その1

入院中編

入院中思う通りに動かない体で、限られた範囲内でどうやって
快適に過ごすか?という事を色々考えて実践した中でお勧め
だった方法やお勧めグッズをご紹介します。



「ビーズマット」

長期入院、ご自宅での長期療養を経験なさった方
とそのご家族なら良くご存知だと思います。睡眠中
はただ寝ているだけではなく、少しずつ体を動かし
ているものです。手術や怪我等で体が動かせなく
なった時、体の重心が一点に集中してしまい、そこ
が非常に痛くなって苦痛を伴います。私の場合、
術後翌日から尾テイ骨の辺りが猛烈に痛み出し、
寝ている事そのものが苦痛でした。すぐに、祖母が
以前入院していた時に使っていた「ビーズマット」
(我が家にあるのはエバナースのものです、写真
参照)を持って来て貰い、ベッドに敷きました。全然
違います。体にかかる力がビーズによって分散され
るからです。特に日頃から腰が悪い方は、事前に
準備される事をお勧めします。寝られないと回復し
ないんです、本当に。



「布団挟み」

起き上がれる様になるとベッドの上半身部分を起こ
して過ごす事が増えるのですが、それに伴いベッ
ドマットとシーツの間に敷いてあるパッドが足先の
方へ少しずつずれてしわになって来ます。当然寝
心地が良くありません。これを少しでも改善する為
ベッドの頭の所を布団を干す時に落下、ずれを防
止する為の「布団挟み」で留めてみました(写真参
照)。 完全にずれを防止する事は出来ませんでし
たが、ないよりはマシです。私は自宅に昔からある
ものを使いました。恐らく100円ショップでも売ってい
ると思いますのでお勧めします。入院経験がある友
達がお見舞いに病室を訪ねて下さった時にこの布
団挟みのアイディアに同感してました(笑)。


「洗濯物用ピンチ」

リンパ節郭清を受けた場合、術後傷の下から廃液
を溜める為にドレーンの管がつき、その管の先に廃
液用の容器がつくのは皆様ご存知かと思います。
しばらくはそのドレーン&容器が何処へ行くにもおま
けでついて来るのですが、普段はベッドの患部側の
手すりに「ドレーンバッグの紐の輪にバッグ本体を
通す」形でぶらさげられています。しかし、トイレへ
行く等で移動する時にこれをいちいちほどいて外さ
なくてはなりません。面倒です。これも考えて、「洗
濯物用ピンチ」で留めておけば外すのが簡単になる
だろうと思って試しました。大正解(写真左参照)。
いちいち輪を通して外すよりも断然早い!これも自
宅にあったものを使っています。

(著作権の関係で画像は略)

「ぬいぐるみ」
ただの飾りではありません。実用的なお話です。手
術後痰を出して下さい、というお話が手術前にあるの
ですが、枕を抱えて…という方法が紹介されていま
した。しかし枕は大きいもの(体位交換用)は平らで、
そばがらの備え付けのものは小さ過ぎます。片手で
抱きかかえてギュッとするのには赤ちゃん位の大き
さのぬいぐるみが一番都合が良かったです。 私の場
合、たまたまお友達から入院前にお見舞いで頂いた
Miffyのぬいぐるみが思いがけずこの「痰出し」(咳で
すね、要するに)の友となってくれました。わざわざこ
の為にぬいぐるみをお求めになる必要はないと思い
ますが、もしお手元に手頃な大きさのぬいぐるみが
あったら入院のお供になさると宜しいかも。




退院後編

退院後もしばらくは手術側の腕が思う様に動かず不自由です。
リハビリも兼ねて日常生活で動かしていくにしろ、いきなりは
手術前と同じにはいかないのでこういったものがあれば便利。
(以下は画像がなくても分かって頂けると思いますので省略し
ています)




「お風呂用手桶」

日頃からシャワーだけで済ませていらっしゃる方には
有益な情報ではありませんが…我が家では洗面器し
か使っていない為、私の場合患部側の逆になる左手
(私の利き手は右手)だけで湯船からお湯を汲むには
かなりムリがある事が分かりました。妹が「ひしゃくみ
たいなものがあった方がいいんじゃない?」と言うの
で早速入手しました。確かにこれなら左手だけでお湯
が汲め、洗面器程ではないものの それなりのお湯の
量が確保出来ます。これも100円ショップで買えると
思います。

「タオルケット」

手術側の腕を就寝時に高くした方が良い、という事で
普通はここで枕の登場なのですが…病院のベッドは
両側に(体の)落下防止の柵がついているので枕も落
ちません。しかし、自宅のベッドには全くない上に、手
術側の右から上がり降りをする様なレイアウトになっ
ていて、更に私のベッドは室内の他の物の都合(苦
笑)に強引に合わせた幅90cmしかありません。病院
のベッド並みに狭いそのベッド(元々寝返りなんて殆
ど打てない)に腕を上げる為の枕を載せて休むのは不
可能に等しい…翌朝枕が見事に床に落ちているのは
想像に容易い事だからです。あれこれ考えた結果、高
さ的には十分とは言えないものの、 タオルケットを折り
曲げたもの(八つ折りにしたものを縦方向に三つ折り
にすると大き目の枕位になります)を使ってみました。
勿論体はなるべく壁側になる左に寄せて…の事です。
するとどうにか朝迄腕をその折ったタオルケットの上に
置いておけるという事が分かりました。極端に寝相が
悪いという方には余り有効ではないかも知れませんが
枕よりは安定性があると思われます。

「ミニ保冷剤」

放射線照射期間中〜終了後患部を冷やすアイテムと
して、スーパー等で貰える小さな保冷剤が便利。幾つ
か凍らせておいて、ガーゼハンカチにくるんで患部に
当てます。2時間位しかもたないのが難点ですが、昼
寝の間に胸の上に置いておいても重さを余り感じず睡
眠の妨げにならないのは良いと思います。また、冷凍
庫のちょっとした空きスペースに入れておけるのも嬉し
い限り。



その2に続く


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