入会に際しては、「募集案内」を良くお読みください。
その内容を理解され、賛同できる方のみ、先へお進み下さい。



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文学修道所『銕龍』募集案内

[初めに]
 この度は、文学修道所『銕龍』に興味をお持ちいただき、ありがとうございます。
 さて、文学修道所は1996年2月に、アマチュアの我々がより良い小説を書くために、技術はもちろん、作家としての精神面まで鍛えようと発足されたものです。まだ小説を仕上げたことのない人から、長年書き続けている人まで、お互いが切磋琢磨し、より良い小説を書くための修業の場として今日まで続いています。

[入会規定]
 私たちは、少しでも良い小説を書くために、会員同士で協力し合おうという意図で集まっています。その人の経験、年齢、性別、ジャンルは問いません。強い向上心を持った人を求めています。
 ここは上達を目指す人の場です。小説を書くことが好きな人が友達を作り、お互いを称え合うための場ではありません。自分自身の努力はし、人の話をきちんと聞き、また人の上達のためのアドバイスをみんなでしていく場です。本当に自分は上手くなりたい、そのための苦労はするという人を求めます。
 強い意志を持った人を求めているので、入会希望者には作品を送ってもらいます。作品を作り上げ、それを人に見せることができる人であるかどうかは重要なポイントになります。それを私たちが読み、会員になってもらうにふさわしいか審査します。

[作品のジャンル]
 先に記したように、基本的には問いません。銕龍のジャンルで良く聞かれるのが、純文学なのかということです。私自身は、その線引きはあまり意味がないと思っていますが、現実問題として純文学系の賞とエンターテイメント系の賞がある以上、分類はされるのでしょう。
 現在の会員の中には、純文学系の賞を狙っている人もいれば、エンターテイメント系の賞を狙っている人もいます。ですから、特にジャンルは指定していません。ただ、今までの経験から、テーマ(書きたいことでもいいです)のない、または作者が真面目に主題に取り組んでいない小説、書きたいことが特にあるわけではない、ファンタジーの世界や自分が好きな世界を書きたいだけの作品は、どうも銕龍に集まっている人々とは合わないようです。もちろんそれはジャンルではありません。SFでもファンタジーでも一向に問題はありませんが、お話だけで人間、自分と少しも向き合おうとしない人はここでお断りします。現在文学修道所で書かれているジャンルは個人で当然違います。自分が一番書きたいことを、一番書きやすい表現で書いてください。

[雑誌]
 機関誌と言うのでしょうか、作品を載せる雑誌は二ヶ月に一度出しています。批評文にする関係(○ページ□行目という指摘がしやすい)と、活字になって始めて見えることもあるので、オンラインではなくあくまで紙にこだわっています。これはコピー誌で、後述する合評会・批評文を目的にしたもので、外に出すためのものではありません。〆切はありますが、必ず投稿しなくてはいけないというものではありません。名前は『文治○年』です。「○」には数字が入ります。毎年増えます。
 ちなみに、作品は奇数月の最終金曜日(がこれまでの〆切でした)から二日後の日曜に間に合うように山田宛に郵送するか、メールに添付してください。間に合わなかった場合は次の号に回します。完成した雑誌は個人宛に山田が郵送します。
 原稿は山田が統一して編集しますが、こだわりがある場合は、希望の書式で印刷します。綴じたときに字が隠れない程度の余白をつくり、読者が読み難くないような書式であれば、ある程度は自由でかまいません。表紙は自由に付けてください。
 おな、小説の長さは問いません。原稿用紙数枚でもいいですし、五百枚位までなら何とかします。
 添付ファイルについての詳しいことは、直接問い合わせください。

[合評会]
 現在、東京周辺のみに限定していた会員を全国に広げた関係で、会員が集まって行うこの合評会は、東京近辺に住む方だけになっています。場所は水道橋の飲み屋で、〆切日の二週間後の金曜日に集まって行ないます。つまり偶数月の第二金曜日になります。

