その2

最近のコピー機はかなり性能が良くなりました。
昔は100枚もコピーするとコピー機のドラムが焼けて色が薄くなるので
何件かのコンビニをはしごして作業を行った事もあります。
また、一枚コピーするのに時間がかかるので
2〜3時間コピーをしてるのが恒例だった事もあります。
更に、手差しが禁止な上に両面コピーが出来ない機種で
トレーを開けて片面コピーした用紙をぶち込んで
強引に両面印刷をした事もあります。

今は機種によっては手差しや両面コピーが可能な上に
スピードも速く、場所によっては1枚5円でコピーする事も出来ます。
本当に良い時代になりましたね...と、
そろそろ本文に入りましょう。


まず製本の前に面付け作業があります。
私の場合これを4枚1セットで行います。
1枚目と4枚目が対、2枚目と3枚目が対になります。

これを作成した上で両面コピーして
2ページ目と3ページ目の間を谷折りにすれば
1〜4ページ分のコピーが終了します。
この要領で他のページもコピーします。

また、基本的に本文の枚数は4の倍数が基本ですが
2ページ分足りないという事が多々あります。
その時はその2ページだけで両面印刷をして
中央部分で裁断して下さい。
そうすれば2ページ分の両面印刷が可能な上に、
そのページだけはコピー枚数を1/2に減らす事が出来ます。

面付けした原稿用紙は、別な紙(台紙)に貼り付けても良いかと思います。
(テープで貼り付ける部分はどうしてもコピー機の熱で反ってしまいます)
私は先にコピーする方に1−A
後にコピーする方に1-Bと記述して
乱丁や逆さにコピーするなどのミスを極力防ぐ努力をしてます。

補足:基本4枚1セットの単位でコピーを行いますので
2枚くっつけた片方を1-A、もう片方を1-Bにしてます。
そして次の4枚1セットは必然的に2-Aと2-Bになります。
この数字の付け方は一例ですので
お好きな付け方をして下さい。

これをしてますと、コピー現場で素早いコピー作業が出来ます。
小説ならまだしも、エロい絵を出しながらモタモタしてると
「変態だ!」と言われる事確実です。
室外での作業は「
確実に素早く隠密に」が鉄則ですよ。

コピーの場合、枚数を多くしても
一冊辺りの単価は安くなりませんので
出来るだけコピーミスを少なくする事に努めて下さい。
仕事では無いのですから、段取りは幾ら時間をかけても平気なのです。


そしてそれを元にコピーしてきた紙を
根気よく一枚ずつ折ります。
上手に折る為には、箱等の内側の角を使うのも良いでしょうし
直角が出る道具を作っても良いかも知れません。
ここでいい加減に折ると、後々鳴きを見ることになるのは
コピー本を作った経験がある方でしたらよく判る筈ですね。

折り終わったら、各ページ事に並べて
最初(もしくは最後)から一枚ずつ取っていきます。
コピー枚数がぴったりなら
最後に全てのページが綺麗に無くなります。
もしコピー枚数に間違いが無いのに、紙が残っている場合は
乱丁等を疑って下さい。


ホチキス止めの前に、一度
スプーン等で押して折り目を出来るだけ潰して下さい。
これは枚数が多い程有効です。
その後紙のずれ等を出来るだけ無くした上で、
ホチキスを使用する際のずれを極力抑える為に
左右に
洗濯ばさみを使って押さえます。

ホチキスは真ん中に一回、その後紙を反対にして左右にそれぞれ一回押します。
こうする事で、紙のずれやゆがみを最小限に押さえる事が出来ます。
(ホチキス片側からだけで作業すると、本が微妙にゆがむのよね)


本文の作業が終了しましたら、次は表紙の背表紙作りです。
大体の目安で構いませんから
画像のような感じで
自分の本の厚さに見合う量を確保しましょう。
これを確保しないと
表紙と本文をくっつける際に苦労する事になります。

本の顔である表紙に
ホチキスで傷を付けないというのが
私のコピー本の売りだったりしますよ。

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