●用意シュートー・サッカー番外編1

  日本サッカー会の「現実」

 

「日本サッカーは強くなったのか?」

という質問があります。

しかし、私の答えは「ノー」です。

少なくとも、日本サッカーは強くなったとしても、

しかし、世界はもっと強くなっています。

だから、答えはノーに等しいです。

それではなぜ、日本サッカーが強くなりきれないか

を考えてみます。

 

その1。勝利と楽しむとの関係について、

勝利を得るためには楽しむことを犠牲にしようと

する人がいませんか?

確かに、サッカーはスポーツです。

スポーツで大切なことは勝つことです。

しかし、勝つことだけを考えていると

全てが結果論になる。

過程が見えてこなくなる。

そして、すぐに息切れしますよ?

逆に楽しさを側面に置いておけば

カベにぶつかったって

それに立ち向かえられる。

「楽しく勝つこと」を最大の目標にしませんか?

 

その2。フォア・ザ・チームよりも自己顕示のために

サッカーをしている人がいませんか?

少なくとも自分のプライドを後生大事に持っている人。

そんな下手なプライドのために自信だけが先行し、

自己の成長を止め、周りを評価することを否定する。

自分のことは棚の上に上げていることを

自覚せずに他人事のように物事を言う。

そんなプライドは邪魔だから捨ててしまえ!

分からないなら分からないと言ってみませんか?

 

その3。しっかりとした具体的な理想を持っていますか?

このチームはどういうサッカーをしたいんですか?

私には分かりません。

部分的な戦術は言うが

それがどこにつながるのかわからない。

まさに木を見て森を見ず。

私が普段、意見をするのには理由を付けろ!と

言っているのはこういう意味です。

発狂したくなるくらいサッカーを考え抜いてみませんか?

 

その4。しっかり目を見開いて現実を見てますか?

逆に理想ばかり見ていては現実に対して悲観的になる。

富士山の3合目にいる人間が8合目にいると錯覚すれば

もどかしさが出るのは当然。

しかし、現実の階段をしっかり踏みしめてあがれば

成長の過程が手にとるように分かるから

もどかしさなんて起こるわけがない。

 

その5。しっかり話し合いをしていますか?

サッカーの技術、戦術、哲学は究極的には

世界共通であると錯覚してません?

それなのに何かをコーチングをするなんて

はっきり言えばナンセンス!

情報提供することが限度。

それなのに無理やり

発言をしようと思えば「〜するな!」になる。

とりあえず、皆さんのサッカーの理想論を

衝き合せて見ませんか?

 

これらは、プロに限らず

草サッカーチームの人や

小学生、中学生にも言えることです。

サッカーが本当に上手くなりたい人は

ぜひ、一度真剣に考えて欲しいものです。

 

以上

 

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