●少年法廃止案?
少年法が改正されたらしいですね。
妥協の産物だか、乾物だか知りませんが、
なんだかややこしくて
よく分からないシステムですね。
危険なこと言いますけど、
少年法改正なんて中途半端なこと
をやらないで、
いっそ廃止にしたらどうでしょうね。
考えてみましょう、
そもそも、少年法が何であるか?
よくわからないですけど、
私には以下の理由があると思います。
それは、理性人である大人が
未熟な子供の失敗に寛容でいるということ
でしょう。
ただ、実際は、
少年を甘やかすことによって、
大人自身もそこに甘えていた気がします。
つまり、少年を罰しないことにより、
そのような子供が出来る社会を作った
自分たち大人をも罰しないのではないでしょうか?
そして、この甘えを理性という言葉で
隠している。
まぁ、前者であるとして、
現状は、
被害者の方は感情的になるのはわかります
(実際に当事者になってみないと
本当はわかりえません)が、
それ以外の大人は、
少年犯罪が増加しているとのことから
(実際はどうなんでしょうかね?)
また、少年になめられていると憤慨し、
理性などぶっとんで感情的になっている。
さらに、最近の少年犯罪は残酷だから
厳罰化すべきだという
(これについては、ちょっと問題が・・・。
だいたい、不処罰理由である
責任能力がないというのは、
残酷なことを平気でできるってことでしょう?)。
このように、
大人は、理性的ではないし、
子供は責任能力がないのに、
少年法の適用では甘すぎると言われる。
これでも、まだ少年法って必要なんですかね〜。
ここまで言っておきながら、
私は少年法は必要であると思っています。
理由は、人間は、特に、若者は、
誰でも犯罪を犯しうる存在だということです。
私も、子供の頃はいろいろ「悪いこと」を
しました・・・。だから・・・という甘えですよ。
少年法の改正すべき所は年齢の部分ではなく、
他にあると思います(調布事件についてのものを読む限り)。
そして、少年法改正よりもやらなければならないのは、
再犯防止のためのアフターケアーでしょう。
また、被害者の保護制度についてさらなるものが必要でしょう。
加害者である少年の保護を下げることにより、
相対的に被害者の保護があがるのではなく、
絶対的に被害者の保護を拡充する。
私は、身近な人が少年に殺められた
ということがないので、
こういうことが平気で言えるのでしょうね。
ただ、ここで私が申し上げたいのは、
少年法が必要か不要か改正か、
その前にその存在自体を見つめ直す必要が
あるのではないでしょうか?
なぜ少年法があるのか?