TOP >> 広島の橋 >> 相生橋(あいおいばし) 中区
 

本川(旧太田川)にかかる橋で、長さ123.35m,幅40m。国道54号と電車軌道が走る。現橋は昭和58年のプレートガーター橋。市内中心部の本川と元安川の分岐点にかかるT字橋。原爆投下の目標とされた。東に原爆ドーム・南に平和公園がある。昔は、慈善寺鼻を支柱に平行の橋が有り、H状の橋だった。相生橋は、2つの橋が仲睦まじく並ぶ相生の松になぞらえて命名された。現在は、平和公園たもとに、各地の相生の松が植えられている。

相生橋1
平和公園から望む(右は商工会議所)2001/12/24)
相生橋2
原爆ドーム側から望む(T字橋)2001/12/24)
相生橋3
東側から望む(2001/12/24)
相生橋4
東側たもとの碑(2001/12/24)
旧相生橋は、昭和7年に仮設された全国でも珍しいT字形をした橋です。昭和20年8月の原子爆弾の爆発に目標となったともいわれます。この原子爆弾の爆発により、相生橋は、強い爆風をうけ、その爆圧は、通常橋にかかる荷重の15倍に当たる1平方メートル当たり7トンを受けたとされています。このような瞬間的に強い爆圧を受けた相生橋は、板バネのように大きく曲がり、又跳ね返るような動きを繰り返し、同時にコンクリート床板は、宙に浮き上がりました。幸い落橋を免れましたので修理して被爆後、約35年間使用されてきましたが、老朽化のため昭和58年10月に現在の橋に架け替えられました。新しい親柱の橋名は、前衆議院議長の灘尾弘吉先生の揮毫によるものです。



その他参考:続がんす横丁p151-