●用意シュ〜ト〜・サッカー18

「パス」

 

パスは

出し手から受け手にボールを渡すことである。

そして、シュートや次のパスなど

をするための手段にすぎない。

 

しかし、パスは攻撃を組み立てる

重要な要素の1つである。

特に、スピード化した現代サッカー

においては、パスをつなぐことが

主流となっている。

 

それでは理論的にはパスは

どのように行うのかを考える。

  

まず、出し手は、得点を取るために

より良い条件を持つ受け手を探すこと

から始まる。

それは、例によって例のごとく、

@できる限り1対0(フリー)の場面で

Aより相手ゴールに近い位置へ行き(ゴールライン)

B可能な限りゴールの枠内へ行き(ゴール中央)

C可能な限り静止した状態で

D可能な限り静止したボールを

Eシュート(次のパス)をできる者

のことである。

 

なお、 

@できる限りフリーを作るパスは

スペースにボールを出してボールを追わせる

ことがである。

これに対比されるのが、くさびである。

Aより相手ゴールに近い位置へのパスは

やはりキラーパスが挙げられる。

これとの対比がショートパスであろう。

B可能な限りゴール中央へのパスは

センタリングという。

これの対比が、いわゆる散らすパスである。

C可能な限り静止した状態にするパスは

足元へのパスである。

これと対比させるのがスペースへのパスである。

D可能な限り静止したボールにするには

チップキックなどがあげられる。

反対はインステップキックか?

 

さて、パサーは、原則として

しっかりとしたパスを受け手の足元か

スペースかに出すことが理想である。

そして、そのためには、

@できる限りフリーの場面で

Aより受け手に近い位置へ行き

B可能な限り受け手と縦のラインに行き

C可能な限り静止した状態で

D可能な限り静止したボールを

Eしっかりしたフォームで

蹴ることが必要となる。

そのためには、

フリーランニング、トラップ、ドリブルなど

が必要である。

 

@できる限りフリーの場面にすれば

パスは容易である。

逆に、出し手がフリーでない場合は、

そこの網さえ抜ければチャンスにはなる。

しかし、安全性を考えた場合は、

ボールを後ろに戻して次のプレーを考える、

つまり、

受け手に次のパスの出し手になってもらう

べきであろう。

 

Aより受け手に近い位置へ行くことも

パスが容易になる。

逆に、受け手から遠い位置にいるときは

パスが通ればチャンスにはなる。

しかし、確実性を考えた場合は、

自分に近い者にパスを出し、

さらにその者からのパスを

自分が受けるべきである

(ショートパス)。

 

B可能な限り受け手と縦のラインに行くこと

もパスが容易になる。

逆に、受け手と出し手が斜めに位置するときは

パスが通ればチャンスにはなる。

しかし、確実性を考えた場合は、

自分が横にドリブルをし縦にパス

(キラーパス)をするべきである。

 

C可能な限り静止した状態でも

D可能な限り静止したボールでも

パスが容易になる。

逆に、動いた状態であるときは

パスが通ればチャンスにはなる。

しかし、確実性を考えた場合は、

しっかりと体とボールを止める

べきである。

 

つまり、

ショートパスを行う場合は、

相手の足元に出す。

その代わり

自分はパスを出したら、

あるいは、出すと同時に

ランニングをする

(パス・アンド・ゴー)。

一方、

ラストパスを行う場合は、

スペースに丁寧に出すことを

先決とする。

そのためパスの後の

ランニングは可能であれば

行わない。

 

以上のことよりも何よりも

Eしっかりしたフォームでのパスは、

1番重要なことである。

理想としては体全体、

最低限でも足首の固定の仕方だけでも

普段のフォームでパスをすることが

得点へとつながる。

 

現代サッカーでは、

パサーはチームの中心選手である。

 

以上

 

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