《吾》

あ行

【怒り】

・怒りは一時の狂気である。だからこの感情を抑えなければ、怒りが諸君をとって押さえることになる。

ホウチウス

 

・怒れる時は十度数えよ。怒り更に甚だしくば百度数えよ。

ジェファーソン

 

・怒りは無謀を以て始まり後悔を以て終わる。

ピタゴラス

 

【惟う】

・われ惟う、故にわれあり。

デカルト

 

か行

【悲しみ】

・純粋で完全な悲しみは、純粋で完全な喜びと同様、不可能なものである。

トルストイ

 

・目がまわれば逆にまわれば直る。死ぬ程の悲しみは別の悲しみで癒る。

シェークスピア

 

【感謝】

・感謝は当然支払わるべき義務である。しかしだれもそれを期待する権利をもっていない義務である。

J・J・ルソー

 

【寛容】

・寛容について語ることは不寛容である。この言葉よ辞書より去れ。

ミラボー

 

・人もし汝の右の頬をうたば、左をも向けよ。

『新約聖書』

 

・寛容になるためには年をとりさへすればよい。人が過失を犯すのを見ると、私もかつて犯した過失ばかりである。

ゲーテ

 

【苦痛】

・千の歓喜も一の苦痛に如かず。

ミケランジェロ

 

・心頭を滅却すれば火も亦涼し。

快川(かいせん)紹喜禅師

 

・避寒をしたり避暑をしたりする人は、漸次寒暑に対する抵抗力を失って、寒暑に対してそれだけ弱い人になるであろう。すなわち苦しみを避けることによって、苦しみを迎える結果を得るであろう。

ガンジー

 

【経験】

・真の知識は経験あるのみ。

ゲーテ

 

・経験は最良の教師である。ただし授業料が高すぎる。

カーライル

 

・人間が賢いのはその経験に応じてではない、経験に対する能力に応じてである。

バーナード・ショー

 

【決断】

・骰子(さい)は投げられたり。

シーザー

 

【行為】

・人生の目的は行為にして思想にあらず。

カーライル

 

・最大多数の最大幸福を得る行動が最良である。

ハッチスン

 

【後悔】

・我事において後悔せず。

宮本武蔵

 

・幻想は短く、後悔は長い。

シラー

 

【傲慢】

・傲慢は知恵の妨害物である。

バイロン

 

【心】

・心は天国を作り、また地獄を作る。

ミルトン

 

・大海よりもなお壮大なものは大空である。大空よりもなお壮大なものは人心である。

ユーゴー

 

【克己】

・克己は勝利の最大なるものなり。

プラトン

 

【孤独】

・私が孤独でいるとき、私は最も孤独ではない。

キケロ

 

・孤独で生きよ!これは言うにやさしい言葉だが、実際にやってみるには極めて難しく、限りなく難しいことなのだ。

シャーミッソー

 

・孤独が怖ければ結婚するな。

チェホフ

 

・われわれの一切の悪は、独りでいることができないところから生じる。

ラ・ブリュイエール

 

さ行

【実行】

・知って行わざるは知らざるに同じ。

貝原益軒

 

・これを言うことは易く、これを行うことは難し。

『新序』

 

【自分】

・天上天下唯我独尊。(宇宙の中で自分がひとり尊い)

釈迦

 

・汝自身を知れ。

ソクラテス

 

・わが実力の不十分なることを知ることこそ、わが実力の充分なれ。

アウグスチヌス

 

・自分自身に対して賢明である事より、他人に対して賢明であることの方がもっとやさしい。

ラ・ロシュフコー

 

【羞恥心】

・羞恥心はすべての人にまことにふさわしいものである。しかしそれを克服するすべを、そしてそれを決して失わないすべを心得ておかねばならない。

モンテスキュー

 

【知る】

・之を知るを之を知るとなせ。知らざるを知らずとなせ。これを知れるなり。

『論語』

 

・物を知るにはこれを愛せねばならぬ。物を愛するにはこれを知らねばならぬ。

西田幾太郎

 

