● 私の教育論

 

 先日、政治家の何人かが

教育に関する議論をする番組がありました。

そこでの出演者達は、どうだったかといいますと、

他人の話は聞かないは、逆に

自分の意見は強い口調で押しつけようとするは・・・。

 

 数日後、また、別の教育に関する討論番組を

ちらりと観ました。

こちらは、一人が話をしたときに

周りは聞く姿勢を見せていたので、

それは素晴らしかったのですが、

ただ、正直、討論なんだか、

自慢話なんだか良く分かりませんでした。

また、そもそも議論の前提として、

教育が目指すものは何かを

はっきりさせてからにして欲しかったです。

せっかく、タイトルで「あなたが子供にのぞむもの」だか

なんだかとあったんですから・・・。

 

 はっきりいって、討論というものをできない私たちが

教育論を展開するのは、愚の骨頂なんでしょうね・・・。

 でも、そんなこといったら、誰も教育論を語っては

いけないことになってしまうでしょうね・・・。

 これでは、話が進まないので、いよいよ本題にはいりまして、

そのそもそも教育の目的って何なんでしょうか・・・。

 

教育関係の方は

「教育とは何か?」を

根本から考えたことがあるんですか?

つまり、

教育論はちゃんとツリー構造になっているのですか?

対立利益の調和という視点があるのですか?

そういうのがない奴らが教育論をえらそうに言ったり

その場の思いつきのようなカリキュラムをつくるから

変になるんですよ。

 

こんなんだったら、

親がなくとも子は育つというより、

親や先生がいない方が子は育つってもんです!

まず、教育とは何ですか!愛ですか?

それではあまりにも抽象的です!!

原始時代から考えてみましょうか?

彼らは子孫が生きながらえるために

狩りの仕方、稲の作り方、を教えました。

今の時代なら、政治、経済、法律、医学、

倫理、宗教、世界情勢・・・

どれぐらい教育をしているんですか?

 

まず、教育は、第一に生きていくために

必要な物を伝えることでしょう?

政治、経済、法律と国語、数学、社会と

どういう関係なのですか?

数学、算数が出来なきゃ経済も分からないです。

どうするのです?

1+1からやるしかないでしょう?

 

ただ、今は原始時代とはちょっと違います。

上のパンのための学問の他にも

人間には知の喜びがあります。

哲学、社会学、文化学、芸能学、恋愛学、

運動学・・・どれくらい教育しているんですか?

何のために運動会だとか学芸会だとか展覧会

があるんですか!

お勉強の優秀者と同じように評価してやっているんですか?

 

まず、学歴・受験競争、何が悪いんです!

日本は社会主義ではなく自由主義の国にしたんでしょう?

自由主義は弱肉強食です!

そうだと、他人を思いやれない子になる?

すくなくとも最大の競争相手は、自分自身のハズです!

 

しかし、日本は福祉主義でもありますよね。

憲法25条なんかがあります。

どういうことか?

落ちこぼれた人が出たら、ゆとり教育で

サポートしてあげればいいんじゃないんですか?

問題なのは、受験戦争とゆとり教育という、

自由主義と福祉主義とのバランスをどう計るかです!

 

詰め込み教育?何が悪いんですか!

掛け算を覚えないで数学ができるんですか!

掛け算の理論をいっしょに考え、その上で

暗記すればよいではないでしょうか!

問題は、暗記と理解、この対立利益の

どこにバランスを置くかなのではないでしょうか!

 

いや、ちょっと違う・・・。

数学の問題集の答えを暗記する人はいないでしょう?

3(2)答え4・・・。何の問題だよ!

答えを覚えるのではなく、その理由付けを覚えます。

そうすれば応用が利くでしょう。

応用が利けば勉強は楽しい!

そうだ!

問題は何をするか?じゃなくて、どうするか?です!

そもそも子供に知の喜びを知らせています?

 

は〜、すっきりしました。ありがとうございました。

私は幼少時代・・・今も・・・落ちこぼれなものでね・・・。

えらそうなことは言えません。

ごめんなさい。

 

今までの話は全部ウソです。

とにかく、世の中の人たちが他人を殺さないで

自殺もしない子になってくれれば

それで良いです・・・。

 

先日の昼ドラ「ピュア・ラブ2」の

ろうしサンのお言葉、心に響きました。

今の親は子供に幸せになって欲しいと願う。

しかし、昔の親は子供に

他人に好かれるような人になって欲しい

社会に役に立つような人になって欲しい。

社会に役に立とうとする人間は本当の幸せを知る。

それに対し、ただ自分の幸せを求める人は

他人の迷惑を顧みない・・・。

それが今の社会ではないか・・・。

 

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