●理論とは理論的には何か?

 

 理論とは何かを理論的に考えてみました。

 例えば、ディスカッションのお題で

「高等学校を義務教育化することの是非」

というのをやるとします。

昔、何かの機会で実際にやったんですけど、

多くの人の意見はこんな感じ。

「高校に行くのが当たり前になっているから・・・」

「高校に行きたくても行けない子はかわいそう・・・」

こんなの感情論で理論でもなんでもないですよね?

それでは、どう言ったらよいのか?

「まず、義務教育とは何かを考えましょうよ。

次に高等学校とは何かを考えましょうよ。」

まず、分析です。

それは同時にツリー構造でいうと幹に戻ることで、

当事者の利益から極端にがんがえましょう。

そうすると、完全肯定か完全否定の立場が分かります。

それから、評価です。

自分は、どちらの方向に傾いているのか。

そして、それを考えるにあたっては、

両者が同じ趣旨にあれば肯定の方向へ

それが違うのであれば否定の方向へということが言えます。

ただ、全面肯定・否定はしないでしょうから

折衷的に考えるのが現実的です。

それには、類型論、原則-修正型などがあるでしょう。

仮に原則-修正型を取ると、原則肯定するとしても

異なる点があれば修正するという方式です。

幹からの帰結ですから説得的です。。

これが理論ではないでしょうか?

 

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