●用意シュ〜ト〜・サッカー17
「ドリブル」
ドリブルは
ボールを体を使って動かすことである。
そして、シュートやパスなど
をするための手段にすぎない。
しかし、ドリブルはサッカーの
醍醐味の1つである。
特に、パスをつなぐ現代サッカーにおいては、
1つのアクセントとして重要な武器として
見られるからである。
それでは理論的にはドリブルは
どのように行うのかを考える。
まず、例によって例のごとく、
大原則から考える。
得点を取るための必要かつ十分条件としては、
@できる限り1対0(フリー)の場面で
Aより相手ゴールに近い位置へ行き(ゴールライン)
B可能な限りゴールの枠内へ行き(ゴール中央)
C可能な限り静止した状態で
D可能な限り静止したボールを
Eシュートする
ことである。
ドリブルはC・Dを犠牲にして
@〜B、Eをする手段の1つである。
したがって、原則としてドリブルは
しっかりボールと自己を動かすことが理想となる。
そのためには、
体のスピードにボールを付いて来させるように、
ボールのスピードに体が付いて行けるようにする
ことが必要である。
また、スペースがある場合は、
スピードを生かすために大きめに蹴り、
逆に、ディフェンスがいる場合は
ボールを取られないようにタッチ数を増やす
ことも重要である。
より具体的に理論化する。
まず、先述のとおり、ドリブルは
Eシュート(パス等)をするために行う。
したがって、そのためにドリブルは
ただボールを動かせばよいのではなく、
次のシュート(パス)をしやすい位置
に置かなければならない。
理論的には中心から蹴る足側45度に
置くこととされる。
また、
C可能な限り静止した状態で
D可能な限り静止したボールを持つこととの
対比、いわゆる緩急も必要となる。
また、
B可能な限りゴール中央に行くドリブルは、
相手とボールとの間に体を入れることである。
例えば、左から中央に行きたいのであれば
左足で相手の侵入を阻み
右足でドリブルをすることである。
さらに、
Aより相手ゴールに近い位置へ行くドリブルは、
相手との間合いを意識しなければならない。
また、縦の動きよりも
その前の横に動くフェイントが必要となる。
そして、@できる限り1対0(フリー)
にするドリブルは、
上記のものと先述の「ボールキープ」とを
組み合わせることである。
以上の視点を踏まえた上で
パスと組み合わせて
要所要所で大胆なドリブルを
行うのも面白い。
ドリブラーは世界を魅了する。
以上