前回作品「背徳な戯れ」のアナザーストーリーとなる、通算１９冊目のハマーン本です。前作でアムロとハマーンを絡ませてストーリーを組み立てて見たのですが、１８禁シーンとは別にこの二人がＭＳで戦うシーンが見たくなってしまった私が、一体どのような戦いになるかを想像しながら話を組み立ててみました。

　ただ、あくまでもＺＺのストーリーから破綻しないというのが前提ですから、ディジェとキュベレイを戦わせる訳にもいかず、かと言って初代ガンダムに今更乗せて戦うには．．．と、試行錯誤した結果、二人をゲームセンターでの模擬戦闘で戦わせる事にした次第です。もちろん、それだけではページが埋まりませんし、話の流れ的にも面白くないので、二人が肌を重ねるシーンを加えてみました。

　ただ、この本に関しては、いつもと同じ体裁で作成していますが、コミケで落選している上に、委託も無い状況での制作でしたので、初版は全部身内に配布して終了となりました。その為、タイトルには「幻の」を久しぶりに付けましたし、次も落選しましたので、実際にブースにて販売したのはそれから一年後の事でした。

　でも、その時、その話を書きたくて、そして自分が読みたくて作ったお話ですし、表紙もそっちの才能があるのでしたらフィギュアにしたい位気に入ってるイラストです。描き（書き）たい時に、その想いを一気にぶちまけて作り上げるからこそ、私は自分の作品を何年経っても好きでい続けられるのかも知れません。

　そんな自分は、本当に幸せ者です。