8DSFB/SWS構造写真
これが8DSFB/SWSの構造写真です。太い中心導体の外に低損失絶縁体、その周囲をフォイル状のアルミ
と導体編組、絶縁外皮が入ります。さらにその上に二重の編組導体シールドを加え、全体を絶縁外皮で
内部をプロテクトしています。外側の二重シールドをうまくグランド処理することにより、同軸ケーブ
ルからの不要輻射やノイズピックアップを軽減し、アンテナ本来の性能を発揮させます。
”正式名 8DSFB−PRO/SWSは
8DSFB/PROの外側に錫メッキ
の網線シールドを2重にかぶせた
スーパーダブルシールド構造の同軸です。
元々 SFB/PROは 規格の厳しいECX
とフジクラのSFAケーブルの良いとこ取りした
もので 切れやすかった銅膜をアルミ膜に
変更したものです、芯線も太めですので思った
よりロスも少なく、性能が良い結果がでています。
同軸外皮の上にさらにシールドをかぶせる事は
良い面ばかりでなく、取り扱い上 注意が必要です、
このような絶縁型のダブルシールドは 過去に
住友電工など各社で作られていますし、考え方の基本は
まだ 米軍で採用している 同軸を地中に埋めて
配線する考えに近いものがあります、この考えは
雷なりなどの 安全確保です、外部雑音除去に対する効果は
低領域周波数において効果的ですが高域周波数では
効果が低くなります、又 VSWRが 高い場合でのハイパワーでは
給電部より見た電圧波腹部でのアース接続は 避けるべきです。
さて、この同軸を使ってどんな効果が 期待出来るのでしょうか、
実際の話 使い方で効果は 大きく変わります。
どこに注意するか、それは 第一に 外皮に漏れる高周波電流を
遮断する為に送信機より20cmぐらい放したところで、必ず
トロイダルコアーやコモンモードのフイルターを入れ、
送信機から出る線は 全て 同様にトロイダルコアーを通して
高周波遮断してください、アースも同様で アースは 2階や3階で
あっても なるべく太い線で良いアースを取ってください、
アースは 非常に重要です、ここをおこたると効果は期待できません。
トロイダルコアーや鉄片は どんな物でも多少の効果はありますが、なるべく
ハイパワーの高周波に絶える物を利用してください。
当社 お勧めコアー(10個 3000円 送500円)の場合、
合計30個ぐらい使用してください。
外シールドをどこにもつながずにおくと内シールドとの分布容量で
なんの効果も起こりません、さてこの様にきちんと高周波的に
送・受信機を中点に持っていって初めてシールドを大地に
電気的アース接続する事により効果が発揮されます、効果がない場合は
どこかで高周波が漏れていると判断してください これは逆をいえば
受信妨害も受ける結果とります、電源からのビルノイズやモーターからのノイズの
低域周波数に効きます。
8DSFB/SWは 簡略名です、5D2V系の物と比べるとロスは
断然少なく 実際には 10DFB又存在しませんが 11D2Vとほぼ
同じです特性です、5D2Vは 特性的に 存在しませんが 3.5DFBや
1.5SFA/Bと同じレベルで実用上ロスも多く明らかに受信感度差が
感じとれます、28Mhzで20mや30mでのパワーロスを実測して見ると
わかります、かと言って10DSFBや 12DSFAに2重外皮を付けると
かなり太いものになってしまい取り扱いに苦慮します。
要望があれば作りますが 8DSFBーPRO/SWSで十分でしょう、是非
お試しください。
短縮率は87%と非常に高効率です。
スパーク電波工業
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