が死にきれず、判決後、親戚などの援助を受けて滋賀県?で
細々と一人暮らしをしていたが、比較的最近、その本人も自殺したとの内容には
悲しくやりきれない思いを持った。
今後ますます高齢化が進みこのような事件が増えてくるのだろう。
認知症にはなりたくないが・・・明日のことはわからない。