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Hirotada Matsuba
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不思議な国に行って来ました。
松場宏忠
迷い込んだ街は霞のかかった、誰もが訪れ、誰もいない街
扉が沢山あって、いろんな人が入ってきて、違う扉に消えていく。
同じ扉には決して戻れないのだという。
わたしは迷い込んでしまったためにしばし滞在を許された。
しかし、私はあの扉には近づかない。
あの扉をくぐる時は、あの扉のどれかから出てきた方がいいと思うから。
そうしないと本当に帰るところが無くなるような気がするから。
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