南イタリア旅行 6日目

 9月5日(木)
 朝天気は、快晴ではないですが、時々太陽が顔出しています。アマルフィーのホテルから、また海岸沿いの曲がりくねった道を通り、バスでポンペイを目指します。午前10時ころポンペイ到着。ポンペイはナポリ西側、バスで約1時間の所にあります。西暦79年ヴェスビオ火山の噴火により、火山灰などで約6m埋もれて、1700年当時のナポリ王ブルボン家の援助により、発掘開始されているとのことです(まだ三分の一ぐらい発掘されていない所もあります)。2000年前のローマ人の日常生活が、残されている唯一の遺跡だそうです。遺跡の中、相変わらずすごい人、人です。建物以外の壺、彫像などは、ナポリの考古学博物館に保存されているようです。ここポンペイには、外壁が残されているのみです。当時約3万人がすんでいたとのこと、一軒、一軒の区切りがはっきりしています。政治の区域、神殿、市場など、役割もはっきりしていたようです。市場の所に、有機物(人)が溶けて空間になった火山灰の所に、石膏を入れて固めて出てきたいうヒト型がありました。苦痛にゆがんだ人相まで、見て取れます。娯楽も、競技場、浴場などがあり、現在の生活となんら変わりないというのが印象です。2000年も経っても変わりない生活? 医学、科学などが発展しても、生活はあまり変わりないのかもしれません。2時間ぐらい歩き 最後に秘儀の家(ポンペイ色といわれる赤い漆喰が残っている)をみて、午前の観光は終了です。バスでナポリに戻り、昼食です。ピザ屋さんなのですが、私たちの食事は、モッツァレラチーズ(これはおしかったけど)と、タコのトマトチーズの煮込みです。隣で食べているピザのおいしそうにみえること・・。物足りない昼食の後、ナポリ考古学博物館に。ここには、ポンペイに埋もれていた彫像、日用道具などがおいてありました。ますます、当時の日常生活は、現在の生活とあまり変わりないものだったと実感しました。メス、ピンセットなど医学道具まであり、医療もかなり発展していたようです。ここでも2時間ぐらい歩き、かなり疲れもたまってきました。ヌォーボ城、サンタルチア港など車窓からのナポリ観光も飽きてきて、5時頃ホテル着。ホテルは、ホリディ・インホテルで、高層ビル群の一つの建物でした。ビジネスホテルですが、近代的で、インターネットにも接続でき、日本語のTV放送もみられ、日本の首相が替わったことも、ようやくわかりました。少し休んでから、ナポリ市内に夕食に。待望のビッザの夕食です。ピッザが出てくるまで1時間30分もかかりましたが、本場のピッザやはりおいしかった。

 七日目に続く
 南イタリア旅行トップに戻る

ヴェスヴィオ火山を背景にしたポンペイの街 ポンペイの街の石畳の道
円形劇場 石膏で型取られた埋もれたヒト型
ナポリ考古学博物館のあった手術道具 有名なポンペイのパン屋さんの夫婦の絵