[批評文]
 合評会は義務ではなく、遠方の方など参加できない人がいます。そのため、全作品の批評文を全員に書いてもらいます。これは義務です。
 銕龍は作品の発表ではなく、切磋琢磨が目的ですから、最も重要なのが、この批評文です。批評文では、一般論やお世辞は必要ありませんが、単なる感想だけではなく、一読者の視点、同じ書き手としての視点で、なにが悪かったのか、どうすればより良くなるかというアドバイスをしてあげてください。ただ、指摘が重要なのではなく、なぜそう思ったのかということの方が重要ですから、どんな指摘でもかまいませんが、その理由を書いてください。
 慣れないうちはすぐにはできないと思いますが、個人の勝手な意見でいいので、文句ではなく、こうすれば良くなると思うということを書いてください。一般論はいりません、作者もある個人がどう思ったかを聞きたいはずですから。客観的な批評の目というのは自己の作品にも必要なものなので、人の作品なんかとは言わずに、共に上達するために真剣に取り組んでください。
 歯に絹を着せない発言も出ることがあります。より良くなるためにきついことも言うかもしれません。それを望むところだと思う気持ちも必要です。
 人から意見されるのが苦手な人、自己を守るのに懸命な人はつらいかもしれません。そうかと言ってやみくもに厳しくしているわけでありません。作者を傷つけ、書く意欲を失わせてしまっては、本末転倒だからです。そのバランスは難しいですし、批評される側も意見の取捨選択をしないと混乱してしてしまいますので、自分という基準を持つことも大切になります。
 この批評文は〆切厳守で、未提出者は、提出があるまで配布物が止まるという、事実上の休会になるペナルティーがあります。
 〆切日は原稿〆切から三週間後、つまり、偶数月の第三金曜日から二日後の日曜日、この日に必着です。入会者には、『批評文集』を送りますので、それを参考にしてください。
 なお、各〆切は少し複雑ですが、雑誌の奥付に明記してあります。

[ステップ]
 文学修道所では、より自分の問題点を明確にし、合評会の上でも参考になるように、「ステップ」を設けています。これはあくまで目安であり、作者や作品を縛るものではありません。自分で問題点を見つけ、それに取り組める人は気にしなくてもかまいません。内容も絶対的なものでなく、あくまで、次に小説を書くときに何に気をつければいいのか、この小説では何が問題になったのか、そういうことを分かりやすくするために設けたものです。これは合評会で決めます。

[会費]
 雑誌のコピー代と郵送の費用として、会員の方には会費を頂いています。今のところ会員が安定していますので、月に500円にしています。
 会費は郵便局に振込です。もちろん、郵便書留、為替でもかまいません。原稿と一緒にまとめて送られてもかまいません。合評会や交流会に来られる方は、その時に手渡しています。多くの方はまとめ払いをしています。

[交流会]
 毎月第二金曜日は文学修道所の交流会になっています。場所は合評会と同じ水道橋の飲み屋です。参加の義務はありませんが、参加できる方は参加してください。時間は自由です。19時頃から集まれる人は集まり、それ以降でしたら都合のつく時間でかまいません。初めて来るという方は、お互いの顔も分からないので山田に連絡をしてください。

[人]
 現在メンバーは十三人です。男姓八名、女姓五名です。年齢は二十七歳から六十三歳まで(平均年齢は三十四、五歳です)小説を書く経験が長い人が多いですが、経験のごく浅い人も数人います。

[終わりに]
 文学修道所は、基本的にはプロになることを最終目的にしていません(個人差はあります)。プロになるかならないかは、小説を書き続ける段階での一つの転機に過ぎないと考えています。最終的に自分と一人でも多くの人が、「満足できる小説」を書くために頑張っていただきたいと思います。とりあえず、多くの人の目に触れるためにはプロになるしか今はありません。それならば、プロになるための賞を取れるだけの、そして、その後に賞を取った以上の作品を書き続けることができるだけの力をつけるために、銕龍は力になるでしょうし、皆様の力を求めています。

 質問や疑問などありましたら、何でも気軽に質問してください。
 
 長々とお付き合いありがとうございました。 

文学修道所『銕龍』代表 山田良二



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