【善行】

・私の知っている最大の喜びは、ひそかに良い行いをしてそれが偶然発見されることである。

ラム『故エリヤの座談』

 

・陰徳を施せ、そしてそれが名声を博したら赤面せよ。

ポープ『風刺詩集』

 

・人に施したる利益を記憶するなかれ。人より受けたる恩恵を忘れるなかれ。

バイロン

 

【戦略】

・彼を知り己を知れば、百銭あやうからず。

『孫子』

 

・禍は敵を軽んずるより大はなし。

『老子』

 

・戦いは最後の5分間にあり。

ナポレオン

 

た行

【大志】

・少年よ大志を抱け。

クラーク

 

【楽しみ】

・楽しみを期待するのもまた1つの楽しみである。

レッシング

 

【断行】

・できる事でもできぬと思えばできぬ。できぬと見えてもできると信ずるがためにできる事がある。

三宅雪嶺

 

・為せば成る為さねば成らぬ成る業を成らぬと捨つる人のはかなき

武田信玄

 

・天は自ら助くる者を助く。

スマイルス

【知識】

・知は愛なり。

プラトン

 

・知はいつも情に一杯食わされる。

ラ・ロシュフコー

 

・知識なくして正直なるは薄弱にして用をなさず。正直ならずして知識あるは危険にして恐るべし。

サミュエル・ジョンソン

 

な行

【忍耐】

・汝の心の庭に忍耐を植えよ、その根は苦しくともその実は甘し。

ジェーン・オースチン

 

・忍耐をもつことのできる人は、ほしいものを手にいれることができる。

フランクリン

 

・物事には限度があって、我慢が美徳でなくなるときがある。

エドマンド・バーグ

は行

【反省】

・狐はわが身をとがめずして罠を責める。

ブレーク

 

【不満】

・不満こそ人間の或いは民族のための第1歩である。

ワイルド

 

・もし汝のもてるところのものに不満足であるならば、全世界を得るとも不満足であろう。

セネカ

 

ま行

【満足】

・君の路を行きつくとよき満足がある。しかしはじめに満足する者は先へ進まない。

リュッケルト

 

【無知】

・私が知っている一切は私が何も知らないということである。

ソクラテス

 

・悪と知って悪をするのは、知らずに悪をするのに優る。――悪とは無知のことである。

ソクラテス

 

【模範】

・他山の石、以て玉を磨くべし。

『詩経』

 

や行

【勇気】

・勇気のある人間は自分自身のことは1番おしまいに考えるものだ。

シラー

 

・学問は脳、仕事は腕、身を動かすは足である。しかしいやしくも大成を期せんには先ずこれらすべての統(す)ぶる意志の大なる力がいる、これは勇気である。

大熊重信

 

・勇気を修養するものは、進むほうの勇ばかりではなく、退いて守る力の沈勇もまたこれを養うよう心掛けねばならぬ。両者がそろって真の勇気が成る。

新渡戸稲造

 

・恐れを知って、しかもそれを恐れざる者こそ真の大勇者なり。

ウェリントン

 

【誘惑】

・悪魔は我々を誘惑しない、彼を誘惑するのは我々である。

ジョージ・エリオット

 

・私は誘惑以外のものなら何でも抵抗できる。

ワイルド『ウィンダミア婦人の扇』

 

【欲望】

・汝の欲する所をなせ。

ラブレー『ガルカンチュア物語』

 

ら行

【理性】

・同じように危険な行き過ぎが2つある。理性を直ちに否定することと、理性の他は何も認めないこと。

パスカル

 

【理想】

・理想はわれわれ自身の中にある。同時に、その達成に対するもろもろの障害もまた、われわれ自身の中にある。

カーライル

 

【良心】

・おお、おのれ、良心の臆病者め、又おれを苦しめやがるか!

シェークスピア『リチャードV世』

 

・天知る地知る我知る汝知る。

楊震

 

わ行

 

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