プロへのステップ

これは主に批評に使い、個々の作品においてどの程度までできているかの目安にするものです。
段階を付けることに対する意見もありますが、優先してやって欲しいことの順に並べてあります。
※これが完全で、絶対なものだとは思っていません。

※(姿勢)→小説を書く時の作品に対する姿勢 (対読)→読者に対する事柄
(テマ)→テーマに関わる事柄 (必然)→小説の必然性に関わる事柄
(構成)→作品の構成に関わる事柄 (人物)→人物設定に関わる事柄

第一段階
ステップ1
初級(姿勢)
作品から、自分を飾らず、ごまかさない姿勢を持っていることがほぼわかる。
ステップ2
十級(姿勢)
日常においても作者が様々なこと、主に自己に疑問符を持っていることが、作品及び発言から明確にうかがえる。
ステップ3
九級(対読)
丁寧な文章−対読者の意識を持って書いている。
ステップ4
八級(姿勢)
借り物の言葉や、消化していない言葉は使っていない。
ステップ5
七級(テマ)
作者の書きたいことをその作者なりに書き切っている。
ステップ6
六級(対読)
読者が理解できないような物事、セリフがほとんどない。
ステップ7
五級(構成)
矛盾なく、作品をある程度の出来で仕上げている。

第二段階
ステップ1
四級(姿勢)
作者なりの冒険、実験を一つでもしている。 (自己申告)
ステップ2
三級(構成)
それほど飽きさせず、比較的スムーズに最後まで読める。
ステップ3
二級(テマ)
作者の意図した書くべきことが、その作者の力量の中で余すことなくしっかりと書かれている。
ステップ4
一級(構成)
ある程度まで場面場面に説明さを感じさせず、ストーリーの中に必要な説明が溶けこんでいる。
ステップ5
初段(必然)
ストーリー上の主要なポイントに必然性があり、説得力を持っている。
ステップ6
二段(テマ)
読者なりに作者のテーマを感じることができる。
ステップ7
三段(対読)
読者に先を読ませるためのストーリー展開や人物設定がどこかにある。
ステップ8
四段(人物)
主人公の設定と表現がしっかりしていて、人間味が伝わり、共感を持てる。
ステップ9
五段(人物)
全ての人物が作者の思いやりに属する想像力から生まれ、強引な操り人形にはなっていない。

第三段階
ステップ1
六段(対読)
読者を引きつける十分な面白さのあるストーリーがあり、物語だけでも読 む価値を見いだせる。
ステップ2
七段(構成)
その小説に必要のない箇所はほとんどない。
ステップ3
八段(テマ)
作者の問題意識が共感を得るレベルまで高められており、それに普遍性 を持たせることができている 。
ステップ4
九段(構成)
ストーリーと作者のテーマが見事に絡まり合い、1+1が3以上になるよう な相乗効果を持っている。
ステップ5
十段(全体)
感動・共感といった満足感を、好みを別にし、比較的多数の読者が得ることができるような小説に仕上がっている。
ステップ6
名人(全体)
プロとして、その作者にしか書けないオリジナル性を持ち、強い共感性で十分に読者を引き込むことができる。



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